DMM傘下『STVV』スタジアムに 日本発ARスポーツ『HADO』が世界初導入
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ニッポン放送で「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターなどを務め、現在はBayFMでITコメンテーターとしても出演中の土屋夏彦が、最近のIT・科学・経済のニュースを独自の目線で切り取ります。
ARスポーツHADO(ハドー)がベルギーに進出!!
『チームラボプラネッツ東京』など話題のイベントを次々とてがける合同会社DMM.comが今度は、ARスポーツ『HADO(ハドー)』をDMMグループでもあるサッカー ベルギー1部リーグ『STVV(シント=トロイデンVV)』のホームスタジアムに導入すると発表しました。
VVは英語でFC(フットボールクラブ)のオランダ語表記です。
DMMが経営権を持つベルギーの老舗クラブ
『STVV(シント=トロイデンVV)』は、1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属する老舗サッカークラブで、2017年11月に合同会社DMM.comが経営権を取得。
2018年には元FC東京GMの立石敬之が最高経営責任者に就任しました。2018年1月にアビスパ福岡よりU-21日本代表の冨安健洋選手が入団、2018年7月にはFCインゴルシュタット04から元浦和レッズの関根貴大選手が加入したことでも話題になっています。
日本人選手の移籍先としても注目を集めるクラブだけに、そのホームスタジアムへの『HADO』導入は、サッカーファンとテクノロジー好きの双方から関心を集めそうですね。
STVVの7月28日の開幕戦では『HADO』体験イベントを開催。サッカースタジアムでの導入は世界初だそうです。
ARスポーツ『HADO』とはどんなスポーツか
『HADO』は、日本のベンチャー企業の『meleap(ミーリープ)社』が数年前に開発したAR(拡張現実)スポーツ。
頭にはヘッドマウントディスプレー、腕にはアームセンサーなどウェアラブルデバイスを装着し、自らの手でエナジーボールをまるでドラゴンボールの『かめはめ波』のように撃ち合う、ARを用いた日本発の新感覚のスポーツです。
実際に体を動かしながら、現実の空間にCGのエナジーボールが飛び交う映像が重なって見えるため、体験した人からは「本当に技を撃っている感覚がある」という声も多いようです。
対戦モードは人同士だけじゃない
『HADO』は、人同士で撃ち合うもののほか、対モンスター戦も用意されています。公式ページによれば、モンスター戦には、巨大なブルードラゴンを相手にする『ドラゴン戦』、超巨大な岩モンスターと戦う『ゴーレム戦』、そして氷と炎の魔法を操って世界を滅ぼそうとしている魔術師と戦う『魔王戦』があります。
対人戦とは異なる緊張感があり、チームで協力して巨大モンスターに挑む体験は、ゲーム好きにも刺さる内容といえるでしょう。
世界大会も開催済み、すでに16か国へ展開
昨年12月には『HADO WORLD CUP』も開催。賞金総額は300万円。今回は日本で勝ち抜いた10チームに加え、各国で開催された予選大会を勝ち抜いたマレーシア、ベトナムからの代表チームを加えた12チームが参加しました。
こうした公式トーナメントなども含め、すでに日本国内はもとより、世界16か国26か所に『HADO』を体験する施設が展開されていて、延べ80万人以上が体験しているとのことです。
開発からわずか数年でこれだけの規模に広がったのは、「身体を拡張したい」という強い思いが根底にあったからかもしれません。
CEOが語る『HADO』誕生の原点
開発を手がけた株式会社meleap CEOの福田浩士(ふくだ・ひろし)氏が、以前ビジネスマン向け情報サイト『bizpow(ビズポ)』で『HADO』を考案した経緯についてこんなことを話していました。
ほんの思いつきのアイデアが、いまでは世界16カ国にも広がっていくなんて、素敵なことですね。
今回の世界進出は、ヨーロッパではスペインに続いて2箇所目、ベルギーへの進出は初めてということですが、『STVV』のホームスタジアムでは、これからサッカー来場者のアクティビティとして活用していくということです。
今後さらなるグローバルな展開を期待するとともに「eスポーツも目指しているオリンピックの正式種目にもなれるのでは!?」と応援していきたいと思いませんか。
[文・構成 土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。