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反復横跳びの平均値を年齢別に解説!向いているスポーツもご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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反復横跳びの平均値を年齢別に解説!向いているスポーツもご紹介

※写真はイメージ

「自分の反復横跳びの記録って、周りと比べてどうなんだろう?」

「この体力テストの結果、何かのスポーツに役立つのかな」

上記のような疑問をお持ちの人もいるかもしれません。

体力テストの定番種目『反復横跳び』は、瞬発力や敏捷性(びんしょうせい)を測る運動です。もし、自身の記録が平均よりも高ければ、特定のスポーツで才能を生かせるかもしれません。

本記事では、年齢、性別ごとに反復横跳びの平均値をご紹介します。

さらに、反復横跳びを測定する意義や測定方法、得意な人に向いているスポーツなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【年齢別】反復横跳びの平均値

【年齢別】反復横跳びの平均値

※写真はイメージ

文部科学省が公表した『令和5年度体力・運動能力調査』の結果にもとづき、反復横跳びの平均値を小学生、中学生、高校生、成人に分けてご紹介します。なお、単位は点です。

小学生の反復横跳びの平均値

小学生のデータは、6歳を1年生とし、11歳の6年生まで分けられています。

小学生の反復横跳びの平均値は以下の通りです。

年齢(学年)
6歳(1年生) 27.65 26.92
7歳(2年生) 31.12 30.07
8歳(3年生) 34.51 33.19
9歳(4年生) 38.47 36.76
10歳(5年生) 42.13 40.37
11歳(6年生) 45.55 42.66

6~11歳の小学校6年間の平均値で見ると、男子で約18回、女子で約16回の向上が見られました。

中学生の反復横跳びの平均値

中学生のデータも小学生と同様に、年齢ごとに分けられています。

中学生の平均値は以下の通りです。

年齢(学年)
12歳(1年生) 49.80 45.77
13歳(2年生) 53.02 47.12
14歳(3年生) 55.88 48.35

1学年上がるたびに、男子は2~3回、女子は1回ほどの向上が見られました。

高校生の反復横跳びの平均値

高校生の平均値は以下の通りです。

年齢(学年)
15歳(1年生) 55.38 47.12
16歳(2年生) 56.91 47.95
17歳(3年生) 57.46 48.00

高校生の平均値は中学生ほどの向上は見られないものの、3年生男子は1年生の記録よりも2回ほど向上しています。

一方で、女子の記録は男子ほどの大きな変化はないようです。

成人の反復横跳びの平均値

成人の場合は、20歳以上から5歳ずつに区切られています。18歳以上の平均値は以下の通りです。

年齢(学年)
18歳 57.26 47.75
19歳 56.44 46.72
20~24歳 55.03 46.51
25~29歳 54.50 44.96
30~34歳 52.51 43.55
35~39歳 50.55 41.70
40~44歳 48.21 40.62
45~49歳 46.86 40.38
50~54歳 45.36 39.30
55~59歳 44.08 38.26
60~64歳 42.07 37.12

成人の平均値は、高校3年生の平均値よりも低いことが分かります。このデータから、反復横跳びにおける能力のピークは17~18歳頃である可能性が高いと考えられるでしょう。

反復横跳びの得点と評価方法

反復横跳びは、回数に対して10段階の得点が定められています。得点は、ほかのテスト項目と合わせて、体力テストの総合評価に使用される参考得点です。

反復横跳びの得点は、年齢によって基準が分けられています。6~64歳における年齢別の得点基準を見てみましょう。

6~11歳の得点基準は以下の通りです。

得点 必要回数
10 50以上 47以上
46~49 43~46
42~45 40~42
38~41 36~39
34~37 32~35
30~33 28~31
26~29 25~27
22~25 21~24
18~21 17~20
17以下 16以下

6~11歳は、男子が3回、女子が2~3回ごとに得点が増えています。

平均値と得点表を照らし合わせると、6歳の平均値は男子が27.65回、女子が26.92回のため、男女ともに4点に該当します。

11歳の場合だと、男子の平均値が45.55回、女子が42.66回で、男女ともに得点は8点です。

次は、12~19歳の得点基準を見てみましょう。

得点 必要回数
10 63以上 53以上
60~62 50~52
56~59 48~49
53~55 45~47
49~52 42~44
45~48 39~41
41~44 36~38
37~40 32~35
30~36 27~31
29以下 26以下

12~19歳になると、男子は2~6回、女子が1~4回ごとに得点が増えており、得点によって必要回数にばらつきがあります。

平均値を見てみると、14歳は7点、19歳になると7~8点です。9~10点をとるなら平均値以上の結果を出す必要があります。

20~64歳の得点基準は以下の通りです。

得点 必要回数
10 60以上 52以上
57~59 49~51
53~56 46~48
49~52 43~45
45~48 40~42
41~44 36~39
36~40 32~35
31~35 27~31
24~30 20~26
23以下 19以下

成人になると、年齢が上がるにつれ平均値が低くなっているため、得点を上げるのは難しくなるといえるでしょう。

反復横跳びを測定する意義

反復横跳びは『全身の敏捷性』を評価するために測定します。敏捷性とは、身体の向きを素早く変えたり、変化にいち早く反応したりと、滑らかな動きをサポートする力のことです。

どれだけ素早くステップを踏み回数をこなせるか、ラインを踏んだり跨いだりするために身体を制御できるかを測定し、運動能力を評価しています。

自分の反復横跳びの回数を、得点基準や同年代の平均値と比較することで、運動能力を客観視できるでしょう。

反復横跳びの測定方法

反復横跳びの測定方法

※写真はイメージ

次は、反復横跳びを実際に測定する方法を解説します。反復横跳びは、以下の方法で測定しましょう。

  1. 床の上に100cmの間隔で3本線を引く。
  2. 中央のラインを跨いで立つ。
  3. 右のラインを踏む、または越すまでステップする。
  4. 中央に戻り、左側にも同様にステップする。
  5. 3と4を20秒間繰り返す。

テストは2回繰り返し、よいほうの記録を採用することが一般的です。なお、ラインを踏めなかったり跨げなかったりした場合はカウントしません。

反復横跳びが平均値以上の人に向いているスポーツ

反復横跳びが平均値以上の人に向いているスポーツ

※写真はイメージ

反復横跳びの回数が平均値以上の人や、得点基準で10点を獲得できる人は『瞬発力』や『運動の正確性』を求められるスポーツに向いているかもしれません。

反復横跳びが得意な人は、以下のようなスポーツに向いているといわれています。

  • バスケットボール
  • ハンドボール
  • バレーボール
  • サッカー
  • テニス
  • バドミントン

バスケットボールやサッカーでは、ボールを追いかけたり、相手のディフェンスを交わしたりするのに瞬発力が求められるでしょう。

また、テニスやバドミントン、バレーボールは、ボールを追って相手に返すため、動きの素早さと正確性が重要なスポーツです。

上記は一例であり、ほかにも瞬発力や正確な動きが生きるスポーツはあります。

反復横跳びが得意な人は、身のこなしのよさを生かして、スポーツや運動を始めてみるのもよいでしょう。

反復横跳びの平均値は年齢や性別ごとに異なる

反復横跳びの平均値は、学年、年齢、性別ごとに異なります。

平均値以上か以下かを知ることで、自分にスポーツの適性があるか、どのようなスポーツに向いているかが分かるかもしれません。

これからスポーツを始めようと考えている人は、本記事でご紹介した反復横跳びの平均値や得点、向いているスポーツの種類などを参考にしてみてください。

※この記事は、一部文部科学省のウェブサイトを参照しています。


[文・構成/grape編集部]

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