「まずは○○が大切」 東京都が教える『大人の勉強法』とは 提供:東京都総務局 By - grape編集部 公開:2024-07-11 更新:2024-07-22 勉強大人東京高齢者 Share Post LINE はてな ※写真はイメージ 「もっと勉強しておけばよかった…」 大人になってから、誰しも一度はこのように感じたことがあるのではないでしょうか。 社会人になると勉強を強制されなくなりますが、日々新しいことを学び、取り入れる姿勢は大切ですよね。 しかし、勉強が本分だった学生時代とは違い、仕事や家事などに追われる中、時間を確保することが難しいのも事実。 さらに「勉強をしたい!」と思っていても、「何から始めたらいいかが分からない」という人もいるでしょう。 大人の勉強って何すればいいの? そこで、大人の学び直しのサポートに取り組む、東京都総務局の境敦史さんにお話をうかがいました。 インタビュアーはフリーアナウンサーの武内陶子さんです。 武内さん 『大人になってから学ぶこと』には、どのような意味があるととらえていらっしゃいますか? 境さん 2024年現在、テクノロジーやDXの進展、グローバル化の加速などにより、世間の動きが、日々めまぐるしく変わっているような状況です。そのぶん、仕事で求められるスキルのレベルもどんどん変わり、足りないものを学んでいく必要があると思います。 そこで今、注目されているのが『学び直し』や『リカレント教育』という言葉です。リカレントには『繰り返す、循環する』という意味があり、学校教育を終えて社会に出た後も再び教育を受けて、仕事と教育を繰り返すことをいいます。 武内さん 子供の頃は『勉強』というと嫌なイメージがありましたが、『学び直し』や『リカレント』は、なんだか言葉の響きがワクワクしますね! 境さん 子供の頃の勉強と一番違うのは、『自分の興味のあることを選んで学べること』です。仕事上で必要な資格やスキルなどに限らず、趣味だったり、歴史や教養だったり、興味のある分野や自分に合ったものを学んでいけるということが、大人の学び直しのよさだと思います。 武内さん 「学ぶ」と聞くと、堅いイメージがありましたが、すごく広い意味があるんですね!ただ、何かを学びたいと思っていても、私を含めて「何をしたらいいかが分からない」という人は多いと思います。 どういったところから手を付けていけばいいのでしょうか? 境さん まずは自分に合った情報収集をすることが大切です。東京都では、『東京リカレントナビ』というリカレント教育のポータルサイトを開設しています。このサイトでは、東京都や、都内の大学、関係団体などが提供する公開講座を紹介しています。時期によって増減しますが、2024年6月現在は500講座ほど紹介しています。 武内さん え、500!?そんなにあるんですか? 境さん はい。最先端技術、語学、ビジネススキル、医療福祉など、8つのカテゴリーに分けて紹介しており、キャリアチェンジ、スキルアップなどの目的別や、受講料が有料か無料かといったように、条件別に探すことができます。 武内さん 500は驚きますね…大学の講義のようなものをイメージしましたが、気軽に受けられるんですか? 境さん そうですね。いきなり大学の講義のようなものはハードルが高いと感じている人向けに、『ミニッツ動画』というものも配信しています。各分野の知識や魅力について、専門家の方などが20分程度で分かりやすく紹介する内容で、学びのきっかけとなり、興味のある分野を見つけるのに最適です。中にはマンガを切り口に紹介するものもあり、バラエティ豊かです。また、有名人が自身の学び直しについての体験談を紹介する動画も配信していますので、学び直しの『きっかけ』をくれるコンテンツが多くあります。 武内さん なるほど…!「何かを始めたくても忙しくてできない!」と思いがちですが、ミニッツ動画を駆使すれば、いろいろなことができますよね。 境さん まずは休憩中や通勤中などのスキマ時間でミニッツ動画を見て、興味を持った分野があったら、講座などに申し込んでいただけたらと思います。大学などの公開講座がいいのか、いつでも見られるオンライン配信のようなものがいいのか、自分に合った講座を選んでいただくこともできます。 武内さん オンラインもリアルも、それぞれよさがありますもんね…!何かをかじってみるだけでも、面白いと思ったことがあれば、新しい自分の発見にもつながりそうですね! 境さん はい!『東京リカレントナビ』には、『マイページ』の機能もあります。あらかじめ登録した年齢、興味のある分野に沿って、おすすめの講座を表示、気になる動画を保存、受講した講座の記録などができます。気になる講座をマーキングしておいたり、おすすめの講座を受けてみたりするのも1つの方法だと思いますので、ぜひ活用してほしいです。 武内さん 情報がいろいろありすぎる中、『東京都』が集めて紹介してくれているというのは、とてもありがたいですし、安心感があります! 境さん ありがとうございます。『東京リカレントナビ』は幅広い年代の人に使っていただいていて、30~40代が一番多いのですが、20代、50代、60代の人もいます。学び直しを始めるのには年齢は関係なく、自分が学びたいと思った時が始めるタイミングだと思います。 武内さん 『出会った時が適齢期』ってことですね!私も前から興味がある韓国語を勉強したいので、この後サイトを覗いてみます! キャリアチェンジやスキルアップのために資格習得を目指したり、語学を学んだり、将来のことを考えて介護の知識を身に付けたり…。 人生100年時代ともいわれる昨今、年齢やキャリアに関わらず、生涯を通じて新しい挑戦をすることは、より充実した人生を送るための重要なピースとなるはずです。 「何から始めたらいいかが分からない」という人は、まずは『東京リカレントナビ』を訪れてみてください。きっと学びたいあなたの背中を押してくれるでしょう。 『東京リカレントナビ』はこちらから! [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
「もっと勉強しておけばよかった…」
大人になってから、誰しも一度はこのように感じたことがあるのではないでしょうか。
社会人になると勉強を強制されなくなりますが、日々新しいことを学び、取り入れる姿勢は大切ですよね。
しかし、勉強が本分だった学生時代とは違い、仕事や家事などに追われる中、時間を確保することが難しいのも事実。
さらに「勉強をしたい!」と思っていても、「何から始めたらいいかが分からない」という人もいるでしょう。
大人の勉強って何すればいいの?
そこで、大人の学び直しのサポートに取り組む、東京都総務局の境敦史さんにお話をうかがいました。
インタビュアーはフリーアナウンサーの武内陶子さんです。
『大人になってから学ぶこと』には、どのような意味があるととらえていらっしゃいますか?
2024年現在、テクノロジーやDXの進展、グローバル化の加速などにより、世間の動きが、日々めまぐるしく変わっているような状況です。そのぶん、仕事で求められるスキルのレベルもどんどん変わり、足りないものを学んでいく必要があると思います。
そこで今、注目されているのが『学び直し』や『リカレント教育』という言葉です。リカレントには『繰り返す、循環する』という意味があり、学校教育を終えて社会に出た後も再び教育を受けて、仕事と教育を繰り返すことをいいます。
子供の頃は『勉強』というと嫌なイメージがありましたが、『学び直し』や『リカレント』は、なんだか言葉の響きがワクワクしますね!
子供の頃の勉強と一番違うのは、『自分の興味のあることを選んで学べること』です。仕事上で必要な資格やスキルなどに限らず、趣味だったり、歴史や教養だったり、興味のある分野や自分に合ったものを学んでいけるということが、大人の学び直しのよさだと思います。
「学ぶ」と聞くと、堅いイメージがありましたが、すごく広い意味があるんですね!
ただ、何かを学びたいと思っていても、私を含めて「何をしたらいいかが分からない」という人は多いと思います。
どういったところから手を付けていけばいいのでしょうか?
まずは自分に合った情報収集をすることが大切です。東京都では、『東京リカレントナビ』というリカレント教育のポータルサイトを開設しています。このサイトでは、東京都や、都内の大学、関係団体などが提供する公開講座を紹介しています。時期によって増減しますが、2024年6月現在は500講座ほど紹介しています。
え、500!?そんなにあるんですか?
はい。最先端技術、語学、ビジネススキル、医療福祉など、8つのカテゴリーに分けて紹介しており、キャリアチェンジ、スキルアップなどの目的別や、受講料が有料か無料かといったように、条件別に探すことができます。
500は驚きますね…大学の講義のようなものをイメージしましたが、気軽に受けられるんですか?
そうですね。いきなり大学の講義のようなものはハードルが高いと感じている人向けに、『ミニッツ動画』というものも配信しています。各分野の知識や魅力について、専門家の方などが20分程度で分かりやすく紹介する内容で、学びのきっかけとなり、興味のある分野を見つけるのに最適です。
中にはマンガを切り口に紹介するものもあり、バラエティ豊かです。また、有名人が自身の学び直しについての体験談を紹介する動画も配信していますので、学び直しの『きっかけ』をくれるコンテンツが多くあります。
なるほど…!「何かを始めたくても忙しくてできない!」と思いがちですが、ミニッツ動画を駆使すれば、いろいろなことができますよね。
まずは休憩中や通勤中などのスキマ時間でミニッツ動画を見て、興味を持った分野があったら、講座などに申し込んでいただけたらと思います。
大学などの公開講座がいいのか、いつでも見られるオンライン配信のようなものがいいのか、自分に合った講座を選んでいただくこともできます。
オンラインもリアルも、それぞれよさがありますもんね…!
何かをかじってみるだけでも、面白いと思ったことがあれば、新しい自分の発見にもつながりそうですね!
はい!『東京リカレントナビ』には、『マイページ』の機能もあります。あらかじめ登録した年齢、興味のある分野に沿って、おすすめの講座を表示、気になる動画を保存、受講した講座の記録などができます。気になる講座をマーキングしておいたり、おすすめの講座を受けてみたりするのも1つの方法だと思いますので、ぜひ活用してほしいです。
情報がいろいろありすぎる中、『東京都』が集めて紹介してくれているというのは、とてもありがたいですし、安心感があります!
ありがとうございます。『東京リカレントナビ』は幅広い年代の人に使っていただいていて、30~40代が一番多いのですが、20代、50代、60代の人もいます。
学び直しを始めるのには年齢は関係なく、自分が学びたいと思った時が始めるタイミングだと思います。
『出会った時が適齢期』ってことですね!私も前から興味がある韓国語を勉強したいので、この後サイトを覗いてみます!
キャリアチェンジやスキルアップのために資格習得を目指したり、語学を学んだり、将来のことを考えて介護の知識を身に付けたり…。
人生100年時代ともいわれる昨今、年齢やキャリアに関わらず、生涯を通じて新しい挑戦をすることは、より充実した人生を送るための重要なピースとなるはずです。
「何から始めたらいいかが分からない」という人は、まずは『東京リカレントナビ』を訪れてみてください。きっと学びたいあなたの背中を押してくれるでしょう。
『東京リカレントナビ』はこちらから!
[文・構成/grape編集部]