Amazon、セキュリティカメラ会社買収で狙うは宅配業者との連携か
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洗濯機の蓋は開けておく?閉める? 企業の回答に「反省」「逆やってた」洗濯機のお手入れをしていますか。洗濯槽の裏側は見られませんが、しっかりとお手入れしていないとカビが繁殖してしまいます。カビを防ぐ方法を確認して、定期的に洗濯槽の掃除をしましょう。
洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」洗濯槽のカビ対策にお湯を使いたい時はありませんか。お湯のほうが効果が高そうで…と思うかもしれませんが、実際の効果や適切な湯温について日本電機工業会が公式サイトで解説していました。ぜひ参考にしてみてください。
- 出典
- blink
2017年は、ピザの注文や家の照明やラジオの操作などが声でできる『スマートスピーカー』が、グーグルやアマゾン、そしてLINEから次々と発売となり、話題になりました。
そのアマゾンですが、先日、ワイヤレス対応のスマートホームセキュリティカメラを開発する『Blink(ブリンク)』を買収したと、Blink社が自らホームページで明らかにしました。
スマートホームセキュリティカメラとは、いわゆるインターネットに接続できるウェブカメラとスマートフォンなどのアプリと連動してホームセキュリティを強化するためのネットワークカメラのこと。
ここ数年需要が急速に伸びていて、外出先などで自宅の様子をスマートフォンで確認できたり、ペットの監視や外からエサをやったりする時に活用するなど、ホームセキュリティには重要なアイテムのひとつになってきています。
ここ数年のホームセキュリティカメラとしてのトレンドとしては、屋外や通度など人目に付かない場所に設置できるように電源ケーブルやネットワークケーブルを必要としない『無線機能』、そしてスマートフォンやタブレットなどで外出先からいつでも確認できる『監視機能』、そして留守中の状況をネットワーク上で録画する『クラウド機能』が備わっていることが上げられます。
ちなみにBlinkのスマートカメラの大きな特徴は、リチウム電池2本だけでカメラが2年駆動を続けるというコストパフォーマンスの良さ。つまり電源などの配線の心配がなく簡単に家庭に設置することができます。監視機能やクラウド機能、無線機能はもとより、完全ワイヤレス化の最先端のネットワークカメラなんです。
さらにこの12月にはワイヤレスのカメラ付きドアベルもリリース。監視カメラにドアベルも組み込んでしまったという優れもので、2年間のバッテリー駆動のほか、赤外線ナイトビジョン、双方向トークなどの機能も備えられています。そんな最先端のスマートカメラを販売する会社を買収して一体何を始めるんでしょうか…。
アマゾンがこのBlinkを今後どう活用していくかは正式に発表はされていませんが、ネットではもっぱら「宅配サービスに応用するのではないか?」と噂されているんです。
それはどういうことかというと、ご存知のように宅配サービスの問題は、自宅に届けに行ったけど留守だった時、後で再び届けに行かなければならないこと。労力が2倍も3倍もかかっても送料は定額でしか取れないことが大きな課題になっているわけです。
例えば、スマートカメラが玄関先に備わっていれば、もちろん家にいればアマゾンからの配送だと画像認識AIなどですぐに分かるので安心。また外出先からでも宅配業者が来たらスマホのベルが鳴り、直接業者と話をして、引き取り方を相談することもできるようになるかもしれません。
2018年は、スマートスピーカーの次は、ネットショッピングと連動するスマートカメラが来るかも!?
[文・構成 土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。