エアコンが冷えない原因は故障じゃない? 今日からできる改善策3つ
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エアコンの設定温度で揉めない! 体感温度の整え方に「目からウロコ」「納得」快適に感じる温度は個人差があります。そのため、同じ空間で過ごす時に起こるのが『エアコンの設定温度問題』です。暑がりな人も寒がりな人も心地よく過ごすためには、『体感温度』を意識した工夫がポイントになります。

暖房の効きが悪い原因は… 企業の指摘に「盲点だった」「今すぐ見直す」エアコンの暖房効率を高めるために、こまめなフィルター掃除を心がけている人も多いかもしれません。しかし、意外に見落とされがちなのが『室外機』です。室外機への対策も取り入れて、暖房効率を高めましょう。
- 出典
- ダイオーズ






エアコンをつけているのに「部屋が涼しくならない…」「温度を下げても効かない気がする」と感じた経験はありませんか。
実は、エアコンが冷えない原因は機械の故障とは限らず、ちょっとした環境や使い方の工夫で改善できるケースが多いのです。
本記事では、家庭でできるエアコンが冷えない時の対策を紹介します。
エアコンが冷えない原因を徹底解説
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エアコンの効きが悪いと、室内が涼しくならないだけでなく、電気代が余計にかかってしまいます。そのため、まずは冷えにくい原因をきちんと把握することが大切です。
オフィスサービスの各種事業を行う、株式会社ダイオーズのウェブサイトでは、以下のように解説していました。
フィルターの汚れ以外に、以下のような原因も考えられます。
冷気の循環不足
部屋のレイアウトによっても冷え方は大きく変わります。冷たい空気は重いため下に溜まりやすく、エアコンから出る風が床近くで停滞してしまうことも。
特に、家具やカーテンが空気の流れを遮っていると冷気が一部に溜まってしまい、部屋全体が冷えない現象が起きるでしょう。
室外機のトラブル
エアコンの冷房は、室内の熱を室外機で外に排出することで成り立ちます。
しかし、室外機の周りに物が置かれていたり、直射日光が当たり続けたりすると、放熱がうまくできず効率が低下。また、経年劣化による冷媒ガスの不足も冷えない原因の1つです。
これは素人では判断が難しく、家庭で改善しにくいため、専門業者の点検や修理が必要になります。
エアコンの容量が小さい
エアコンの容量が部屋の広さに見合っていない場合も、十分な冷却効果が得られないため、一度調べてみましょう。
家庭でできるエアコンの改善策
原因が分かったら、自分で手軽にできることから始めてみましょう。
もっとも手軽で効果が出やすいのがフィルター掃除なので、まずはエアコンカバーを開けて中を確認してみてください。そのほか、家庭でできる対策は以下が考えられます。
室外機の掃除と点検
室外機の周りに邪魔なものがないか、確認してみましょう。雑草や物が置かれている場合は、通気の妨げになっているかもしれません。
室外機を定期的に点検しておくことで、排熱が滞らず冷房性能を維持しやすくなります。
遮光カーテンやすだれで日差しをカット
直射日光が室内に入ると、エアコンでいくら冷やしても部屋の温度が下がりにくくなります。
遮光カーテンやすだれを使って外からの熱をブロックすることで、体感温度が下がり、冷房効率も改善するでしょう。
それでも改善しない場合は?
掃除や点検を行っても冷え具合が改善しない場合は、修理や新しい機種への買い替えを検討する段階に入っているかもしれません。
特に「何度フィルターを清掃しても改善が見られない」「エラー表示が繰り返し出る」といった状況は、内部の機械的な不具合が原因の可能性があります。
・掃除後も効きが悪い
・冷風がほとんど出ない
・異音や異臭がする
上記のような場合は自己判断で分解せず、メーカーや専門業者に点検を依頼しましょう。無理な自己修理は故障を悪化させる恐れがあります。
また、エアコンの使用年数が10年を超えている場合は、買い替えを検討することも大切です。
今日からできる対策を取り入れ、快適な夏を過ごしましょう
[文・構成/grape編集部]