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ケーキで『お祝い』をする、一見ごく普通の家族 でも会話を聞くと何かがおかしい

By - grape編集部  作成:  更新:

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「これ、いま何本くらい?」「そろそろいいんじゃないかな」

台所でそれぞれのケーキに大量のロウソクをさす男女。恋人同士、友達、はたまた兄妹でしょうか。どうやら何かの『お祝い』のようですが…。

いっぽうリビングでも、初老の男性と幼い男の子がお祝いのケーキを準備中。微笑ましい光景…かと思いきや、2人の会話をよく聞いてみると――。

「怖い話をしてやろうか。実はな、私は一度、生まれ変わっているんだよ」

「身体中にメスを入れられて、新しい身体を手に入れたんだ」

ウソか本当か、奇妙な話を切り出す男性に、「何それ、どういうこと!」と男の子は目を輝かせます。

いよいよお祝いの準備が整い、全員がテーブルに集まります。4つのケーキにさされたロウソクの数は、全部で105本

電気を消すと、幻想的な空間が広がって気分が盛り上がり、思い出話に花を咲かせる4人。一見、普通の家族のようにも見えますが、会話の内容がなんだかおかしいような…。

彼らは一体、何者なのでしょうか。その驚きの正体とは――。

『4つのお祝い』の意味が明らかに

「僕たちはいま25歳。50歳になるまで、みんなに好きでいてもらえるのかな…」

「君なんて生まれる前から名前が決まってた人気者じゃない!」

謎の会話を繰り広げる彼ら。ほかにも、電話が鳴りやまないほど人気だったり、生まれた日に大行列ができたり、お互いが若かった頃を思い出しながら盛り上がっているようです。

「ビジネスマンのおいしいランチから、洋服を選ぶ女の子たち、友達同士での初めてのボーリング、寄席に行く人たちの笑い声…。初デートだってびっくりするくらい見た気がする」

毎日たくさんの人が来て、一緒に写真を撮って、いろいろなものを見てきたとこれまでを振り返ります。中でも、目の前で見てきた数々のプロポーズの現場を思い出し、赤面してしまう彼ら。

「僕たち、生まれてからずっと、素敵な瞬間を見てきた気がする」

実は、彼らの正体は、今年開業50周年を迎える『スカイビル』25周年を迎える『ランドマークプラザ』『横浜ロイヤルパークホテル』5周年を迎える『MARK IS みなとみらい』といった横浜にある4施設だったのです!

彼らは、お互いのアニバーサリーを祝いあっていたのですね。

三菱地所グループの4施設が、そろって周年を迎える記念に公開されたこちらの動画。

不思議な世界観をかもしだす本作は、『南極料理人』や5月に公開された『モリがいる場所』などの映画を手掛ける沖田修一さんが監督・脚本したものです。

監督が「人に見えるようで人ではない、微妙な表現に苦労した」と語る通り、横浜にある4つの施設を擬人化するという設定がとてもユニーク!少しずつ正体が明かされていくストーリーにどんどん引き込まれていきます。

メイキングムービーでは、本当の家族のように和やかなムードで撮影されている様子が収められています。リアリティを追求するために、実際の民家でロケを行うというこだわりよう。

また、実際に105本のロウソクに火を灯し、時間配分や換気、ケーキの差し替えなどスタッフが対応に追われ、とても難しい撮影だったそうです。

撮影の裏話を語る、沖田修一監督と出演者の古館寛治さん、中島歩さん、桜井ユキさんのインタビューも必見!

「このロウソクが増えていくだけ、これからも大切な日が増えていくんだな」

家族や友達、恋人…大切な人との大切な時間を一緒に過ごした、横浜みなとみらいの施設たち。

横浜にいる時、すぐそばで彼らが見守ってくれていると思うと、何だかより楽しい思い出が作れそうな気持ちになりますよね。


[文・構成/grape編集部]

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