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エアコンをつけて換気は正解? 電気代を抑えて室温も下げにくくする暖房の使い方

By - grape編集部  公開:  更新:

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エアコンをつけて換気は正解? 電気代を抑えて室温も下げにくくする暖房の使い方

※写真はイメージ

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、電車や店舗でも換気のために窓を開けています。

自宅にいても、換気に気を遣っている人は少なくないでしょう。ただ、冬場の換気は底冷えするような冷たい風が部屋に入り込んで厳しいものです。

エアコンメーカー大手『ダイキン』の調べによると、『冬に家の窓を開けて換気したくない理由』は、約8割が「寒いから」。「暖房の電気代が高くなる」という理由は、約4割でした。

できるだけ部屋の温度を下げずに、換気をする方法はないのでしょうか。

ダイキンに聞いた、電気代を抑える換気の仕方や、窓を開ける回数や時間、結露を抑える方法など、冬場の換気についてご紹介します。

エアコンの暖房をつけてから換気するといい? その理由は?

朝起きた時や帰宅した時に、まず窓を開けて新鮮な空気を取り入れる人は多いでしょう。

ただ、暖房を入れてから冷たい空気が入ってくるのを避けるために、部屋があたたまる前に換気を行う人も少なくありません。

暖房を入れる前と後、どちらの時に換気をするのがいいのでしょうか。ダイキンによると、「事前に暖房を入れて部屋をあたため、エアコンを運転させながら換気を行う」といいそうです。

冬場の朝や、外から帰ってきた場合には、まずエアコンの暖房を入れ、部屋が暖かくなってからエアコンは運転したままで窓を開けて換気をしましょう。冷えた壁、床、天井を暖めておくことで、窓開け換気をしても部屋の温度が下がりにくくなり、快適に過ごせます。

ダイキン工業 公式サイト ーより引用

暖房を使って壁や天井をあたためてから換気を行うことで、部屋の温度が下がりにくくなるので快適なのだとか。

ちなみに、部屋の温度が上がる前に換気をすると、入ってくる外気とエアコンの設定温度の差が大きくなり負担がかかるため、電気代が上がってしまうそうです。

起床時間が決まっている時や帰宅時間が分かっている時は、タイマーで前もって部屋をあたためておくと、すぐに換気をすることができていいかもしれませんよ

エアコンの暖房を使いながらの換気は1時間に何回? 換気扇は使った方がいい?

室温が下がってしまうため、できるだけ換気の回数は減らしておきたいものですが、冬場はどの程度の頻度で行うのが目安となるのでしょうか。

一般的に夏場の換気は、1時間に5分間の換気を2回行うといいといわれています。

では、冬場の換気も同じようにしなければいけないのかというと、そうではないようです。

冬場の換気の際に少し寒いなと感じたら、5分より少し短めの換気を2回することを目安にしましょう。 冬場は夏場と比べて室内と室外の温度差が大きく、暖かい空気が冷たいところに逃げようとするため、窓を開けると空気が自然に流れやすくなります。また、冬は風も強いので、夏場より少し短い時間でも必要量の換気ができます。

ダイキン工業 公式サイト ーより引用

夏場よりも部屋と外で気温差があり、風も強いため、冬場は5分より少し短い時間でも換気はできるとダイキンはいいます。

寒さが落ち着いている昼間は5分換気して、夜間は少し短くするなど、使い分けるのもいいかもしれません

また、換気する時は台所の換気扇なども利用すると、より効率的に空気を循環させることができますよ

エアコンの暖房を使いながらの換気は、ちょっとした工夫で電気代や結露を抑えられる

エアコンを使っていて気になるのが電気代。

換気で冷たい外気を取り入れると、エアコンに負担がかかって電気代が上がりそうなイメージがあります。

どうすれば電気代を抑えることができるのでしょうか。

前述した部屋をあたためてから換気を行うのも、電気代を抑える1つの方法でしょう。

ほかにも、エアコンが取り付けられている窓を開ける場合は、少しでも離れているほうの窓を開けるといいそうです

エアコンをつけたままで換気をする場合は、できるだけエアコンから離れた窓を開けるようにしましょう。エアコンの暖かい空気がそばにある窓から出てしまうと、効率的に暖めることができず、エアコンに負荷がかかり続けて電気代が上がる原因となります。

ダイキン工業 公式サイト ーより引用

エアコンのあたたかい空気がすぐに外に出ていかないため、負担が少なくなり電気代を抑えることができるのだとか。

また、電気代とは関係ありませんが、冬場は換気をすることで結露を抑制することができるといいます

結露は、部屋の湿度と室温が高く、外気温との温度差がある時に発生。窓以外にも押し入れや壁などにも発生し、カビの原因になります。

結露というと、窓についた水滴をイメージしがちですが、窓だけでなく押し入れの奥や壁や床など、居住空間よりも温度が低い場所や空気の対流がない場所では、湿度の高い空気が冷やされて結露となり、カビの原因にもなります。それらを抑制するためにも冬場の窓開け換気は欠かせないものです。

ダイキン工業 公式サイト ーより引用

こういった結露を抑制するためにも、換気は有効なのです。

ちなみに、食事をしたり、長時間多くの人がとどまったりするリビングは湿度が高くなりがち。

就寝前の用意をしている間だけでもリビングの窓を開けて換気をしておくと、結露などを抑制することができるのだそうです。

今までとは少し違った冬の過ごし方。効果的な換気をして、少しでも過ごしやすい部屋環境を作ってくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
ダイキン工業 公式サイト

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