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チョコモナカジャンボの『パリパリ感』 予想外の正体に「マジかよ!」

By - COLLY  公開:  更新:

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テーブルに置かれたチョコモナカジャンボ

モナカアイスの定番、『チョコモナカジャンボ』と『バニラモナカジャンボ』。これらの最大の特徴は、パリパリのモナカの食感です。

本記事ではチョコモナカジャンボの歴史を振り返るとともに、パリパリ食感の秘密を森永製菓の担当者に聞いてみました。

チョコモナカジャンボとは

1995年のチョコモナカジャンボ

1995年のチョコモナカジャンボ(公式サイトより)

森永製菓のチョコモナカジャンボの歴史は1972年に遡ります。

『チョコレートメーカーならではのアイスを!』をテーマに開発がスタートし、板チョコをイメージしたデザインのアイスクリーム『チョコモナカ』が誕生しました。

そして1995年に『チョコモナカジャンボ』に商品名をリニューアル。ソースタイプのチョコレートから固形のチョコレートに変わり、現在の形になったのです。

これまで何度かモナカの改良が行われ、パリパリ感がアップ。おいしさの進化を続けているアイスクリームといえるでしょう。

『パリパリッ!』を実現するために

チョコモナカジャンボのパッケージ

チョコモナカジャンボの『パリパリッ!』は、どのようにして実現しているのでしょうか。森永製菓のコーポレートコミュニケーション部の方に聞いてみました。

──『チョコモナカジャンボ』や『バニラモナカジャンボ』のパリパリ食感は、どのように実現しているのでしょうか。

実はモナカのパリパリ食感が損なわれる大きな要因は、アイスからモナカに水分が移行することです。それを防ぐために、モナカの隅々まで『チョココーチング』をスプレーしています。

さらに上下のモナカが重なる両サイドに『チョコの壁』を作ることで、チョコレートがモナカを隙間なく覆い、モナカの吸湿を防いでいるのです。

──あの『チョコの壁』には、そのような意味があったのですね。

また製造してから時間が経過すると、モナカが吸湿して食感がやわらかくなってしまうものです。それを防ぐために、製造してからお客様に召し上がっていただくまでの日数の短縮を目指しています。

──大量生産ですよね。難しくないのですか。

鮮度を守るために大量の作りだめを行っておらず、細かく在庫を管理しています。そのほかに取り組んでいるのが、気象データの活用によって正確に需要を予測する、『鮮度マーケティング』です。

──アイスは賞味期限がありませんよね。『鮮度マーケティング』は業界でも珍しい取り組みなのではないですか。

そうですね。異例だと思います。

『パリパリッ』にこだわる理由とは…

お皿にのったチョコモナカジャンボ

──そもそもなぜモナカアイスをあそこまでパリパリにしようと思ったのですか。

当時、食品業界で『鮮度』が注目されていたことがヒントになりました。

モナカも「作り立てのパリパリのほうがおいしいのではないか」という社内の声が後押しとなり、競合商品と差別化する上で、『パリパリッ』を武器にしていくことにしたのです。

──チョコモナカジャンボのモナカのパリパリ感は、発売当初から進化を続けていますよね。

さらなるパリパリを目指してジャンボは進化しています。

『チョコの壁』は、『バニラモナカジャンボ』では2021年春に、『チョコモナカジャンボ』では2023年春にそれぞれ実現しました。バニラアイスの両側面を覆うようにチョコレートを充填することで、上下のモナカが合わさる隙間部分からの吸湿をなるべく防ぐことを目的としています。

アイスの側面にはり付くチョコの品質を開発し、覆う面積を綿密に設計することで実現した、構想5年の技術です。

──素晴らしい技術が詰まっていたのですね。まだチョコモナカジャンボを食べたことがない人もいるかもしれません。メッセージをお願いします。

チョコモナカジャンボは、香ばしいモナカと隅々までぎっしり詰まったまろやかなクリーム、センターチョコ、これらが三位一体となって奏でるハーモニーと『パリパリッ』とした食感を楽しめます。

森永製菓のこだわりと技術を結集したチョコモナカジャンボをご賞味ください。

多くの人に愛されているチョコモナカジャンボは、技術の結晶ともいえる商品。企業努力が詰まった渾身の一品をこれからもおいしく味わいましょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
森永製菓

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