蜂が寄ってくる理由は… 研究所の情報に「マジかよ」「意外すぎた」
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夏のお出かけで気になるのが虫の被害。特に、蜂は刺されるとアナフィラキシーショックなどを引き起こし、最悪の事態になるケースもあります。
本記事では、そんな蜂に関する注意事項やどう対処すべきかを森林開発研究所の情報を元に紹介します。
蜂の被害、いつ頃が危険?
※写真はイメージ
森林開発研究所の資料によれば、働きバチが増える夏から秋の期間、8~9月がもっとも蜂の被害が起きやすいとのこと。ちょうど夏休みシーズン、自然の中へのお出かけなどの際は注意が必要です。
とはいえ、蜂の種類や生息地によって活動期間も変わるため、10月以降も注意するに越したことはありません。
数多くいる種類のなかでも、特に危険なのが『スズメバチ』です。『ミツバチ』や『マルハナバチ』などの蜂も注意するに越したことはありませんが、スズメバチほど大きな危険性はありません。
また、スズメバチの仲間『アシナガバチ類』もスズメバチに比べると攻撃性は低く、巣のサイズも小さいですが、葉の裏や枝など目立たない場所に巣を作ることがあるので注意が必要です。
知っておきたい『アナフィラキシーショック』の危険性
蜂の毒にはさまざまな成分が含まれており、一部の人はその中の特定の成分にアレルギー反応を示します。
刺された場所の傷みや腫れ以外に、じんましん、吐き気、発汗、頭痛、腹痛などに加え、さらにひどい症状だと、血圧が下がったり意識を失う『アナフィラキシーショック』を発症するのです。
蜂に襲われた時、どうするのが正解?
十分気を付けていても、気付かないうちに蜂に近付いてしまうこともあるでしょう。スズメバチは、外敵が巣に近付くと以下の行動を起こします。
・相手の周りをしつこく飛ぶ
・相手に狙いを付けて空中で停止する
・あごをかみ合わせて「カチカチ」という音を立てる
この時、手で振り払うなど、素早い動きを見せると攻撃してくる恐れがあります。できるだけじっとして立ち去るのを待つのが正解だそうです。
また、巣から離れた場所にいる人間を襲いに来ることは基本ありませんが、人間の汗や甘い匂い、弁当に惹かれて寄ってくる場合もあるため、肌の上やお弁当に止まってしまった場合は、強く手を振るわず、そっと払うようにしましょう。
気付かずに巣に近付いてしまった場合は、『できるだけ遠くに逃げる』が正解です。手を振るなどといった動作は避け、できる限り身をかがめて逃げるといいでしょう。
もしも急いで遠くに逃げることができない場合は巣からできるだけ離れ、首から上をできるだけ隠し、肌の露出部分をできるだけ少なくして身をかがめます。その状態のまま、その場所から少しずつ遠ざかるようにしてください。
お出かけの際に気を付けることは?
森などの自然の中では、何が起きるのか想定できません。お出かけする時は、もしものための備えをしておきましょう。以下に注意点をまとめました。
長袖、長ズボンを着用する
できるだけ肌を出さないようにしましょう。服の上からでも蜂の針は通りますが、素肌に比べれば被害は小さくなります。
服や帽子は白や黄色を着用する
攻撃時の蜂は、黒色を真っ先にめがけてやってきます。白、黄色はより安全な色といえるでしょう。明るい色の服は、遭難時にも役立ちます。
殺虫スプレーを携帯する
多数の蜂に襲われた時、殺虫スプレーがあれば被害を最小限にとどめることができます。ただし、いわゆる虫よけスプレーやクリームは、蜂には効果がないので注意してください。
一人行動は避ける
森の中などを移動する場合、万が一何かが起こった際に助けを求めることができないため、一人行動はできるだけ避けましょう。
ただし、あまりに大勢で行動すると、振動や動きで巣を刺激してしまう可能性があります。遠足など大勢が参加する場合は小さなグループを作り、静かに行動しましょう。
匂いに気を付ける
化粧品や清涼飲料水などに含まれる匂いの中に、スズメバチに攻撃行動をもたらす警報フェロモンの成分が含まれていることがあります。野外での活動の際は、できる限り化粧品や香水の使用を控えましょう。
自分の体質を周囲に知らせる
蜂毒のアレルギーなどがある場合は、事前に周囲の人に知らせておきましょう。蜂毒アレルギーである旨を記した名札を付けておくのも効果的です。
もし蜂に刺されてしまった場合の対処法はまずは毒を取り除くことが大切。腫れや痛みのある部分を冷やしたり、薬を使うことも有効です。毒を取り除く際には市販の吸入器が推奨されているので、ぜひ野外活動の際は携帯してください。
また、傷口にアンモニアや尿を塗るのは効果がなく有害なため、絶対にやめておきましょう。しっかり対策し、楽しく安全な夏を過ごしてください。
[文・構成/grape編集部]