ビジネスでは『とても』を言い換えるべき? 詳しい使い方や例文も紹介
公開: 更新:
三上博史って結婚してる? プロポーズし続けた相手が気になる!俳優として活躍している三上博史(みかみ・ひろし)さんが結婚しているのかや、現在の活躍ぶりなどさまざまな情報をご紹介します!
森昌子の現在に、黒柳徹子がドン引き!? 引退を惜しむ声 森昌子(もりまさこ)さんは、日本を代表する女性歌手の一人で、女優としても活躍しています。60歳となった森昌子さんは2019年3月に、2019年末で芸能生活から引退することを発表。そんな森昌子さんのこれまでの活躍や、ネット上で話題となった黒柳徹子さんとの共演について詳しく見ていきましょう。
『とても』という言葉は、日常会話やメールで気楽に使える一般的な表現ですが、ビジネスの場面での使い方については、どうでしょうか。
実は、『とても』は『非常に』『大変』の砕けた表現なのです。この記事では『とても』の意味について詳しく説明し、その適切な使用法をご紹介します。
ビジネスコミュニケーションで『とても』を使っても大丈夫か不安に思っている人は、ぜひこの内容を参考にしてください。
『とても』の意味
※写真はイメージ
意味は?
『とても』という言葉には大きく2つのニュアンスがあります。1つ目は、何かが普通よりも際立っていることを表す時。
これは『非常に』『大変』『すごく』と同じ意味です。例えば「とても困っています」や「とても美しいですね」などのように、日々の会話でよく出てきます。
2つ目は「到底実現できない」や「どうしてもできない」というニュアンスで使われる時。
この場合の『とても』は、「そんな厳しい要求には応えられない」「これはとても無理なお願いだ」のように、なかなか叶わない願いや困難な状況を伝える時に役立つでしょう。
日常的には、「とてもじゃないけど○○だ」や「私なんてとても○○」など、自分が置かれている状況を控えめに、または難しいことを伝える際に使われる表現です。
敬語として使える?
『とても』という言葉は、私たちの日常生活の中で、話し言葉でも書き言葉でもよく使われる表現ですね。
ビジネスの場でも耳にすることがあり、多くの人が自然と使ってしまっていることでしょう。ただし、『とても』を敬語として扱うことには少し注意が必要です。
『とても』の語源の1つには、『到底』という言葉があるようです。この『到底』は、否定の文脈で用いられることが多いため、肯定的な表現に『とても』を使うことが本来は推奨されないという説があるそう。
例えば「とてもいい」や「とても美しい」のような使い方が、かつては間違いだとされていたのだとか。しかし、時代は変わり、昨今ではこれらの表現が一般的に受け入れられ、否定文だけでなく肯定文での使用もまったく問題ないとされています。
それでも、『とても』を敬語として用いるかどうかは、言葉が持つ伝統的な意味や使い方に敏感なビジネスシーンでは、少し慎重な検討が求められるかもしれません。
言葉は使い手によって変化し、時代とともに進化していくものですが、ビジネスコミュニケーションでは、より正確で適切な言葉選びが美しいとされています。
『とても』を使う際には、その場の状況や相手との関係性を考慮して、適切な言葉を選ぶよう心がけるといいでしょう。
『とても』の言い換え、類語
※写真はイメージ
『とても』と似た意味を持つ言葉は多くありますが、どのような言葉に言い換えられるのか見ていきましょう。
たいへん
『たいへん』という言葉は、日常会話で非常によく使われます。
何かが非常に大きな影響を持っている、または努力が必要な状況を表すことが多い表現です。例えば、大きな努力や大きな影響を伴う場合に「たいへんな仕事が終わった」と表現できます。
非常に
『非常に』は、普通以上の程度や強度を示す時に使われます。特に困難や不利な状況を強調する場合に用いられるでしょう。例えば「非常に難しい問題だ」のように状況の深刻さを伝えることに使われます。
はなはだ
『はなはだ』という言葉は、『とても』と同じように物事の程度が非常に高いことを表す古い日本語の表現で、漢字では『甚だ』と書きます。
例えば「はなはだしく重要な問題」といった場合、それは「とても重要な問題」と同じように、その問題の重大さを強調しています。
大いに
『大いに』は、何かが大きな程度や量であることを表す時に使用します。動詞を修飾して「大いに楽しむ」「大いに感謝する」というように、感情や行動が大きく表れている状況を説明するのに使えますよ。
極めて
『極めて』は、物事が極端に、または最高度に程度が高いことを示す言葉です。「極めて重要な」や「極めて難しい」と使うことで、その事柄の程度や状態が非常に高いことを強調します。『極めて』も同様の意味で用いられ、物事の極限を表す際に使われます。
『とても』の言い換え方と例文
※写真はイメージ
では、実際に『とても』をシチュエーションごとに正しく言い換える方法について見ていきましょう。ビジネスシーンと日常に分けて説明します。
ビジネスシーン
『とても』をビジネスの場で使いたい時は『非常に』という表現に言い換えるとよいでしょう。
『非常に』は『とても』と同じように『大きな程度』という意味を持っています。例えば「先日のプレゼンテーションは非常に勉強になりました」のように、ビジネスのシーンで自然に使える言葉です。
また、『とても』の代わりに『誠に』を使うのも1つの方法でしょう。『誠に』はメールでのコミュニケーションを含め、さまざまな場面で便利に使える表現です。「誠にありがとうございます」は、感謝の気持ちを表すのによく用いられますね。
『誠に』は「間違いなくそのような状況である」という意味合いを持ち、『本当に』『実に』と同じように使われることが多いです。特に「誠に申し訳ありません」や「誠に勝手ながら」のように、電話でのクレーム対応などでも重宝されます。
日常
『本当に』という言葉は『非常に大きな程度』を意味するだけでなく、「心からそう思う」という感情を込めて使えます。
「本当に難しかったです」や「本当に美しいですね」のように、心からの感想を伝えたい時にぴったりです。
メールなどの書き言葉で『本当に』を使いにくい場合、『より一層』を使いましょう。メールではもちろんのこと、話し言葉でも自然に使えます。言葉を上手に使って、さらによいコミュニケーションを目指しましょう。
レポートや作文での『とても』の言い換え方と例文
※写真はイメージ
レポートや作文でフォーマルな印象を与えたい時に、日常会話でよく使われる『とても』という表現を少し変えてみるのがおすすめです。
非常に
『とても』の代わりに『非常に』を使うと、文章が一段とフォーマルな雰囲気になります。
例えば、「とても重要な点」を「非常に重要な点」と表現することで、その重要性をより強調できますね。この小さな変更は、レポートや作文をより真剣に、真摯に扱っているという印象を読み手に与えます。
極めて
『とても』の代わりに『極めて』を使用するのも、文章に重みを加える効果的な方法です。『極めて』は、さらにフォーマルな印象を与え、強い強調を表現します。
例えば「とても珍しい現象」を「極めて珍しい現象」と言い換えることで、その現象の珍しさがより際立ちます。『極めて』を使うことで、読み手に対してその情報の重要性や特異性を強く訴えかけられるのです。
『とても』のカジュアルな表現
※写真はイメージ
『とても』という言葉には、よりカジュアルな言い回しも多く存在します。親しい人との会話で使われる、心を込めた強調表現をいくつか紹介しましょう。
めっちゃ
もともとは関西地方で使われていた言葉だといわれていますが、今では全国で『かなり』と同じニュアンスで使われています。
すごく
古来『すごし』と表現され、何かが怖いほどすごいという意味があった背景から、『すごく』は『非常に』という意味で広く使われるようになったといわれています。
超
『超える』という意味が示すように、何かを大きく上回る時使う言葉です。若者言葉としてだけでなく、幅広い世代に使われ、「超嬉しい」というように、強く気持ちを強調するのに役立ちます。
マジ
その起源には諸説ありますが、『真面目』を省略した表現だといわれている『マジ』。これは『本当に』や『本気で』という意味で、強い感情や誠実さを伝えるのに使われます。
『とても』の英語表現
※写真はイメージ
英語で『とても』という意味を表す表現は『very』が有名ですが、ほかにもいくつかの選択肢があります。それぞれの言葉が持つニュアンスや使われ方を知ることで、会話や文章をより豊かにしましょう。
『very』と同じ『とても』という意味を持つ『so』は、よりカジュアルな雰囲気でよく使われる表現です。
感情を込めやすく、例えば「とても大切」を「so important」と表現すると、会話でその重要さをより強調できます。『so』を使う時は、言葉に感情を乗せて、強調したい部分を際立たせることが多いのです。
形容詞としては『かわいい』を意味する『pretty』ですが、副詞として使うと『とても』と同じ役割を果たします。
例えば「とてもフィットしている」を英語で表す時に、『pretty fit』というように使えるのです。この『pretty』は、話し言葉において『very』と似たような、少し軽いニュアンスで使うのがいいでしょう。
『very』と『extremely』はどちらも『とても』という意味でよく使われますが、『extremely』は『very』よりもさらに強い強調を示します。
『とてもよい』を一段と強くいいたい時には、『extremely good』と表現するといいでしょう。
これらの表現を覚えておけば、英語での表現がより豊かになります。シチュエーションに合わせて、カジュアルからフォーマルまで、ぴったりの言葉を選んでみてくださいね。
『とても』の言い換えを理解しよう
今回は、『とても』という言葉が正式な敬語として適切かどうか、その意味、例文、使い方、そして類語についてお話ししました。結果として、『とても』が伝統的には敬語ではないとされていることが分かりましたね。
ただ、言葉は時間とともに進化していきます。長い間、多くの人々に使われることで、敬語として使われるようになることもあるかもしれません。
ビジネスシーンでうっかり『とても』を使ってしまっても、大きく心配する必要はありません。今回ご紹介したような、丁寧な言葉の言い換えを適切なシーンで心がければ、より尊敬される人物としてのイメージを築けるでしょう。
『とても』は日常会話では欠かせない表現であり、特に否定の文脈で使う時にはその力を存分に発揮します。この機会に、『とても』を含むさまざまな表現を楽しみながら使い分ける練習をしてみましょう。
[文・構成/grape編集部]