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どうした4月ドラマ!視聴率が軒並みダウンする中、上昇した番組は

By - grape編集部  公開:  更新:

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提供:産経新聞社

日本のドラマの視聴率を定期的に報告しておりますが、おおむね順調なスタートを切ったと思われた2017年4月期のドラマも2話、3話と進むうちに早くも暗雲が立ち込めているようです。

今回は、5月2日までに判明した9作品の視聴率をお知らせします。

フジテレビ系月曜21時『貴族探偵』

まずは、嵐・相葉雅紀の風変わりな探偵ぶりと貴族キャラが注目された月9ドラマ『貴族探偵』。

初回の視聴率は11.8%とまずまずの出だしでしたが、第2話はガクンと落ちて8.3%、ああ〜やはりダメなのか!と思われましたが、5月1日放送の第3話は再び上がって9.5%と盛り返しました!

毎回、貴族探偵よりも、彼をサポートするメンバーの有能っぷりがすごいですよね。特に、メイドの田中(中山美穂)が作る捜査ボードの凝りようには笑ってしまいます。いささか悪乗りに似たお約束を徹底的に楽しむのが良さそうです。

フジテレビ系火曜21時『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』

テロや政治的な事件に立ち向かうスペシャリストをそろえた公安機動捜査隊特捜班の活躍を描く『CRISIS』は、相変わらず好調ですね。

現在まで3話まで放送され、初回が13.9%、2話目は11.2%と少し落としましたが、第3話では12.0%と盛り返し、安定した人気を保っているようです。

この作品で注目したいのはやはり小栗旬と西島秀俊の気合の入った格闘シーンでしょう。犯人もかなりの実力者が多く、本当に痛そうなバトルには毎回ハラハラさせられます。最後までこのレベルを維持できるか、注目したいですね。

TBS系火曜21時『あなたのことはそれほど』

新婚直後の主人公美都(波瑠)が、昔好きだった有島(鈴木伸之)と再会し、その夜にあっさり浮気してしまう衝撃の不倫ドラマ『あなそれ』。初回は11.1%と、なかなかのスタートを切りました。

第2話でもさらに危険な関係は続き、熱海へ温泉旅行まで行ってしまう2人。そこで妻の出産を知る有島と、有島が妻帯者であることを知る美都。思わず自分も既婚者だと打ち明けるのでした。

そんな第2話はちょっと下がって9.0%という結果に。どうやら、これだけ芸能人の不倫が問題視されている中で、うしろめたさを感じずに関係を持ってしまう美都と有島の行動に、反感を持った人が多いようですね。

一方、美都の夫・涼太(東出昌大)のサイコっぷりを楽しんでいる人も多いようなので、こちらで盛り返す可能性はあるかも。

日本テレビ系水曜22時『母になる』

初回は10.6%と低いながらも 2ケタ発進した『母になる』。2話では、9年ぶりに息子と再会した結衣(沢尻エリカ)が、別れていた元夫の陽一(藤木直人)とも和解し、3人で暮らしていくことを決意。視聴率は10.7%でした。

27日に放送された第3話では、誘拐された息子コウを育てていた『ママ』こと麻子(小池栄子)の存在が鍵となりました。夫婦の間に現れて過去を話し出す空気が恐ろしかった!コウの気持ちは相変わらずママの方にあるようで、これから夫婦は愛情を勝ち取ることができるのでしょうか。

テレビ朝日系木曜21時『緊急取調室』

安定した人気を誇るテレ朝木21時ドラマ枠。天海祐希主演のキントリこと『緊急取調室』は初回17.9%、そして第2話は14.2%という結果に。前回よりちょっと下がったものの、この視聴率は4月ドラマの中でも群を抜いた高さです。

主役の真壁有希子を囲む大杉蓮、小日向文世、田中哲司、でんでん、速水もこみちなど、シーズン1から再集結した豪華な緊急取調班メンバーの活躍も見どころで、このドラマは今後も安定した人気を保っていきそうですね。

フジテレビ系木曜22時『人は見た目が100パーセント』

初回こそ9.5%と、この枠としては上々のスタートを切った本作ですが、第2話は一気に6.4%まで急落。さらに3話目もちょっと下げて6.0%と、かなり厳しい結果となりました。

異例のスピード抜擢を果たしたブルゾンちえみの演技はかなり話題になっているのですが、数字は伴いません。

2014年10月期の『ディア・シスター』で平均視聴率11.4%を記録して以降、フジ木22時ドラマは平均視聴率が常に1ケタ(7%〜6%)と残念なことになっています。かつて『愛という名のもとに』や『白い巨塔』、『Dr.コトー診療所』などで20〜30%もの高視聴率を誇った木曜劇場だけに、何とか巻き返して欲しいところです。

TBS系金曜22時『リバース』

初回は10.3%を記録し、まずは2ケタクリアを達成した金曜ドラマ『リバース』でしたが、21日放送の第2話は一気に4%落ちて6.3%となってしまいました。

10年前の事件を蒸し返されるストーリーですから仕方ないのですが、何ともいえない暗さが支配しているのも視聴率を落とした原因でしょうか。

28日放送の第3話では、ついに4人のうちの1人が犠牲になり、彼らに復讐しようとしている人物の正体がわかってきます。後半のスリリングな展開が功を奏したのか、視聴率は前回より上がって10.5%となりました!

これからますます目が離せないドラマになりそうですね。

日本テレビ系土曜22時『ボク、運命の人です』

第2話では運命の2人・誠(亀梨和也)と晴子(木村文乃)の間に、高校時代の野球の試合で、補欠でありながら誠から決勝打を打った男・定岡(満島真之介)が登場し…といった内容。最後には晴子を何とか笑顔に出来た誠でしたが、視聴率はどうだったのでしょうか。

やはりこの作品も例に漏れず第2話で転落。9.6%と、初回の12.0%から2.4ポイント落としてしまいました。

第3話では、クラシックをテーマに野球のスコアボードがたまたま携帯電話の番号になるという『運命』がからんで、誠と晴子の距離がさらに近付きますが、視聴率は残念ながらさらに下がって9.2%。面白いので何とかこのあたりで歯止めをかけて欲しいものです。

TBS系日曜午後21時『小さな巨人』

初回は13.7%とまずまずのスタートを切った『小さな巨人』ですが、23日放送の第2話は少し落として13.0%。ボクシング中継延長のため少し遅れて始まったせいもあるかもしれませんが、今人気の吉田羊を起用して、一種の推理物の展開を見せたものの、この作品も『2話目に落とす傾向』から逃れられなかったようですね。

そして、30日放送の第3話は、警察内部に本当の悪がいることが判明、その悪を探し出し、正義を追求することを心に決めた香坂(長谷川博己)と山田(岡田将生)の決意が印象的な回でしたが、視聴率はさらに落として11.7%。日曜劇場としては物足りない結果です。

ただ、まだまだ爆発力を秘めていると思われるこの作品。今後また上げてくる可能性は十分考えられます。


[文・構成/grape編集部]

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