お米を置かないで! 意外なNG保管場所に「ゾッとした」「やってた」
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- 出典
- 阿部ベイコク
毎日のように使うお米を、キッチンに近く、取り出しやすい場所で保管している人は多いでしょう。
お米の鮮度を保つには、『お米が好む場所』で保管することが大切です。
山形県鶴岡市の米穀店、有限会社阿部ベイコクのウェブサイトでは、お米の保管に向かない場所と向いている場所を紹介しています。
お米は『高温、多湿、臭い』を嫌う!
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お米の保管は冷暗所が適しているといわれますが、涼しくて暗い場所ならどこでもいいというわけではありません。
お米が好む温度は『15℃くらい』です。
人が快適に感じる温度は夏場で25〜28℃、冬場で18〜22℃といわれているので、肌寒いと感じるレベルがちょうどいいと考えましょう。
真夏のように室温が30℃以上で、湿度も高くなるような環境は、虫が発生しやすくなります。
また、湿度が高すぎるとカビの発生率も高くなるので、温度と湿度の両方に気を配るようにしましょう。
また、お米には『臭いを吸収する』特性があります。芳香剤や洗剤、灯油といった臭いの強い物の近くには置かないようにしてください。
お米に臭いが付くと、炊いたご飯からも不快な臭いが漂うようになります。
これらの点をふまえた、お米の保管に適していない場所は次の5つです。
キッチンシンクの下
シンクの下には、配管が配置されています。この配管を冷水や熱湯が流れていくことで、シンク内の温度が変わりやすく、湿気もこもりがちです。
お米を保管しておくと、カビが生える可能性があります。
冷蔵庫の近く
冷蔵庫の側面は放熱しているため、周囲の温度が15~20℃もプラスになる場合があります。温かくて虫が湧きやすい環境になるため、お米は別の場所に置きましょう。
床下収納
床下収納は、比較的安定した低い温度が保てるイメージがあるかもしれませんが、お米の保管場所には不向きです。
換気が行き届かず湿度がこもりやすいため、室内と床下の温度差で結露が発生して、カビの原因になってしまいます。
玄関付近
玄関付近にお米を保管すると、靴や下駄箱、収納している掃除用品などの臭いを吸収してしまいます。
押し入れの中
スペースが広い押し入れは使い勝手がいいですが、通気性が悪く湿気が溜まりやすい場所でもあります。結露が起こりやすいので、保管するのは避けましょう。
上記5つ場所でお米を保管している人は、お米を守るために保管場所を変えてください。
お米の保管に向いている場所
保管に適した環境がキッチンから遠いと、動線が悪くなり料理がスムースに進まなくなるでしょう。
そこでおすすめなのが、『冷蔵庫の野菜室』です。
野菜室の温度は、冷蔵室より高い4〜9℃に設定されています。湿度も冷蔵室に比べて低いので、乾燥を防ぐうえでも野菜室がおすすめです。
なお、野菜室や冷蔵室のどちらにしまう場合も、扉付近と送風口近くに置くのは避けましょう。
扉付近は開け閉めにより温度変化が多く、送風口近くはお米を冷やしすぎてしまいます。
なお、冷蔵庫にはさまざまな食品の臭いが漂っているので、臭い移りを防ぐために『密閉容器に入れて保管』するようにしましょう。
また、冷蔵庫に入れたお米を長時間室温にさらすとカビが生えやすくなります。冷蔵庫から出したら素早く計量し、計量が終わったらすぐに冷蔵庫へ戻しましょう。
お米は意外とデリケートな食品です。お米の特徴を理解したうえで、使いやすく安全に保管できる保管場所を見つけてみてください。
[文・構成/grape編集部]