【連載】歌広場淳、松本潤愛が強すぎて約5000文字で映画『99.9』を語りまくる
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歌広場淳
1985年8月30日生まれ。ヴィジュアル系エアーバンド『ゴールデンボンバー』のベース担当。
日本大学芸術学部文芸学科を卒業し、映画やミュージカルなどのエンターテインメントに明るい。
Official:ゴールデンボンバー Official WebSite

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歌広場淳が教える『99.9』の魅力ポイント1
前置きが長くなりましたが、実は前置きはまだ続きます。ごめんなさい。(冷静な謝罪)
だってこの『99.9』という作品にはいくつか「別に言わなくても良いけど先に言っておいた方が良い点」があるんだもん!いや本当すみませんね!(逆ギレ)
まずは『登場人物たちのキャラがちょっと引くくらいに濃い』という点。
主人公の深山大翔は常にニヤニヤしながら「大丈夫!?怒られたりしない!?」という態度で人と接しますし、定期的に前述のような親父ギャグをぶっ放しては現場をヤバい雰囲気にしていきます。(2名ほど必ず爆笑するキャラがいるのもタチが悪い)
脇を固める登場人物たちも味付けが濃厚で、そもそもが『濃い』役者陣がキャスティングされているのも確信犯のしなやかなスタイル。
慣れないうちは「この人たちはどこまでが真面目でどこまでがふざけてるの?」と思うこと間違いなしです。
というか、今作はシリアスパートとギャグパートの落差を意図的に演出しているのですが、友情出演している俳優さん、タレントさん、お笑いタレントさん、果てにはプロレスラーさんといった面々までが全て『濃い』を飛び越えてぶっ濃くて、何ならそっちに意識がいってしまい本筋から置いていかれる可能性すらあります。でも、それで良いです。(断言)
歌広場淳が教える『99.9』の魅力ポイント2
次に、ドラマ版からのお約束事として『全編通して過剰なほどの言葉遊び・小ボケ・小ネタが散りばめられている』という点も押さえておかねばなりません。
その情報量は半端なく、シリアスなシーン以外はほぼ全ての場面に何らかの小ネタ(貼り紙や看板、新聞や雑誌の見出しなど)が配置されています。
「そういうの、もしかして私ちょっとついていけないかも」と思う人もいるかもしれません。
無問題。大丈夫、それで良いです。これは『全力のお遊び』で無視しても全く問題ありません。
製作陣の自己満足は大体意味の分からない身内ネタみたいな形になるのですが『99.9』に関しては『全力すぎて現場の余裕すら感じる』レベルです。
撮影:木村直軌
たまにアーティストが持ち曲を崩して歌ったり途中でなんか言い出すことってあるじゃないですか?
あれ単体で見ると「普通に歌ってよ!」って思う人もいると思うんですけど、サビの最後とかにメチャクチャ全力の「ありがとうぉぉぉ!」とか「愛してるぜぇぇぇ!」とかが入ると正直「推しが楽しそうで本当に良かった(泣)」みたいになりませんか?あれです!(無理やりな展開)
演出も素晴らしいです。
作品が「ここは軽い気持ちで見てオッケー」「ここからは何か起こるかもよ」「いまから最高にアガりますよ」を軽快な音楽とカメラワーク、そして登場人物たちのやり過ぎたギャグ演技で表現しています。
「法律用語がただただ飛び交うだけじゃつまらないでしょ?せっかくだから楽しみながら法律の問題について一緒に取り組んでもらいたい」という製作陣の声が聞こえてくるようです。