六角精児が3回も離婚した理由を明かす 『相棒』降板したのは「他にやりたいことが」
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俳優として活躍している六角精児(ろっかくせいじ)さん。
高い演技力と朗らかな人柄で、男女問わず多くの人から支持されています。
そんな六角精児さんの俳優活動や鉄道ファンとしての一面、出版した書籍といったさまざまな情報をご紹介します!
六角精児が離婚を3度した理由を明かす
六角精児さんが2018年11月16日放送のラジオ番組『あさナビ』(ニッポン放送)に出演。離婚を3度した理由を明かしました。
番組パーソナリティの俳優・黒木瞳さんに「六角さんは3回離婚したの?」と質問されたことをきっかけに、六角精児さんの結婚歴についてのトークが展開されます。
黒木:六角さんは3回離婚したの?
六角:そうですね。3回ですが、4回目の結婚は3回目に結婚した人ともう1回結婚したから。
黒木:2回目に別れた人と4回目の結婚をしたの?
六角:そうです。
黒木:もう1回結婚するということは、その時、別れなきゃよかったわけですよね?
六角:いや、別れないと気付かないことがあったのではないでしょうか。恐らく。
黒木:ほお。じゃあ4回目の離婚はないのですか?
六角:多分ないと思います。あるとしたら、大概そうですが、向こうから愛想をつかされるのだと思います。大概、去って行きますね、ある日突然。
黒木:へえ。じゃあ、過去3回も去られた?
六角:そうです。
黒木:でもモテるからすぐ結婚するのですね。
六角:寂しがりやだからだと思います。我慢が効かないというか。我慢が効いたり抑えの効く人だったら、そうそうしないと思います。
黒木:我慢が効かない?
六角:離婚は僕のほうからいったわけじゃないから、それはしょうがないですよね。
でもその後で、じゃあまた結婚するとなった時に、もう少しいろいろ様子を見てからのほうがいいのではないかとか、もう少し時間を置こうと思うところがないからではないですかね。また「いいっすよ」って。溜めがないというか。
黒木:溜めがない。でも、ふらっと電車の旅をするみたいに、ふらっと人生気の向くまま風の吹くまま、自分の方向を見つけながら。
六角:そうですね、その時その時、見つけながら。
黒木:淡々と生きてらっしゃるような。しかも力強く。
六角:いや、力強いかどうか分からないですけれど、おっしゃる通りですね。何かが変わったら、そこに流されながら生きているような気がしますよ。
黒木:流されているようで流しているのではないですか?流しそうめんだって流されるようで、実はそうめんは自分で流れているのですよ。
六角:そうか。あれは流されているのではなく、自分で流れているのですか。木の節で止まっているものもありますからね。
黒木:自分で流れているのよ。そう思ったら、気持ちが楽になりますよね。
六角:そうですね。まあ、流されている時もそんなに気持ちは楽じゃないわけでもなかったけれど。
離婚をする時は、いつも相手から切り出されるという六角精児さん。
それでも「結婚したい」と思ったら一直線で、そういった行動力が複数回、結婚できることにつながっているようです。
六角精児「僕が3度離婚した理由」
六角精児 俳優としての活躍
六角精児さんが演劇の道を進むきっかけになったのは、高校時代に演劇部に入ったことです。裏方なら目立たずに済むと思っていたところ、役を割り当てられ演じることに。
六角精児さんの才能もあり、演劇部は全国大会に出場。同じ演劇部にいた横内謙介さんは後に劇作家となりました。
高校を卒業した後、六角精児さんは学習院大学に進みます。同時期に横内謙介さんとともに劇団『善人会議』(現・扉座)を立ち上げ、俳優となりました。
六角精児さんが注目されるようになったドラマは『相棒』(テレビ朝日系)です。鑑識の米沢守役として、落語好きで生真面目なキャラクターを演じ、ドラマに彩りを添えました。
『相棒』は大ヒット作となり、シリーズは幾度も制作され劇場版も公開されています。六角精児さんは、『相棒』シリーズのスピンオフ映画『鑑識・米沢守の事件簿』で初主演を務めました。
また、2005年のドラマ『電車男』(フジテレビ系)でも個性あるバイプレイヤーとして注目されるように。
映画でも活躍し、『超高速!参勤交代』においては今村清右衛門役にキャスティングされています。今村清右衛門は槍の名人で、ちょっと太め。コミカルな内容の映画に六角精児さんの演技が映えました。
同作は福島県いわき市に実在した『湯長谷藩』をモデルにした小説が原作です。作者が東日本大震災の取材でいわき市に来た際、「復興のため、いわきを舞台に小説を書こう」と思ったことから執筆されました。
内容は、「5日で江戸まで来い」と無理難題をいわれた湯長谷藩の人々のドタバタと苦労、裏にある陰謀を楽しく描いて好評を得ました。
六角精児さんは朝ドラこと朝の連続テレビ小説にも登場し、2018年の『半分、青い。』(NHK)ではバブリーな不動産会社の経営者、西園寺満役を演じています。
『相棒』降板でファンから嘆きの声
六角精児さん演じる米沢守は『相棒』シリーズにおいて愛された役でした。2016年に、六角精児さんが『相棒』から卒業した際には、ネット上では悲しむ声が。
降板の理由を、六角精児さんは「ほかにやりたいことがあるから」と説明しています。
六角精児さんは同年公開の映画『超高速!参勤交代 リターンズ』に出演し、さらに活躍の場を広げることとなりました。
六角精児はCMにも出演
六角精児さんは、明星食品『低糖質麺シリーズ』のCMに起用されています。
内容は、六角精児さん扮するサラリーマンが美味しそうなラーメンの屋台に入っていきます。屋台には妻がいて「ラーメンを食べたら太るっていわれたでしょ」と怒りつつ、太りづらい『低糖質麺』のラーメンを作って出してくれるという温かいものでした。
六角精児さんの起用は『低糖質麺』だけではなく、印刷通販の『ラクスル』やサントリーの飲料『エスプレッソーダ』でも活躍しています。
『六角精児バンド』を結成
六角精児さんはアコースティックギターが得意で、1996年に『六角精児バンド』を結成しています。2014年には、アルバム『石ころ人生』をリリース。
福島県にある只見線をテーマとした『只見線のうた』を発表しました。
六角精児バンド ライブ演奏『只見線のうた』福島県只見町にて
六角精児は鉄道ファン! 『呑み鉄』が話題に
六角精児さんは、子供のころから鉄道が好きだったといいます。ラジオ番組『ENEOSプレゼンツ あさナビ』(ニッポン放送)に出演した時に鉄道への思いを語ってくれました。
鉄道は子供のころから好きでした。好きだと自覚していましたが、それをいい出したのは30代の半ばから後半ですね。(中略)「ああ俺、鉄道好きだな」と思って、いろいろな車窓が見てみたいと思いました。そしていろいろな路線に乗り始めて鉄道好きになったわけです。
鉄道好きが高じて、『ディーゼル』という曲を演奏することも。
『ディーゼル』
また、六角精児さんは旅行番組『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』(NHK)に出演することとなりました。
番組内で六角精児さんは日本最北の酒蔵で酒を飲んだり、千葉は小湊鉄道の沿線でしし鍋をつついたり、会津では地元の日本酒を堪能。
六角精児さんは食べることが好きで、過去に出演したラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)で久我山の焼き鳥店を紹介したことがあります。
番組で六角精児さんが食べたり飲んだりする料理や酒が「美味しそう」といわれるのも当然のことかもしれません。
車窓には美しい一面の雪景色や春の菜の花といった風景が流れ、六角精児さんの幸せそうな顔が視聴者の「頬もゆるむ」と高評価を得ました。
※写真はイメージ
『呑み鉄』本を出版!
六角精児さんは2016年出版した書籍『六角精児「呑み鉄」の旅』でも札幌から稚内まで3時間の旅、そして北海道グルメを満喫した話を書いています。
中でも地元をめぐる旅は読みごたえがあります。小田急線・相模大野駅を出発点に、通っていた高校がある本厚木駅まで。起点にした相模大野駅は江の島線に続く東林間駅を隣にしたターミナル駅です。
六角精児さんは元厚木の喫茶店でプリンを食べるなど地元を堪能していました。
六角精児「呑み鉄」の旅
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六角精児さんは、ほかの場所でもその『鉄道愛』を明かしています。さらに詳しく知りたい人はこちらもあわせてご覧ください。
乗り鉄・六角精児の薦める“鉄道ひとり旅”
六角精児の現在・これから
六角精児さんは2019年3月から始まった情報番組『花は咲く~走れ!サンテツver.~』(NHK)に出演。3月に開通した三陸鉄道リアス線を取り上げた番組で、鉄道ファンの六角精児さんは的確なキャスティングでしょう。
5月にはバラエティ番組『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)に出演しています。長野の廃線となった『幻の鉄道』について語りました。
10月には主演映画『くらやみ祭りの小川さん』が公開される予定。府中の祭りをテーマに、リストラされた男性の再出発を暖かく描きます。六角精児さんの高い演技力が期待されています。
六角精児さんは個性派俳優として、ドラマや映画に欠かせない存在となりました。鉄道ファンとしてバラエティにも出演し、幅広い活躍をしています。これからの六角精児さんに期待ですね。
六角精児 プロフィール
本名:山地克明
生年月日:1962年6月24日
出身地:兵庫県
身長:175㎝
所属事務所:舞プロモーション
所属劇団:扉座
[文・構成/grape編集部]