じゃこ天を「貧乏くさい」と貶した秋田県知事 四国との和解に「謝罪できて偉い!」「粋な展開」
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- 出典
- 美の国あきたネット
2023年10月23日に行われた講演で、四国の食事をけなす失言をし、批判が集中していた秋田県の佐竹敬久知事。
後日、自身の発言を謝罪するとともに、四国と秋田県の合同イベントを開催して和解したことが話題となっています。
『じゃこ天』を「貧乏くさい」といった佐竹敬久知事の反省
秋田県で行われた講演中、佐竹知事は四国の食事を引き合いに出し、メインディッシュとして出された『じゃこ天』について「貧乏くさい」と発言。
『じゃこ天』とは、小魚の身だけでなく、皮や骨もすり潰し、小麦粉、卵、塩などを加えて揚げた、愛媛県の特産品です。
※写真はイメージ
佐竹知事が「酒もうまくない」と述べたことから、すぐに県の内外から失言をとがめる声が噴出。
胸を痛めた秋田県民の中には、お詫びの気持ちを込めて、愛媛県のアンテナショップや会社に『じゃこ天』の注文を入れた人たちもいました。
騒動となっていることを受け、2日後に開かれた『知事臨時記者会見』で、佐竹知事は「不穏当、不見識な発言であった」と四国の人々に向け謝罪。
同年11月6日の会見でも、自分の至らなさを実感したとして、改めて反省の弁を述べています。
四国の寛大な対応に感謝
佐竹知事によると、同月6日の会見前には、徳島県の後藤田正純知事から物産展の提案があったとのこと。
また、愛媛県の中村時広知事からも書簡が届き、「秋田県と気候風土が違う四国も、人口が減少し交通が不便など、同じような課題があるため、一緒になって地域を活性化し、いろいろな面で連携を取ろう」との言葉をもらったそうです。
四国の寛大な対応について、佐竹知事は次のように感謝するとともに、物産展に臨む想いを語りました。
佐竹知事は、同月13日に首相官邸で開かれた全国知事会議で、後藤田知事と愛媛県の濱里要副知事に直接謝罪。
同日、四国4県と秋田県が連携して特産品を販売する『四国・秋田合同特産品販売会 観光PRイベント』の開催が、東京都千代田区にて実現しました。
5県合同で特産品を詰め合わせた『なかよしセット』を50セット限定で販売。愛媛県の特産品はもちろん、『じゃこ天』です!
騒動の平和な帰着に、ネット上では称賛の声が続出しました。
・ちゃんと謝罪して、和解できる大人って少ないよね。最善策だと思います。
・お互いのプラスになる落としどころがすばらしい!こんな社会がいいな。
・まさに、災い転じて福となす。粋な展開だねぇ!
・結果として『じゃこ天』が全国に知れ渡って嬉しいです。
自分の失態を認めて謝罪するとともに、改善策を考える大切さが、改めて感じられた出来事。
物事をよい方向へ転換させた例として、多くの人が記憶に刻んだようです。
【お詫びと訂正 2023年11月16日21時22分】
記事中に掲載した名前表記につきまして、誤りがございました。訂正し、お詫び申し上げます。
[文・構成/grape編集部]