今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする 提供:株式会社LIXIL By - grape編集部 公開:2025-03-27 更新:2025-03-27 注意喚起犯罪防犯 Share Post LINE はてな ※写真はイメージ 残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。 玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。 しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。 変化する犯罪 背景にあるのは… 空き巣や強盗の傾向が変わっている背景にあるのは『闇バイト』の存在。 高額報酬などをうたって、応募者を巧みに誘い、犯罪に手を染めさせる行為で、近年社会問題となっています。 ※写真はイメージ 防犯アドバイザーの京師美佳さんによれば、『闇バイト』による犯行の特徴は『素人による犯罪』『少額現金狙い』『手口の過激化』の3つ。 知識や技術のない『素人』による犯行のため、窓ガラスを力任せに割ったり、ドアを強引にこじ開けたりなど、侵入方法が乱暴だといいます。 当然目立ちやすくリスクも高いため、従来と比較して被害額も小規模であり、富裕層だけではなく、誰もが狙われる可能性があるのだとか。 特に年金や生活費を現金で管理している傾向にある、高齢者宅を狙った少額の強盗事件が多発しているそうです。 ※写真はイメージ 2024年に警察庁が実施した調査※1では『ここ10年間で、日本の治安は悪くなったと思う』と回答した生活者は76.6%に達し、令和に入ってから最多となりました。 一方で、住宅設備メーカーの、株式会社LIXIL(以下、LIXIL)が行った『防犯に関する意識調査』によると、『闇バイト』の特徴や傾向を把握している人は、30%に満たないことが判明。 ※防犯対策専門家 京師美佳さんへのヒアリング内容をもとに作成 クリックすると画像を拡大します メディアによる報道や、警察や教育機関などによる注意喚起が日々行われているものの、まだまだ浸透しきっていないといえそうです。 性別や年代別にみると、60代女性の理解度は低い傾向があることが分かります。 クリックすると画像を拡大します また、『家を空けることが少ない(ない)』という理由で、『自宅の防犯対策をしていない』と回答したのも、60代女性が最多でした。 クリックすると画像を拡大します 確かに、従来であれば、在宅中に侵入されるケースは少なかったといえるでしょう。 しかし、『闇バイト』の場合、実行犯は指示役に個人情報などを握られ、やるしかない状況に追い込まれているケースが考えられます。 家に人がいたとしても、リスクを承知で侵入し、強引に犯行に及ぶ恐れがあるのです。 もし、侵入してきた犯人と鉢合わせたら…考えただけでもゾッとしますね。 ※写真はイメージ 手口が過激化しており、リスクも恐れない『闇バイト』による犯罪。 金品だけでなく、身の危険まである犯行に備えるには、簡易的な防犯対策だけでは不十分かもしれません。 被害に遭わないためには、どのような対策をとるべきなのでしょうか 『守り』から『攻め』の防犯へ 自宅の防犯環境を考えるうえで重要なのが『音』『光』『時間』『人の目』の4つです。 この『防犯の4原則』を踏まえることで、より根本的な防犯対策を考えることができるのだとか。 ※写真はイメージ まずは、無理やり侵入してくる『闇バイト』に対し、物理的に侵入されにくい工夫をすることが大切。 侵入までに5分以上の時間がかかる場合、7割の犯人が犯行をあきらめるというデータもあり、『犯人に時間をかけさせること』がポイントです。 窓にシャッターや格子を設置し、割れにくいガラスへ変更すれば、強引な侵入手口にも高い効果を発揮してくれるでしょう。 警察庁が公表しているデータ※2によると、令和元年から令和3年に発生した侵入窃盗事件のうち、シャッターをこじ開けて犯行に及んだケースは全体の0.02%しかなかったそうです。 なお、シャッターをつけると防犯対策だけでなく、台風時の防災対策にもなりますよ。 続いて重要なのは『犯罪者に狙われにくくすること』。「この家は侵入しづらい」と思わせるような対策が重要です。 そのためには、敷地の入り口に門扉や、外からの視界を遮るためのフェンスをつけると侵入への抑止効果を発揮するでしょう。 また、夜間にも外回りを外構ライトで明るく照らすとさらに効果があるほか、家の外観も美しくなります。 生活をしている中で、旅行や帰省など、タイミングによっては長期間家を空けることも当然あるはず。 そんな時に、スマートホームを導入しておけば、遠隔でも自宅の状況を確認することができます。 玄関ドアやシャッター、カメラなどと連携させれば、外出先からの施錠、異常があった際の記録や即時対応も可能になります。 LIXILの屋外カメラでは、警告音を鳴らす機能や自動追尾機能などもあり、抑止効果も期待できるでしょう。 さらにエアコンや浴室とも連携できるため、暮らしの快適性も向上します。 世の中にはさまざまな防犯グッズがありますが、空き巣や強盗の手口も日々多様化しています。 自宅を守るために、これら複数を掛け合わせ、二重三重の対策を練ることが大切です。 LIXILが展開する住宅設備には、自宅の安心・安全を守りつつ、外観の美しさも両立するものが充実しています。 「うちに盗るものなんてないから」と油断せず、大切な家族を守るためにも、自宅や実家の防犯を見直してみてはいかがでしょうか。 LIXILの『こう見えて+(プラス)防犯』 ※1 警察庁『令和6年の犯罪情勢について』 ※2 警察庁『侵入窃盗 発生場所別 侵入口・侵入手段別 認知件数』(令和元年~令和3年)より試算。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。
玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。
しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。
変化する犯罪 背景にあるのは…
空き巣や強盗の傾向が変わっている背景にあるのは『闇バイト』の存在。
高額報酬などをうたって、応募者を巧みに誘い、犯罪に手を染めさせる行為で、近年社会問題となっています。
※写真はイメージ
防犯アドバイザーの京師美佳さんによれば、『闇バイト』による犯行の特徴は『素人による犯罪』『少額現金狙い』『手口の過激化』の3つ。
知識や技術のない『素人』による犯行のため、窓ガラスを力任せに割ったり、ドアを強引にこじ開けたりなど、侵入方法が乱暴だといいます。
当然目立ちやすくリスクも高いため、従来と比較して被害額も小規模であり、富裕層だけではなく、誰もが狙われる可能性があるのだとか。
特に年金や生活費を現金で管理している傾向にある、高齢者宅を狙った少額の強盗事件が多発しているそうです。
※写真はイメージ
2024年に警察庁が実施した調査※1では『ここ10年間で、日本の治安は悪くなったと思う』と回答した生活者は76.6%に達し、令和に入ってから最多となりました。
一方で、住宅設備メーカーの、株式会社LIXIL(以下、LIXIL)が行った『防犯に関する意識調査』によると、『闇バイト』の特徴や傾向を把握している人は、30%に満たないことが判明。
※防犯対策専門家 京師美佳さんへのヒアリング内容をもとに作成
クリックすると画像を拡大します
メディアによる報道や、警察や教育機関などによる注意喚起が日々行われているものの、まだまだ浸透しきっていないといえそうです。
性別や年代別にみると、60代女性の理解度は低い傾向があることが分かります。
クリックすると画像を拡大します
また、『家を空けることが少ない(ない)』という理由で、『自宅の防犯対策をしていない』と回答したのも、60代女性が最多でした。
クリックすると画像を拡大します
確かに、従来であれば、在宅中に侵入されるケースは少なかったといえるでしょう。
しかし、『闇バイト』の場合、実行犯は指示役に個人情報などを握られ、やるしかない状況に追い込まれているケースが考えられます。
家に人がいたとしても、リスクを承知で侵入し、強引に犯行に及ぶ恐れがあるのです。
もし、侵入してきた犯人と鉢合わせたら…考えただけでもゾッとしますね。
※写真はイメージ
手口が過激化しており、リスクも恐れない『闇バイト』による犯罪。
金品だけでなく、身の危険まである犯行に備えるには、簡易的な防犯対策だけでは不十分かもしれません。
被害に遭わないためには、どのような対策をとるべきなのでしょうか
『守り』から『攻め』の防犯へ
自宅の防犯環境を考えるうえで重要なのが『音』『光』『時間』『人の目』の4つです。
この『防犯の4原則』を踏まえることで、より根本的な防犯対策を考えることができるのだとか。
※写真はイメージ
まずは、無理やり侵入してくる『闇バイト』に対し、物理的に侵入されにくい工夫をすることが大切。
侵入までに5分以上の時間がかかる場合、7割の犯人が犯行をあきらめるというデータもあり、『犯人に時間をかけさせること』がポイントです。
窓にシャッターや格子を設置し、割れにくいガラスへ変更すれば、強引な侵入手口にも高い効果を発揮してくれるでしょう。
警察庁が公表しているデータ※2によると、令和元年から令和3年に発生した侵入窃盗事件のうち、シャッターをこじ開けて犯行に及んだケースは全体の0.02%しかなかったそうです。
なお、シャッターをつけると防犯対策だけでなく、台風時の防災対策にもなりますよ。
続いて重要なのは『犯罪者に狙われにくくすること』。「この家は侵入しづらい」と思わせるような対策が重要です。
そのためには、敷地の入り口に門扉や、外からの視界を遮るためのフェンスをつけると侵入への抑止効果を発揮するでしょう。
また、夜間にも外回りを外構ライトで明るく照らすとさらに効果があるほか、家の外観も美しくなります。
生活をしている中で、旅行や帰省など、タイミングによっては長期間家を空けることも当然あるはず。
そんな時に、スマートホームを導入しておけば、遠隔でも自宅の状況を確認することができます。
玄関ドアやシャッター、カメラなどと連携させれば、外出先からの施錠、異常があった際の記録や即時対応も可能になります。
LIXILの屋外カメラでは、警告音を鳴らす機能や自動追尾機能などもあり、抑止効果も期待できるでしょう。
さらにエアコンや浴室とも連携できるため、暮らしの快適性も向上します。
世の中にはさまざまな防犯グッズがありますが、空き巣や強盗の手口も日々多様化しています。
自宅を守るために、これら複数を掛け合わせ、二重三重の対策を練ることが大切です。
LIXILが展開する住宅設備には、自宅の安心・安全を守りつつ、外観の美しさも両立するものが充実しています。
「うちに盗るものなんてないから」と油断せず、大切な家族を守るためにも、自宅や実家の防犯を見直してみてはいかがでしょうか。
LIXILの『こう見えて+(プラス)防犯』
※1 警察庁『令和6年の犯罪情勢について』
※2 警察庁『侵入窃盗 発生場所別 侵入口・侵入手段別 認知件数』(令和元年~令和3年)より試算。
[文・構成/grape編集部]