暖房の効きが悪い原因は… 企業の指摘に「盲点だった」「今すぐ見直す」
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「うちの室外機、危なかった…」 台風前に見直すべき設置場所とは台風が自宅周辺に接近、上陸すると、雨や風による被害を受けることがあります。停電や食料品などの対策は行っていても、エアコンに対策をしている人は少ないのではないでしょうか。この記事では、エアコンを守る台風対策を紹介します。






寒い季節に頼りにしたいのが暖房です。
しかし、「エアコンの設定温度を上げても部屋が全然温まらない」「つけていても寒いまま」といった経験をしたことがある人もいるでしょう。
暖房が効かない原因は意外と身近なところに潜んでおり、ちょっとした対策で改善できるケースもあります。
本記事では、暖房が効かない原因とその対策方法を分かりやすく解説し、さらに快適に過ごすためのひと工夫も見ていきましょう。
暖房が効かない主な原因とその対処法
暖房が効かないと感じた時、まずは故障を疑うかもしれませんが、実際は、生活環境や使用方法に原因があることも少なくありません。
まず注目したいのがエアコンの室外機です。クリーニングや家事代行を手掛ける、アクティア株式会社が運営する『カジタクオンラインショップ』のウェブサイトでは、暖房が効かない原因の1つとして、以下のように説明しています。
室外機の周囲に荷物が置かれていると、空気の排出が妨げられて暖房効率が悪化します。
特に冬場は、霜取り機能が働くと余計に性能が低下しやすくなるため、室外機の周囲は最低でも30cm以上あけ、風通しを確保しましょう。
フィルターの汚れやメンテナンス不足も原因
また、エアコン本体のフィルターや吹き出し口の汚れも原因です。ホコリや油がフィルターに詰まると、空気の循環が悪くなり、十分な温風が出なくなります。
エアコンは月に1〜2回程度フィルターを掃除するのが望ましく、使用頻度が高い冬場は、特にこまめな掃除が必要です。
また、吹き出し口のルーバーの角度を調整するだけでも、暖房効率が大きく変わることがあります。温かい空気は上に溜まりやすいため、ルーバーを下向きに設定すると部屋全体が暖まりやすいでしょう。
隙間風や断熱不足もチェック
窓やドアの隙間から冷気が入ってきたり暖気が逃げたりすると、どんなに高性能な暖房機器を使っていても室温は上がりません。
カーテンの長さを見直す、隙間テープや断熱シートを貼るなど、家の断熱性能を高める工夫が効果的です。特に、窓ガラスに貼る断熱フィルムは、費用対効果が高く人気があります。
暖房の効率を上げるアイディア
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暖房を効率的に使うには、ちょっとしたひと工夫も欠かせません。ここでは、誰でもすぐにできるアイディアをいくつかご紹介します。
サーキュレーターを活用する
前項でも触れたように、温かい空気は上に溜まりやすいため、床が冷えたままという状況はよく起こります。そこで役立つのがサーキュレーターです。
エアコンの風向きを下向きに設定し、サーキュレーターを壁に向けて斜め上に送風すると、部屋全体の空気が循環し、上下の温度差が少なくなります。
特に、広い部屋や天井が高い部屋では効果を実感しやすいでしょう。
家具の配置を見直す
意外と見落とされがちなのが、家具の配置です。エアコンの吹き出し口の前にソファや棚があると、暖気が遮られて部屋全体に行き渡りにくくなります。可能な範囲で風の通り道を確保し、効率よく空気が循環するよう工夫しましょう。
加湿器で体感温度を上げる
空気が乾燥していると、実際の室温よりも寒く感じてしまうことがあります。加湿器を使って、湿度を40〜60%に保てば、同じ室温でも体感温度が上がるでしょう。
「暖房が効かない」と感じる原因はさまざまですが、室外機のまわりを整理する、フィルター掃除を定期的に行う、住まいの断熱性を高めるといった基本的な対策で、多くは改善できます。
加えて、サーキュレーターや加湿器の活用などの工夫をプラスして、快適な室内環境を手に入れましょう。
[文・構成/grape編集部]