『反故』とはどういう意味?言い換えや例文も紹介!
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読み間違いの多い言葉、『反故』。「意味がよく分からない」という人も多いはずです。本記事では、反故の読み方や意味に加え、使い方なども含めて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
『反故』とは?
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『反故』の読み方や意味などを1つずつ解説していきます。
『反故』の読み方と意味
『反故』は『ほご』と読みます。『はんこ』だと思っていた人も多いのではないでしょうか。反故は読み間違いが多い言葉なので、間違って『はんこ』と読まないように注意しましょう。
反故は大きく分けて『約束を破ったり、取り消したりすること』と、『物事を無駄にしたりなかったことにしたりすること』の2つの意味を持ちます。
役に立たない物事や、不要なものとして捨てる行為を指す場合もありますね。
『反故』の語源
反故は、『反』も『故』も、それぞれ普段あまり使わない読み方をする言葉ですが、そもそもどのような語源から生まれた言葉なのでしょうか。
一般的に、反故は書き損じた紙や汚れた紙などの、使えない紙が語源だといわれています。
漢字別に見ていきましょう。『反』の字には『かえる、かえす』『逆』などの意味があります。『反対』や『反転』『反抗』などの言葉を想像すると、より『反』の意味を理解しやすいかもしれません。
『故』は、『古い』『昔の』『もともと』などの意味を持ちます。『故事』や『故郷』などの言葉からもその意味を想像できるでしょう。
『逆、かえす』などの意味を持つ『反』と『古い、もともと』を意味する『故』が組み合わさった言葉、『反故』。昔は、『書き損じた紙を裏返しにして使う』意味合いで使われていたようです。
現代でもたまに『反故紙(ほごし)』が使われますが、反故紙は『不要になった紙』を意味するのですね。
『反故』の類語・言い換え
約束をなかったことにする、約束を破るなどの意味を持つ反故。現代ではあまり見慣れない言葉で読み間違いも多いので、言い換え表現を知っておくとコミュニケーションがスムースに進むかもしれません。
反故の類語や言い換え表現には『白紙に戻す』『破棄する』『撤回する』などがあります。どれも、『無効にする』意味が伝わる表現ですね。
『白紙に戻す』は比較的やわらかい表現なので、『なかったことにしたい』気持ちをやんわりと伝えられるかもしれません。
『白紙に戻す』だけでは、どの部分を白紙にしたいのかが分からないので、すべてをなかったことにしたいのか、新しく提案した内容だけをなかったことにしたいのか、具体性も添えると話がスムースに進むでしょう。
『破棄する』『撤回する』は、はっきりと意思の伝わる表現ですが、相手に不満や怒りを抱かせないような配慮も必要です。
『破棄する』は約束をなくす意味以外にも、反故紙と同様に『使えなくなった紙を捨てる』意味でも使える表現なので、反故の言い換え表現としては使い勝手がよい言葉かもしれません。
反故は教養や語彙として知っておくと便利な言葉ですが、普段から頻繁に使われる言葉ではないので、言い換え表現や類語表現を知っておくとコミュニケーションがとりやすいでしょう。
『反故』の対義語
反故の対義語表現についても解説します。反故はどちらかというとネガティブな印象を持つ言葉なので、対義語はポジティブな意味を持つ言葉が中心です。
反故の対義語には、『約束を守る』『履行』『遂行』などがあげられます。反故は約束をなかったことにする意味を持つ言葉なので、『約束を守る』『契約を履行する』などの表現が対義語になるようですね。
『反故』を使った例文
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反故の意味や類義語、対義語を見てきました。本章では実際に反故を使った表現をいくつかご紹介します。反故は、『反故にする』など後ろに『する』をつけて使われる場合が多い言葉です。
具体的にいくつか例文をまとめます。
『無駄にする』意味で使う場合の例文は以下の通りです。
『反故』の英語表現
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反故は、日常生活よりはビジネスの場で使われる機会が多いので、英語での表現も知っておくと便利でしょう。
反故の英語表現は、『約束を破る』意味で使う場合と『紙を無駄にする』意味で使う場合とで表現が異なるので、それぞれの英語表現を見ていきましょう。
『約束を無駄にする』意味で使う場合は、『break one’s promise(約束を破る)』『renege on~(〜を取り消す)』『go back one’s word(前言を翻す、撤回する)』などの表現が使えます。
具体的な例文は以下の通りです。
(クライアントが今月末までに納品する約束を破ったため、お客様への配送に遅れが生じました)
(クライアントが請求書を期限内に支払う約束を反故にしたため、キャッシュフローに問題が生じました)
(マーケティング予算を増やすと約束してくれた社長が約束を破ったので、私のチームは失望しました)
『紙を無駄にする』意味での例文をご紹介します。シンプルに『waste paper(紙を無駄にする)』を使うとよいでしょう。
(プリンターが故障し大量の廃紙が出たので、リサイクルする必要があります)
(会議の議題を全員ぶん印刷しましたが、ほとんどの参加者が使わず無駄に紙を使ってしまいました)
『反故』を正しく使おう
反故は、ネガティブな意味を持つ言葉ですが、直接的に感情を伝えないぶん、ビジネスシーンでは活用しやすい言葉かもしれません。読み方を間違えやすいので、言い間違いと読み間違いには気をつけて、適切な場面でスマートに使いこなせるようになりましょう。
[文・構成/grape編集部]