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毎日手づくりのミスタードーナツ 閉店後のドーナツはどうなる?

By - grape編集部  公開:  更新:

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ダスキン

子供から大人まで、多くの人に愛されているドーナツチェーン店『ミスタードーナツ』。

食べる時はもちろん、ショーケースに並んだ何十種類ものドーナツから「どれにしようか」と選ぶ瞬間もワクワクしますよね。

ダスキン

定番から新作まで、バラエティ豊かなメニューが常時販売されていますが、限られたタイミングでしか出合えないレアなドーナツがあることをご存じでしょうか。

『幻のドーナツ』見たことある?

『ミスタードーナツ』の店舗を訪れると、ごくまれに今まで見たことのないドーナツが販売されていることがあります。

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ファンの間では『裏メニュー』『幻のドーナツ』などとも呼ばれており、SNSでもたびたび話題となるこれらの商品。

基本的に告知もされないため、実際に店舗に行ってみないと販売しているかが分かりません

高い人気を博しているにも関わらず、なぜ『幻』と呼ばれているのでしょうか。

『幻のドーナツ』の正体は…?

実は、『幻のドーナツ』は、正式には『ファンシードーナツ』と呼ばれる、オフィシャルの商品です。

毎月のように、期間限定の新作を発売している『ミスタードーナツ』。

期間中にすべてを売り切ろうと努力しているものの、どうしても原材料が余ってしまう場合があるそうです。

『ファンシードーナツ』は、原材料を無駄にしないため、定番商品と組み合わせて作られたドーナツ!フードロス削減につながる取り組みの1つでした。

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例えば、既に販売を終了した『ファンシードーナツ』の一種、『塩キャラメルフレンチ』は、定番商品の『フレンチクルーラー』に、期間限定品に使われた塩キャラメルクリームをサンドし、ホワイトチョコレートでコーティングしたもの。

『フレンチクルーラー』に甘じょっぱい風味が追加されたことで、少しリッチな味わいが楽しめて喜ばれたのだそうです!

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『塩キャラメルフレンチ』

『ファンシードーナツ』が、『幻』といわれるのは、原材料を余すことなく最後まで使い切るためにできたドーナツだからでした。

『ミスタードーナツ』側はフードロスの削減になり、私たちは特別な体験ができて喜ぶ…まさに一石二鳥の商品といえそうですね!

余ったドーナツはどこにいく?

『ミスタードーナツ』は、「その日に作ったドーナツは、その日のうちに販売する」を基本としているため、ショーケースに並んでいるドーナツは、一部の店舗を除き、毎日店内のキッチンで手作りされています。

ダスキン

しかし、閉店間際に訪れた時でも、ショーケースにドーナツが並んでいるイメージはありませんか。

その理由は、1日の製造スケジュールを徹底管理しているから!

できるかぎり多くの種類の中からドーナツを選ぶ体験をしてほしいという想いと、少しでもフードロスを減らすという目的が両立できるよう、1日の販売個数を緻密にコントロールしているそうです。

ダスキン

それでも、残ってしまったドーナツは専用の袋にまとめられ、飼料化処理工場へと運ばれます。

工場で粉末状へと加工された後、ほかの飼料と混ぜられ、家畜たちのご飯となるのです!

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ドーナツを『余らせないこと』を前提とし、どうしても残ってしまった場合はリサイクルをすることで、フードロスを出さないように徹底されていました。

現在では、翌日でもおいしく食べられるように、個包装の商品を作る取り組みも行われているそうです。

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さらに、ドーナツを揚げるのに欠かせないフライオイルも、古くなれば風味や食感に影響するため、定期的に入れ替えています。

古くなったオイルも、廃棄するのではなく、工業用の原料や飼料として100%リサイクルされているのだとか!

ダスキン

一部の地域では、『ミスタードーナツ』を運営する株式会社ダスキンの工場へ運ばれ、モップやマットを洗浄するボイラー燃料としても活用されているそうですよ。

ダスキン

おいしいドーナツで、多くの人を笑顔にしている『ミスタードーナツ』。

飲食物を扱っているからこそ、商品はもちろん、フライオイルまでも無駄なく再利用していることが分かりました。

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フードロス削減以外にも、一部の店舗では、店内の食器は繰り返し使える陶器やガラス製のものを使用したり、環境にやさしいバイオマスストローを導入したり、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいるそうです。

『ミスタードーナツ』の取り組みを詳しく知りたい人は、下記のウェブサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか!


[文・構成/grape編集部]

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