ビジネスに役立つ『やり取り』の言い換え表現を紹介! 英語表現や例文も
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『やり取り』という言葉は、ビジネスシーンや普段の会話でよく使われる言葉です。「Aさんと○○の件についてやり取りしました」のように他者に経緯を説明する時、主に使う言葉になります。
普段何気なく使っている言葉ですが、ビジネスシーンで正しく使えているのか、この記事で確認していきましょう。
この記事では『やり取り』という言葉について、意味や言い換え表現、英語表現などを紹介します。例文もついているので、ぜひ普段の会話にご活用ください。
『やり取り』という言葉の意味と英語表
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基本的な意味と英語表現について説明します。意味を知ることでビジネスシーンや普段の会話に活用しやすくなります。
意味
『やり取り』とは相手にあげたり、相手から受け取ったりすること、また言葉を交わすことです。具体的には言葉だけではなく、情報や意見、物など交換したり、話し合ったりすることをいいます。
例えば「母親とメールでやりとりする」だとイメージしやすいでしょう。ここではメールをお互い送信、受信したことを『やり取り』と表しています。
英語表現
『やり取り』は英語で『exchange』と訳されることが一般的です。前項で例に出した「母とメールをやり取りする」を英語で訳すと「Exchange emails with my mother」となります。
文章の意味合いで英語表現が変わってくるので、元の文章にあった英語表現が必要です。
例えば「山田さんとやり取りをして、納期を確認しました」を英語にすると「I communicated with Mr.Yamada to confirm the deadline」です。
山田さんとのやり取りの形態までは具体的に表記されていないので、ここでは『communicated』を使っています。
英語で表現する時は『やり取り』の言葉にとらわれず、文章の意味合いを意識して単語を選ぶといいでしょう。『やり取り』についての英語表現をいくつかご紹介していきます。
Exchange→交換、両替
【例】We had an exchange of ideas.
(私たちはアイディアのやり取りをしました)
Interaction→双方向のやり取り
【例】There was a lot of interaction between the two groups.
(2つのグループの間で多くのやり取りがあった)
Communication→意思の疎通、伝達
【例】There was a breakdown in communication between the team members.
(チームメンバー間のやり取りに決裂があった)
Transaction→取引
【例】The transaction between the buyer and seller went smoothly.
(買い手と売り手のやり取りはスムースに進んだ)
『やり取り』の使い方は?使用例
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ここからは『やり取り』の使い方と使用例をご紹介していきます。一般的な使い方を、日常生活とビジネスシーンに分けて確認していきましょう。
日常生活
日常生活では連絡をしたり、話し合ったりした場合に『やり取り』と表現されることが多くあります。それでは、使用例を見ていきましょう。
ビジネスシーン
ビジネスシーンでは日常生活以上に『やり取り』を使う場面が多いです。話を簡潔に分かりやすく伝えるために『やり取り』を使いましょう。
事細かに伝えると長くなってしまい伝わりにくくなってしまう場合に、まとめることのできる部分を『やり取り』で簡潔な文章にすることが大切です。使用例を会議とビジネスメールに分けてご紹介します。
会議
ビジネスメール
【例文1】
田中様
いつもお世話になっております。山田です。
各部署間のやり取りをスムースにするために下記の日程で会議を行います。
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
上記の文章で『やり取り』を詳細に記すと長い文章になり伝わりにくくなります。
【例文2】
いつもお世話になっております。○○でございます。
この度は、先日の打ち合わせの内容についてやり取りさせていただきたく、ご連絡いたしました。
先日の会議で確認した事項に関して、以下の点についてご確認いただけますでしょうか。
1. ○○に関する詳細
2. ○○のスケジュールについて
3. その他、追加で議論したい事項がございましたら、お知らせください。
ご不明点やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお知らせください。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
上記の文章では、確認事項が3点もあり、『やり取り』を詳細に記すと確認事項に注目しづらくなります。上記のビジネスメールでも、『やり取り』でまとめることによって、メールの重要点である日程や確認事項に目が行きやすくなりました。
『やり取り』の類語・言い換え表現
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『やり取り』とは言葉や情報、物など広い範囲で使われる言葉です。ビジネスシーンで使うことが多い『やり取り』ですが、敬語ではないので目上の人に使う時は言い換えるといいでしょう。言い換え表現の使い方と例文をご紹介していきます。
受け答え
『受け答え』は聞かれたことに答えたことをいいます。何か会話のやり取りをした際に入れ替えて表現するといいでしょう。
【例文】
A様とは電話での受け答えとなりました。
応対
『応対』とは、相手になって受け答えすることをいいます。状況に合わせたやり取りを行った時に用いる言葉です。
【例文】
彼女の笑顔での応対が、顧客に安心感を与えました。
交換
『交換』とは、取り替えることややり取りすることをいいます。物や情報、言葉など、何かをお互いにやり取りした時に使う言葉です。
【例文】
Aさんと情報交換をして、改善策を練りました。
取り交わし
『取り交わし』とは、互いにやり取りすることをいいます。契約書や合意書や、約束、意見などが交換される行為を指すことが一般的です。
【例文】
契約の取り交わしに際して、注意点をまとめました。
交流
『交流』とは互いに行き来し、交わりを持つことをいいます。特に、異なる人やグループが行き来することで意見や情報をやり取りすることを指す言葉です。
【例文】
メンバー同士の交流を促進することで、連携を強化するのが目的です。
『やり取り』の言い換え表現を理解しよう
幅広い意味を表現する『やり取り』はビジネスシーンだけではなく普段の会話にも使えます。ただ、敬語ではないので、目上の人に使う時は、ご紹介した項目を参考に言い換えたほうがよいでしょう。
英語で表現する時は元の文章の意味合いにあった表現を使う必要があります。一度『やり取り』の部分を日本語で言い換え表現してから英語に直すのがおすすめです。
『やり取り』の言葉をうまく使いこなせると、仕事や学校、生活での説明の会話がスムースになります。ぜひ、この記事を読んで普段の会話に活用してください。
[文・構成/grape編集部]