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【考察】高橋一生×小日向文世“親子”に笑いっぱなし! 『リボーン』第3話

By - 渡辺裕子  公開:  更新:

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『リボーン ~最後のヒーロー~』に出演する高橋一生さんが写る場面写真

渡辺裕子

テレビが大好きなイラストレーター。 SNSを中心に、注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。 『しあわせな結婚』『ザ・ロイヤルファミリー』などのレビューを執筆。 …続きを読む

SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、イラストレーターの渡辺裕子(@satohi11)さん。

2026年4月スタートのテレビドラマ『リボーン ~最後のヒーロー~』(テレビ朝日系)の見どころを連載していきます。以下、ネタバレが含まれます。

渡辺裕子さんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。

2014年、根尾光誠(高橋一生)が野本英人(高橋一生)に転生して2回目の春を迎えた。

英人が資産家の東郷(市村正親)に未来の情報を流した礼として受け取った1000万円で、借金を返せると父の野本英治(小日向文世)は大喜びする。

そんなある日、商店街の仲間から、元の英人が池谷更紗(中村アン)にプロポーズしていたことを聞かされ、更紗も英人を好きなことを知った英人。

しかし中身が光誠である英人では彼女を幸せにはできないと思い、結婚を諦めてもらいつつ彼女を幸せにする方法を考え始める。

そして更紗の描く絵を見て「これだ」とひらめく…。

高橋一生と小日向文世の掛け合いに抱腹絶倒!

コメディを全力で演じる高橋一生さんに大笑いし、彼の演技の引き出しの無限大さに驚かされた前回

第3回では、英治・英人親子の掛け合いシーンで、何度もお腹をかかえて笑うことになった。

『リボーン ~最後のヒーロー~』に出演する高橋一生さんと小日向文世さんが写る場面写真

英治に1000万円を渡したいが、真面目な彼は突き返してくるのではと考えてなかなか渡すことができない英人。

しかしうっかりその札束を見られ、競馬で勝ったと苦しい嘘をつくと

「ヤッホヤッホ〜!ヤッホ〜!」と突然の『ヤッホダンス』で喜びを表現する英治。あの不思議なダンスを至近距離で見て、高橋一生さんはよくふきだすことなく演技を続けられたと思う。

テレビのこちらでは、謎のステップを踏み続ける小日向文世さんの姿に抱腹絶倒だった。

この1000万円で、無事にクリーニング店の借金は返済完了。

その後、英人のひらめきで株式会社あかり商店街が誕生し、英治は社長になった。

『リボーン ~最後のヒーロー~』に出演する小日向文世さんと岸本加世子さんが写る場面写真

これで金銭的な問題はすべて解決していく…と思われたのだが。

英治の脳内にある間違いだらけの社長像に合わせて、スーツ・時計・銀座のクラブと散財し新たな借金を重ねていく様子と、その告白に連続でダメージを受けて立ち上がれなくなっていく英人のシーンにも大笑い。

笑っている場合じゃないのだが、この二人はおもしろすぎる。

英人と光誠、根本は同じなのに…

そんなふうに、この時代に来てから2年が経とうとしている英人は、いつの間にか英治の息子として野本家になじんでいる。

苦手だったはずのべったら漬けをポリポリと食べたりもできるようになったが、心の声ではいつも周りに憎まれ口を叩いてしまう。

「僕は見慣れた札束だが」

「バカ相手なら楽勝だがほどほどにしておこう」

マウントを取ることを忘れていない英人だが、実際は、とても自己評価が低いのではないか。

『リボーン ~最後のヒーロー~』に出演する高橋一生さんが写る場面写真

更紗が英人を好きなことを知って、こうブレーキをかけてしまう。

「気のいい英人を演じてはいるが、中身は僕だ。根尾光誠だ。結婚したら更紗は幸せにはなれない」

もちろん、更紗はずっと元の英人を好きだったけど、今はその上に重なった、商店街を救おうと奔走する光誠の魂を含めて、好きになっているのではないか…。しかし英人はそうは思えないらしい。

自分をとても低く評価している英人だが、更紗の絵の才能を認め、バカだと心でののしりつつも商店街の人々の潜在能力も見抜いている。

『リボーン ~最後のヒーロー~』に出演する高橋一生さんと岸本加世子さんが写る場面写真

そして、また借金を作ったダメダメな英治が、ダメなりに努力している姿も知っている。

英人には他の人のいいところを見つけて、それを活かす力がある。

でも光誠だった時のその力は、部下のいいところを都合よく利用して、一度使えないと思ったら切り捨てる冷たさに変わっていた。

何が彼をそう変えてしまったのか。

英人の働きで、新進の芸術家として雑誌の表紙を飾るようになった更紗が、「ここに写っているのは、本当の私じゃなくて…虚構の世界の私だからさ」と戸惑いを口にした時の彼の反論に、その答えの一端が見えた気がした。

「虚構の何が悪いんだ?」

「娯楽だよ。ウソも本当も受け入れて楽しむしかないだろう。世に出ていくっていうことは、他人に見つかって、他人のものになって、消費されるってことだ。評価も誤解も全部。その覚悟がないとダメなんだ」

『リボーン ~最後のヒーロー~』に出演する高橋一生さんと中村アンさんが写る場面写真

自分はダメな人間だと思いながら『NEOXIS』の社長として有名になり、世間に消費されているうちに、虚構の自分を演じることを娯楽だと思い込まないとやっていられなくなったのが光誠、ということなのだろうか。

現在の英人は、まだ外に知られていないから本来の根尾光誠のままでいられる。

『リボーン ~最後のヒーロー~』に出演する高橋一生さんが写る場面写真

でも『株式会社あかり商店街』を立ち上げて、未来の情報を元にした商品がヒットし、注目を浴びるようになったら、彼はこのままの英人でいられるのか、それともまた虚構の冷たい仮面をかぶるのか。

英人が乗るタクシーの窓にある初乗り料金は2015年当時のものだと思うし、英人の電話に出る英梨が手にしているのは、たぶん『iPhone 6』。そんな『あの頃』の作り込みが見ていて楽しいのだが、当時の災害、テロなどは避けられず起こるので、楽しいだけでなくヒヤッとする。

自分の言動ではからずも運命を変えてしまった英人、英梨(横田真悠)やこの時代の光誠をテロから救うことは可能なのか。

ハラハラしながら次回を待つしかないが、それにしてもラストシーンの英人と光誠が、よく似た別人になっているのがすごい。

ここで二人が会ってしまったら…どうなるのだろう。

『リボーン ~最後のヒーロー~』はTVerで配信中

『リボーン ~最後のヒーロー~』は、放送終了後から動画配信サービス『TVer』で配信中。

第3話はこちらからご覧いただけます。


[文/渡辺裕子 構成/grape編集部]

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