『インドカレー』とはどんなカレー？種類やアレンジレシピを紹介！

今や国民食ともいえるレベルで、日本中で愛されている『カレー』。カレーの本場として多くの人が想像するのは『インドカレー』ではないでしょうか。

ひと口にインドカレーといっても何がインドカレーの特徴なのか、そのほかのカレーとの違いが分からない人も多いはず。

本記事ではインドカレーの解説から種類、インドカレーを使ったアレンジレシピまで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

インドカレーとは？

インドカレーと聞くと『インド風のカレー』を思い浮かべる人も多いかと思いますが、そもそも『カレー』は『スパイスを使って具材を煮込んだ料理』を意味すると知っていましたか。

インドカレーはすなわち『インドで作られるスパイス料理』すべてを指す言葉なのです。スパイスやハーブなどの香辛料を使って肉や野菜を煮込んだ料理の総称が『カレー』であり、インドでは日本のようにルーを使う料理ではありません。

日本のカレーとの違い

日本のカレーは、カレールーを使って肉や野菜を煮込み、ご飯の上にかけて食べる場合が多いですよね。日本のカレーとインドカレーの大きな違いはルーを使う点と、ご飯にかけて食べる点なのです。

なぜインドカレーと日本のカレーで違いがあるのかというと、その理由はカレーが伝わったルートにあるようです。もともとインドで生まれたカレーは、１８世紀頃、当時インドを植民地としていたイギリスに広がりました。

イギリスで小麦粉を使ったアレンジが加えられ、スパイスだけでなく小麦粉を使ったカレーがイギリス中に広がったのだとか。

その後、日本で文明開化とともに欧米の文化が取り入れられるようになったのをきっかけに、イギリス流のカレーが日本に入ってきたといわれています。

以上の理由から、小麦粉を使ったルータイプが日本ではカレーだと認識され、日本人の口に合うように日本独自のアレンジが加えられ今のスタイルになったようです。

インドカレーの種類

ひと口にインドカレーといっても、実は２種類あります。南北に長く伸びる広大な土地を持つインドだからこそ、同じインドカレーでも地域ごとに特色があるのです。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

北インドカレー

北インドカレーの特徴は、濃厚さです。バターや『ギー』と呼ばれるバターオイルを使用して調理されるため、コクのある濃厚さを感じる味わいが特徴的。日本で人気のバターチキンカレーも、北インドカレーに含まれます。

北インドのカレーとともに食べられるのは、ナンやチャパティなどです。チャパティは小麦で作られるパンのような食べ物で、ナンと同じくカレーとともに食べられる機会が多い食べ物ですよ。

北インドは乾燥している地域のため小麦が育ちやすく、チャパティなど小麦が原料の食べ物が主食になっているといわれています。

南インドカレー

南インドカレーの特徴は、北インドカレーと対称的に、水分が多い点にあります。スパイシーながらもさらっとした味わいの南インドカレーは、ココナッツミルクなどを使って作るレシピが多い料理です。

南インドは北インドよりも気温が温暖で、河川など水を得やすい地域。日本のように稲作が活発で、カレーとお米を合わせて食べるスタイルが一般的のようです。

インドカレーのアレンジレシピおすすめ３選

インドカレーの概要や種類の違いなどを紹介してきました。そのままご飯にかけて食べてもおいしいカレーですが、たまにはアレンジを加えてみるのはいかがでしょうか。

本章では、濃縮カレーペースト『印度の味』を使った簡単アレンジレシピを３つ紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

炒めるだけで作れる『ドライカレー』

『印度の味カレーペースト』のウェブサイトで紹介されている１つ目のレシピは、具材とご飯を炒めるだけで作れる『ドライカレー』です。

ヨーグルトを使う『シーフードカレー』

同じく『印度の味カレーペースト』のウェブサイトで紹介されている２つ目のレシピは、ヨーグルトを使ったマイルドな『シーフードミックスカレー』です。

手軽に楽しめる『スープカレー』

『印度の味カレーペースト』のウェブサイトに掲載されている３つ目のレシピは、野菜をたっぷり楽しめる『スープカレー』のレシピです。

インドカレーを堪能しよう

インドカレーの歴史を知ると、普段食べるカレーがさらにおいしく感じるかもしれませんね。アレンジレシピも活用して、ぜひインドカレーを堪能してみてください。

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[文・構成／grape編集部]