毎日手づくりのミスタードーナツ 閉店後のドーナツはどうなる? 提供:株式会社ダスキン By - grape編集部 公開:2025-03-18 更新:2025-03-18 SDGsお菓子ドーナツミスタードーナツ Share Post LINE はてな 子供から大人まで、多くの人に愛されているドーナツチェーン店『ミスタードーナツ』。 食べる時はもちろん、ショーケースに並んだ何十種類ものドーナツから「どれにしようか」と選ぶ瞬間もワクワクしますよね。 定番から新作まで、バラエティ豊かなメニューが常時販売されていますが、限られたタイミングでしか出合えないレアなドーナツがあることをご存じでしょうか。 『幻のドーナツ』見たことある? 『ミスタードーナツ』の店舗を訪れると、ごくまれに今まで見たことのないドーナツが販売されていることがあります。 ファンの間では『裏メニュー』『幻のドーナツ』などとも呼ばれており、SNSでもたびたび話題となるこれらの商品。 基本的に告知もされないため、実際に店舗に行ってみないと販売しているかが分かりません。 高い人気を博しているにも関わらず、なぜ『幻』と呼ばれているのでしょうか。 『幻のドーナツ』の正体は…? 実は、『幻のドーナツ』は、正式には『ファンシードーナツ』と呼ばれる、オフィシャルの商品です。 毎月のように、期間限定の新作を発売している『ミスタードーナツ』。 期間中にすべてを売り切ろうと努力しているものの、どうしても原材料が余ってしまう場合があるそうです。 『ファンシードーナツ』は、原材料を無駄にしないため、定番商品と組み合わせて作られたドーナツ!フードロス削減につながる取り組みの1つでした。 例えば、既に販売を終了した『ファンシードーナツ』の一種、『塩キャラメルフレンチ』は、定番商品の『フレンチクルーラー』に、期間限定品に使われた塩キャラメルクリームをサンドし、ホワイトチョコレートでコーティングしたもの。 『フレンチクルーラー』に甘じょっぱい風味が追加されたことで、少しリッチな味わいが楽しめて喜ばれたのだそうです! 『塩キャラメルフレンチ』 『ファンシードーナツ』が、『幻』といわれるのは、原材料を余すことなく最後まで使い切るためにできたドーナツだからでした。 『ミスタードーナツ』側はフードロスの削減になり、私たちは特別な体験ができて喜ぶ…まさに一石二鳥の商品といえそうですね! 余ったドーナツはどこにいく? 『ミスタードーナツ』は、「その日に作ったドーナツは、その日のうちに販売する」を基本としているため、ショーケースに並んでいるドーナツは、一部の店舗を除き、毎日店内のキッチンで手作りされています。 しかし、閉店間際に訪れた時でも、ショーケースにドーナツが並んでいるイメージはありませんか。 その理由は、1日の製造スケジュールを徹底管理しているから! できるかぎり多くの種類の中からドーナツを選ぶ体験をしてほしいという想いと、少しでもフードロスを減らすという目的が両立できるよう、1日の販売個数を緻密にコントロールしているそうです。 それでも、残ってしまったドーナツは専用の袋にまとめられ、飼料化処理工場へと運ばれます。 工場で粉末状へと加工された後、ほかの飼料と混ぜられ、家畜たちのご飯となるのです! ドーナツを『余らせないこと』を前提とし、どうしても残ってしまった場合はリサイクルをすることで、フードロスを出さないように徹底されていました。 現在では、翌日でもおいしく食べられるように、個包装の商品を作る取り組みも行われているそうです。 さらに、ドーナツを揚げるのに欠かせないフライオイルも、古くなれば風味や食感に影響するため、定期的に入れ替えています。 古くなったオイルも、廃棄するのではなく、工業用の原料や飼料として100%リサイクルされているのだとか! 一部の地域では、『ミスタードーナツ』を運営する株式会社ダスキンの工場へ運ばれ、モップやマットを洗浄するボイラー燃料としても活用されているそうですよ。 おいしいドーナツで、多くの人を笑顔にしている『ミスタードーナツ』。 飲食物を扱っているからこそ、商品はもちろん、フライオイルまでも無駄なく再利用していることが分かりました。 フードロス削減以外にも、一部の店舗では、店内の食器は繰り返し使える陶器やガラス製のものを使用したり、環境にやさしいバイオマスストローを導入したり、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいるそうです。 『ミスタードーナツ』の取り組みを詳しく知りたい人は、下記のウェブサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか! 『ミスタードーナツ』とSDGs [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
子供から大人まで、多くの人に愛されているドーナツチェーン店『ミスタードーナツ』。
食べる時はもちろん、ショーケースに並んだ何十種類ものドーナツから「どれにしようか」と選ぶ瞬間もワクワクしますよね。
定番から新作まで、バラエティ豊かなメニューが常時販売されていますが、限られたタイミングでしか出合えないレアなドーナツがあることをご存じでしょうか。
『幻のドーナツ』見たことある?
『ミスタードーナツ』の店舗を訪れると、ごくまれに今まで見たことのないドーナツが販売されていることがあります。
ファンの間では『裏メニュー』『幻のドーナツ』などとも呼ばれており、SNSでもたびたび話題となるこれらの商品。
基本的に告知もされないため、実際に店舗に行ってみないと販売しているかが分かりません。
高い人気を博しているにも関わらず、なぜ『幻』と呼ばれているのでしょうか。
『幻のドーナツ』の正体は…?
実は、『幻のドーナツ』は、正式には『ファンシードーナツ』と呼ばれる、オフィシャルの商品です。
毎月のように、期間限定の新作を発売している『ミスタードーナツ』。
期間中にすべてを売り切ろうと努力しているものの、どうしても原材料が余ってしまう場合があるそうです。
『ファンシードーナツ』は、原材料を無駄にしないため、定番商品と組み合わせて作られたドーナツ!フードロス削減につながる取り組みの1つでした。
例えば、既に販売を終了した『ファンシードーナツ』の一種、『塩キャラメルフレンチ』は、定番商品の『フレンチクルーラー』に、期間限定品に使われた塩キャラメルクリームをサンドし、ホワイトチョコレートでコーティングしたもの。
『フレンチクルーラー』に甘じょっぱい風味が追加されたことで、少しリッチな味わいが楽しめて喜ばれたのだそうです!
『塩キャラメルフレンチ』
『ファンシードーナツ』が、『幻』といわれるのは、原材料を余すことなく最後まで使い切るためにできたドーナツだからでした。
『ミスタードーナツ』側はフードロスの削減になり、私たちは特別な体験ができて喜ぶ…まさに一石二鳥の商品といえそうですね!
余ったドーナツはどこにいく?
『ミスタードーナツ』は、「その日に作ったドーナツは、その日のうちに販売する」を基本としているため、ショーケースに並んでいるドーナツは、一部の店舗を除き、毎日店内のキッチンで手作りされています。
しかし、閉店間際に訪れた時でも、ショーケースにドーナツが並んでいるイメージはありませんか。
その理由は、1日の製造スケジュールを徹底管理しているから!
できるかぎり多くの種類の中からドーナツを選ぶ体験をしてほしいという想いと、少しでもフードロスを減らすという目的が両立できるよう、1日の販売個数を緻密にコントロールしているそうです。
それでも、残ってしまったドーナツは専用の袋にまとめられ、飼料化処理工場へと運ばれます。
工場で粉末状へと加工された後、ほかの飼料と混ぜられ、家畜たちのご飯となるのです!
ドーナツを『余らせないこと』を前提とし、どうしても残ってしまった場合はリサイクルをすることで、フードロスを出さないように徹底されていました。
現在では、翌日でもおいしく食べられるように、個包装の商品を作る取り組みも行われているそうです。
さらに、ドーナツを揚げるのに欠かせないフライオイルも、古くなれば風味や食感に影響するため、定期的に入れ替えています。
古くなったオイルも、廃棄するのではなく、工業用の原料や飼料として100%リサイクルされているのだとか!
一部の地域では、『ミスタードーナツ』を運営する株式会社ダスキンの工場へ運ばれ、モップやマットを洗浄するボイラー燃料としても活用されているそうですよ。
おいしいドーナツで、多くの人を笑顔にしている『ミスタードーナツ』。
飲食物を扱っているからこそ、商品はもちろん、フライオイルまでも無駄なく再利用していることが分かりました。
フードロス削減以外にも、一部の店舗では、店内の食器は繰り返し使える陶器やガラス製のものを使用したり、環境にやさしいバイオマスストローを導入したり、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいるそうです。
『ミスタードーナツ』の取り組みを詳しく知りたい人は、下記のウェブサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか!
『ミスタードーナツ』とSDGs
[文・構成/grape編集部]