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なかなか自然妊娠しない時は… 産婦人科医のアドバイスに「初めて知りました」

By - grape編集部  公開:  更新:

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妊娠のために行うさまざまな活動のことを指す『妊活』という言葉。

子供を望んでいる人や、いつかは欲しいと思っている人にとって、頭でイメージはできても、「具体的には何をすればいいの?」と悩んでしまうこともあるでしょう。

産婦人科医に寄せられる『妊活』のリアルな相談

女性の健康推進の必要性と課題について考える、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー 〜⼼とからだの話をはじめよう in Mar.2025』が、2025年3月7日より配信。

『女性の健康週間(3月1~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催された、同イベントでは、女性の心と身体の健康に寄り添う医療ヘルスケアの専門家とゲストが、さまざまなテーマに関する悩みとその解消法について話し合いました!

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本セッションのテーマは、『しっておきたい妊活のキホン!リアル相談3選』。日本産科婦人科学会所属、産婦人科専門医の吉形玲美先生登壇のもと、アイドルグループ『アンジュルム』と、『ハロー!プロジェクト』の元リーダーで、現在はソロで音楽活動をしている、和田彩花さんがゲストとして参加しました。

MCを佐藤里佳アナウンサーが務めています。

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写真左から、吉形玲美医師、和田彩花さん、佐藤里佳アナ

妊娠しやすい身体かどうかを知るためには?

1つ目のリアル相談は「私の身体は妊娠しやすい? 妊娠しにくい?」という内容。

吉形先生は、「まずは、自分の身体について詳しく知りましょう!」と回答し、パートナーと一緒に考えることを前提に、3つの観点で検査ができることを伝えました。

まずは『器質的な異常』を発見するための子宮頸がん※1検診や、内診、経腟超音波検査。基本的だと思われがちな検査ですが、子宮と卵巣の状態を知るために大切だといいます。

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次に『内分泌機能の状態』を調べるための検査です。具体的には、排卵がきちんとできる卵巣機能が保たれているか、排卵を行うためのホルモンの仕組みが整っているかを、血液検査で調べることができるそうです。

さらにもう一歩踏み込んだものとして『卵子の数』の目安を調べる検査があるのだとか。

「妊活において、卵子の数を知ることは非常に大切」と話す、吉形先生。AMH検査(卵巣予備能検査)では、年齢とともに減少していく卵子が、卵巣の中にどれくらい残っているかの目安を知ることができるといいます。

自身の身体の状態を知るために、さまざまな検査があることを知った和田さんは「私たちは妊娠ができるかどうか漠然な疑問を抱いているけれど、まずは基本的な検査を定期的に受けていくことが大切なんだな、と改めて思いました」とコメント。

このような検査を受けて、身体の状態を知った上で、パートナーとどのように妊活をしていくかを話し合っていくことが大切でしょう。

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また、吉形先生は、検査を受けて特に異常がないという人に向けて『タイミング療法』を紹介。基礎体温※2をつけることなどで排卵日を予測し、パートナーと性生活のタイミングを計っていくことが妊活の第一歩だといいます。

検査をして異常がないカップルが、妊娠しやすいタイミングでチャンスを持った時、妊娠する確率はおよそ15~30%といわれているのだとか。

だいたい1年前後タイミングを計り続けても妊娠しない場合は、婦人科に行って相談してほしいと話しました。

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「これは前にも聞いたことがあるんですけど『1年もかかるんだ』って、結構ショックだったんですよ…」とコメントした、和田さん。

吉形先生は「あくまで1つの目安なので、待たなくてもいいんですよ」といい、妊娠したいと思った時からかかりつけ医を受診するなど、相談について早いに越したことはないと話しました。

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また、妊活においては女性だけでなく男性の健康管理も重要です。

WHO(世界保健機関)の調査では、不妊に悩むカップルの約半数は、男性にも原因があることが分かっています。

吉形先生は、妊活のファーストステップとして「男性にも検査をしていただくのがとても大事」と話し、精子の濃度や運動率を自宅で測定できる『運動精子濃度テストキット』を紹介しました。

キットをスマホのカメラにセットすると、アプリ上で自分の精子の状態を見ることができるといいます。

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『運動精子濃度テストキット』のイメージ

精子の状態を知れば、男性側も必要に応じて、泌尿器科の受診などが検討できるでしょう。

また、ほかにも食事や運動といった生活習慣を見直すなど、カップルで実践できることはたくさんあるといいます。

このように将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合う考え方のことを『プレコンセプションケア※3』といい、国立生育医療研究センターが推奨している『プレコン・チェックシート』を参考にすることもすすめていました。

終わらない妊活、モチベーションを保つには

2つ目のリアル相談として紹介されたのは「なかなか自然妊娠しません。モチベーションの保ち方は?」という内容。

吉形先生は「いろんなサポートを検討しながら、ゴールを2人で話し合うことが大切です」と回答し、排卵日と妊娠の関係について解説をしました。

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基礎体温を計測したグラフによって排卵日を予測することが可能で、排卵の数日前からが妊娠しやすい時期になります。

逆に排卵日から1日過ぎると卵子が寿命をむかえ、妊娠ができなくなってしまうそうです。

Women’s Health Action オープニング

そのため、『排卵の数日前から排卵後1日を含めたおよそ5日間が、1回の周期で妊娠しやすい時期』という考え方なのだとか。

とはいえ、互いに仕事などで忙しくしていると、限られたタイミングを逃してしまい、精神的に疲弊してしまうこともあるでしょう。

そんなカップルのモチベーションを保つ方法として、排卵の時期を自宅で調べることができる『排卵日予測検査薬』を使うもの1つの手だといいます。

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排卵の引き金となる、黄体形成ホルモン(LHサージ)をとらえることで、排卵日を約1日前に予測できるもので、検査方法もスティック状のキットに尿をかけるだけと、比較的簡単な点が特徴です。

排卵日予測検査薬について、和田さんは「初めて知りました。結構簡単ですね」と反応。

基礎体温の計測などと合わせて活用することで、妊活をサポートしてくれそうですね。

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40代で妊娠する可能性は?

3つ目のリアル相談は「例えば、40代だと妊娠する可能性はどのくらいですか?」という内容です。

吉形先生は「医師と一緒に方法を探していきましょう」と回答。40代になって初めて妊娠の相談にくる人は少なくないといい、年齢とともに妊娠する力は下がってくることを説明しました。

妊娠する力のことを『妊よう性』、その確率を『妊よう率』と呼び、20代前半の人を100とした場合、40代に入ると妊よう率がおよそ3ぶんの1程度まで下がってしまうといいます。

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40代後半になると、さらにガクッと下がり10ぶんの1程度に。

「もちろん40代でも元気なお子さんを授かる方はいらっしゃるので、『いきなり諦めなさい』ということではありません。ただ、そういう現実を知っておくことは、やはりとても大事かなと思っています」と、吉形先生は話します。

適齢期を越えてきている人に向けて、早めに婦人科へ行くことをすすめた上で「子供を持つことや妊活だけにこだわらず、いろいろなことに視野を広げることが大切」と伝えました。

トークセッションを振り返り「自分自身の健康を見直すきっかけが多かった」という、和田さん。

「子供を持つ持たないにかかわらず、まずは自分の身体のコンディションを整えておくこと、そして自分がどんなライフスタイルを歩みたいか、ということは、常に考えていいことなんだなと思いました」と話し、「10代や20代の若い世代の人にも、知識が広がってほしい」とコメントしました。

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最後に視聴者に向けて「妊活はライフプランの1つの選択肢です。いろんな情報に振り回されずに、正しい知識をもって取り組んでほしいと思います」と伝えた、吉形先生。

まずは、自分の身体の状態を知り、さまざまなサポートを活用しながら、パートナーと一緒に心と身体のコンディションと向き合って妊活ができるとよいかもしれません。

心と身体について正しい知識をもつことは、妊活のためだけではなく、今後のライフプランにおいてさまざまな選択肢をもてるということ。

自分自身やパートナーが、健康で豊かな人生を送る上で、自分らしい選択をしていくことにつながるでしょう。

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・日本ナットウキナーゼ協会 『JNKAマークを取得した確かな品質の商品を厳選してお届け』
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・富士製薬工業株式会社 『女性のための健康支援アプリ「LiLuLa(リルラ)」付箋・チラシ』、『カラダCAMPUS』、『ご存じですか?更年期との上手なつきあい方。』
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※チェキ画像は一部ぼかしが入っておりますが、実際のものにぼかしはありません

応募期間は2025年3月7日~4月30日です。

興味のある人は、ぜひ参加してみてください!

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※1 子宮頸がん | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※2 基礎体温 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※3 妊娠前に受けておきたい検診(プレコンセプションケア) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修

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