エアコンの室外機 冷房効率を下げるNG行為に「絶対やらない」
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- 出典
- コロナ
気温が高くなる時期に欠かせないエアコン。少ない電気量で効果的に室内を冷やせたら節約になるので助かりますよね。
とはいえ、エアコンの効率アップを目的とした行動の中には、実は逆効果になってしまうものもあるようです。
エアコンメーカーとして知られる株式会社コロナの公式サイトより、意外なNG行動を紹介します。
室外機の取り扱いに注意
エアコン効率を高めるために、室外機に注目する人も多いのではないでしょうか。エアコンとは、室内機と室外機がセットで動く家電製品です。室内機によって取り除かれた熱は室外機へと運ばれ、熱を逃がしたのちに室内機へと運ばれていきます。
室外機周りが暑くなると、この熱交換の仕組みがうまく働きません。「エアコンを稼働させてもなかなか部屋が冷えない」という場合、室外機周辺に問題が隠れている可能性もあるでしょう。
室外機周辺はできるだけ涼しくしたほうがよいとされていますが、その方法には注意が必要です。株式会社コロナの公式サイトは、室外機に当たる日差しを目的で機器の上に板を置いてもよいかという質問に対して、以下のように回答しています。
直射日光は防げても、日よけが原因で熱がこもってしまっては意味がありません。手軽にできる対処法のようにも思えますが、やらないように注意してください。
正しい室外機対策とは
上に板を置く方法はおすすめできませんが、室外機の暑さ対策そのものは有効です。以下の方法を実践してみてください。
・室外機の吹き出し口近くを片付ける
・太陽の方向に衝立などを立てて、室外機付近に日陰を作る
室外機の吹き出し口に物が置かれていると、風通しが悪くなり、熱がこもってしまいがちです。余分なものは片付けるだけでも、効果が期待できるでしょう。
また室外機の上に直接板を置くのではなく、少し離れた場所に壁を作り、室外機に当たる直射日光を防ぐのも効果的です。日中のもっとも気温が高い時間帯だけでもカバーできれば、節電効果も高められます。
室外機用のカバーなども販売されていますが、板と同様に熱がこもるため、おすすめできません。冷房中はなるべく外しておくとよいでしょう。
さまざまな対策でエアコン効率を上げよう
夏のエアコン室外機対策は、正しい方法で行うようにしてください。よかれと思ってやった行動によって、かえって電気代が上昇する恐れもあります。
もちろん、エアコン効率アップのための方法は、室外機対策だけではありません。「すだれやよしずで室内に入る日光を遮る」「室内機のフィルターは定期的に掃除する」といった行動も組み合わせて、ぜひ総合的に対策してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]