切れ味の悪い包丁で『あの野菜』を切ると? 意外なデメリットに「だから苦味が…」
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- 出典
- 貝印
日々の調理に何気なく使っている包丁。その切れ味は、食材の味にも影響を与えることをご存じですか。食材本来の味を楽しむためには、包丁の切れ味は極めて重要です。
刃物メーカーとして知られる貝印株式会社の公式サイトより、包丁と料理の関係性について紹介します。
包丁の切れ味が落ちると苦味がアップ
包丁を手入れしないまま使い続けると、徐々に切れ味が悪くなってしまいます。「肉や魚が切りにくい」「ネギが下まで切れていなかった…」など、切れない包丁でストレスを感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。
メンテナンス不足の包丁によるデメリットは、調理中のイライラだけではありません。貝印によると、実は食材の味にも影響をもたらしてしまうのだそうです。
例えばマグロをカットする場合、切れ味の落ちた包丁を使うと旨味は低下し苦味はアップしてしまうのだとか。
切れ味の落ちた包丁でトマトを切った場合、果肉を押しつぶすようにして水分が流出してしまうでしょう。これでは、トマト本来の旨味や甘味が低下してしまいます。
子供が苦手な野菜の代表格ともいえるピーマンについて、貝印は以下のように解説しています。
包丁の切れ味が子供の好き嫌いにまで影響を与えているとしたら、驚きですよね。
料理の見た目にも影響あり
切れ味が悪い包丁を使えば、食材の断面もボロボロになってしまいがちです。料理の見た目にも影響を与えてしまいます。
お手入れしていない包丁でマグロを切った場合、筋がきれいにカットできません。鮮度のよいマグロでも、なんとなく劣化したように見えてしまうので注意しましょう。
ピーマンやトマトといった野菜類も、包丁を押し付けるように切ることに。断面が押しつぶされてしまうため、まるで千切ったような見た目になってしまいます。美しく繊細に仕上げるためには、まず包丁のお手入れからスタートしましょう。
貝印が公式サイトで紹介しているのは、新品の包丁と、砥がずに使い続けた包丁(1か月・2か月・4か月相当)で比較したデータです。たった数か月で食材の味や料理の見た目に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるという点を、頭に入れておきましょう。
日々おいしい食事を楽しむためにも、包丁のお手入れはこまめに行ってみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]