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「子どもがプールを見学したら…」 信じがたい学校側の対応に、全国の親から苦言

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2018年7月現在、日本は猛暑が続いています。岐阜県の多治見市では、国内5年ぶりに最高気温40℃を記録しました。

全国各地の気温は35℃を超える事態になり、老若男女問わず多くの人が、熱中症によって病院に搬送されています。

同月17日には、愛知県の小学生が熱中症で命を落とす、痛ましい事故も。

ほかにも、授業中や部活動中の生徒が熱中症で倒れる事態が多発しているといいます。

一向に熱中症対策をしない学校に、全国から「時代遅れだ」の声

平均気温が上昇しているにもかかわらず、しっかりと熱中症対策をとらない学校側の対応が、ネット上に次々と投稿されています。

学校に異議を唱える保護者らの投稿に対し、多くの人から共感する声が集まりました。

次にご紹介するのは、ネット上で話題になっている投稿の一例です。

・生理でプールに入れない女子が、代わりに炎天下の中グラウンドを走れといわれた。

・風邪で水泳を休んだらプールサイドで2時間も見学させられ、息子が熱中症で倒れた。

・クーラーはすでに設置されているのに、「電気代がかさむから使うな」と指示された。

中には「先生の許可がないと飲み物を口にしてはいけない」「スポーツドリンクはジュースだから禁止」というきまりの学校もあるといいます。

きまりを守った子どもが熱中症になり、大切な命を失ってしまう可能性は十分に考えられます。

クーラーも使えず、飲み物すら自由に口にすることができない環境では、勉強もはかどらないことでしょう。

また、保護者だけではなく、教師を自称する人からも「なんとかしてあげたい」「早く家に帰してあげたい」といった声が上がっています。

1人の教師の判断ではどうにもならない以上、現状に疑問を抱いている教師も同じように心苦しいはずです。

クーラーが『ぜいたく品』の時代は終わったのでは?

ひと昔前、クーラーは『ぜいたく品』という扱いでした。しかし、平均気温が上昇したいま、ぜいたく品ではなく生活必需品といえるでしょう。

学校でのクーラー稼働に反対している人の中には、ぜいたく品という意識のままの人もいるのかもしれません。

「自分が子どものころは、大丈夫だった」

「クーラーを使ったら、ガマンできない大人になってしまう」

そういった批判の声に従い、尊い命を失ってしまってからでは遅いのです。

多くの人が声を上げ、大人が子どもたちをしっかりと守ってあげなくてはなりません。


[文・構成/grape編集部]

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