「親なら私が嫌われるようなことはしないで」 母親の切り返しが胸に響く
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- 出典
- 義母と娘のブルース
grape [グレイプ] entertainment
2018年7月24日に第3話が放送されたドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)での台詞が、「心に響いた」「考えさせられた」と視聴者の反響を呼んでいます。
ドラマのあらすじ
『義母と娘のブルース』は、女優の綾瀬はるかさん演じる元キャリアウーマン・岩木亜希子が、妻と死別した竹野内豊さん演じる宮本良一と再婚。
良一の連れ子の娘・みゆきは、最初こそ亜希子に反発するものの、何ごとにもまっすぐな亜希子に徐々に心を開いていく…という、家族の在りかたにスポットを当てたドラマです。
原作は、漫画家・桜沢鈴さんの漫画『義母と娘のブルース』(ぶんか社)。義母と娘の絆を描いた、笑えて泣ける4コマ漫画です。
親のケンカに子どもを巻き込むな
ドラマの第3話は、亜希子がみゆきの通う小学校のPTAに初参加するお話。
運動会の役割決めを巡り、PTAを牛耳るママ軍団ともめてしまった亜希子。それが原因となり、みゆきは学校で友人から仲間はずれにされてしまいます。
親同士のいざこざに子どもを巻き込むやりかたに腹を立てた亜希子は、PTAの廃止を決意。
キャリアウーマン時代に磨いた『営業戦略』で反撃に出ますが、話がこじれて運動会でのPTAの仕事を1人で担当することになってしまいます。
ついには、みゆきから「私のママなら私が嫌われるようなことはしないでよ」と注意を受け、その場にいた教師からも「みゆきちゃんもこういっていることですし…」といわれてしまう始末。
すると、亜希子は「先生、子どもがこんな発想になっていいのでしょうか」と切り出します。
亜希子の気迫に圧倒されてしまう教師とみゆき。さらに、亜希子はこう続けます。
「背筋が伸びました」の声
ドラマの中だけにとどまらない人として大切にすべき考えに、ハッとさせられる人は多くいました。放送終了後、亜希子の言葉に大きな拍手が送られました。
・いじめ、ネットという匿名の場でのバッシング、ブラック企業…現代だからこそ、この言葉が胸に響きました。
・まさに神回。本当にスカッとした。これができていない大人の多いことよ…。
・小学生の子どもを持つ者です。「本当にその通りだな」と、背筋が伸びました。
不満を抱えていてもその場ではいわず、後で『グチ』や『陰口』としてストレスを発散する…そう考えると、たとえ親ではなくても、共感する部分があるはずです。
もちろん、中にはドラマだからこそいえることであり、実生活では無理だと感じる人もいるでしょう。
しかし、亜希子の言葉が反響を呼んでいる理由は、陰でうっぷんを晴らしても、返ってフラストレーションを溜めている人が多いことの証明なのかもしれません。
ただのヒューマンドラマでは終わらなそうな『義母と娘のブルース』。ドラマの中で周囲をいい方向に変えていく亜希子の力は、視聴者にまで影響を与えているようです。
[文・構成/grape編集部]