「夜なのに、ピクニック?」暗くなってからシートを敷く人々 すると… 提供:Outdoor Theater Japan By - grape編集部 公開:2019-04-05 更新:2019-05-13 地域創生映画館 Share Post LINE はてな 多摩川河川敷で開催された、とあるイベント。 川沿いに広がる芝生に、たくさんの人がシートを敷いて座っています。 周りには屋台も出ていて、楽しそうな雰囲気。その内に、あたりがだんだん暗くなってくると…。 会場に出された、移動式の大きなスクリーンに、映画が映し出されました! 開放的な雰囲気の中、映画鑑賞ができるなんて、海外ドラマのワンシーンみたいでなんだか素敵ですよね。 野外映画で街を活性化 2018年11月18日に行われた『調布リバーサイトシネマ』は、野外映画上映を通して地域活性化を行う『OUTDOOR THEAER JAPAN』のイベントです。 イベントの企画・運営を行ったOUTDOOR THEATER JAPANのクリエイティブディレクター、綱島大輔(つなしま・だいすけ)さんに『OUTDOOR THEAER JAPAN』の活動について話をうかがいました。 ――OUTDOOR THEATER JAPANの活動とは? 『OUTDOOR THEAER JAPAN』プロジェクトは「映画館のない街に『映画館』を届ける!」をテーマに、全国のさまざまな街へおもむき、スクリーンを設置して映画を楽しんでもらうというプロジェクトです。 移動が可能なビッグスクリーンを設置するだけで、日本全国どこでも『劇場化』できます。プロジェクトを進めるにあたって自治体や地元の青年団と協力し、街おこしの意味合いが付加価値になったらいいなと思います。 ――プロジェクトを始めたきっかけは? 「映画館のない街の子どもにも、大きなスクリーンで映画を観てもらいたい」と思ったのが、きっかけです。 実際、私が住む街にも映画館がありませんでした。映画館がなくなりつつある現実を知り、大画面で映画を観る楽しさを知ってほしいと思いました。 海外では一般的に行われていた野外映画の存在を知り、新しい映画鑑賞のスタイルを日本でもやりたいと思い、このプロジェクトをスタートしました。 ――なぜ映画に注目を? さまざまな娯楽や趣味があふれる現代ですが、そんな状況でも『映画鑑賞』の趣味って揺るがないものだなと思っていたんです。世代を問わず楽しめるし、一番身近な娯楽の1つだと思っています。 それなのに映画を楽しむ環境が少なくなっているのはもったいないなと。 ――これまで開催したイベントは? 第1弾が行われたのは映画館のない街、徳之島(鹿児島県)で行いました。 2018年5月5日のこどもの日に合わせてイベントを開催し、畦(あぜ)プリンスビーチに幅10m、高さ7mの巨大スクリーンを設置したんです。 会場の雰囲気に合わせ、上映作品は『ジュラシック・パーク』を選びました。開放的な空間の中で、映画の醍醐味を存分に味わえるイベントになりました。 初めて、大きなスクリーンで映画を観るという子供たちがたくさん来てくれました。みんな一様に、「楽しかった」「面白かった」といってくれたことが本当に嬉しかったです。 ――今後野外映画を実施したい場所は? OUTDOOR THEATER JAPANは映画館に行ったことがない人だけでなく、普段から映画館で映画を楽しむ人にとっても魅力あるコンテンツを提供しています。 声を掛けていただければどこへでもスクリーンとともに飛んでいくつもりです! 映画以外のコンテンツを映し出すことも可能なので、今後いろいろな楽しみ方ができると思っています。 大きなスクリーンで観る映画はやはり格別。野外上映なら、映画館から足が遠のきがちな、子育て中のママ・パパも、気兼ねなく子どもと一緒に映画を楽しめそうです。 『OUTDOOR THEAER JAPAN』の取り組みが、今後もっと広がっていくといいですね! OUTDOOR THEATER JAPAN [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
多摩川河川敷で開催された、とあるイベント。
川沿いに広がる芝生に、たくさんの人がシートを敷いて座っています。
周りには屋台も出ていて、楽しそうな雰囲気。その内に、あたりがだんだん暗くなってくると…。
会場に出された、移動式の大きなスクリーンに、映画が映し出されました!
開放的な雰囲気の中、映画鑑賞ができるなんて、海外ドラマのワンシーンみたいでなんだか素敵ですよね。
野外映画で街を活性化
2018年11月18日に行われた『調布リバーサイトシネマ』は、野外映画上映を通して地域活性化を行う『OUTDOOR THEAER JAPAN』のイベントです。
イベントの企画・運営を行ったOUTDOOR THEATER JAPANのクリエイティブディレクター、綱島大輔(つなしま・だいすけ)さんに『OUTDOOR THEAER JAPAN』の活動について話をうかがいました。
――OUTDOOR THEATER JAPANの活動とは?
『OUTDOOR THEAER JAPAN』プロジェクトは「映画館のない街に『映画館』を届ける!」をテーマに、全国のさまざまな街へおもむき、スクリーンを設置して映画を楽しんでもらうというプロジェクトです。
移動が可能なビッグスクリーンを設置するだけで、日本全国どこでも『劇場化』できます。プロジェクトを進めるにあたって自治体や地元の青年団と協力し、街おこしの意味合いが付加価値になったらいいなと思います。
――プロジェクトを始めたきっかけは?
「映画館のない街の子どもにも、大きなスクリーンで映画を観てもらいたい」と思ったのが、きっかけです。
実際、私が住む街にも映画館がありませんでした。映画館がなくなりつつある現実を知り、大画面で映画を観る楽しさを知ってほしいと思いました。
海外では一般的に行われていた野外映画の存在を知り、新しい映画鑑賞のスタイルを日本でもやりたいと思い、このプロジェクトをスタートしました。
――なぜ映画に注目を?
さまざまな娯楽や趣味があふれる現代ですが、そんな状況でも『映画鑑賞』の趣味って揺るがないものだなと思っていたんです。世代を問わず楽しめるし、一番身近な娯楽の1つだと思っています。
それなのに映画を楽しむ環境が少なくなっているのはもったいないなと。
――これまで開催したイベントは?
第1弾が行われたのは映画館のない街、徳之島(鹿児島県)で行いました。
2018年5月5日のこどもの日に合わせてイベントを開催し、畦(あぜ)プリンスビーチに幅10m、高さ7mの巨大スクリーンを設置したんです。
会場の雰囲気に合わせ、上映作品は『ジュラシック・パーク』を選びました。開放的な空間の中で、映画の醍醐味を存分に味わえるイベントになりました。
初めて、大きなスクリーンで映画を観るという子供たちがたくさん来てくれました。みんな一様に、「楽しかった」「面白かった」といってくれたことが本当に嬉しかったです。
――今後野外映画を実施したい場所は?
OUTDOOR THEATER JAPANは映画館に行ったことがない人だけでなく、普段から映画館で映画を楽しむ人にとっても魅力あるコンテンツを提供しています。
声を掛けていただければどこへでもスクリーンとともに飛んでいくつもりです!
映画以外のコンテンツを映し出すことも可能なので、今後いろいろな楽しみ方ができると思っています。
大きなスクリーンで観る映画はやはり格別。野外上映なら、映画館から足が遠のきがちな、子育て中のママ・パパも、気兼ねなく子どもと一緒に映画を楽しめそうです。
『OUTDOOR THEAER JAPAN』の取り組みが、今後もっと広がっていくといいですね!
OUTDOOR THEATER JAPAN
[文・構成/grape編集部]