広瀬すず「1話では泣かないと意識」 『クジャクのダンス、誰が見た?』キャストインタビュー By - grape編集部 公開:2025-01-31 更新:2025-01-31 インタビュークジャクのダンス、誰が見た?ドラマ広瀬すず Share Post LINE はてな コメント 2025年1月24日から放送が始まったテレビドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)。 漫画家の浅見理都さんの同名漫画を原作に、クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘・山下心麦(やました・こむぎ)が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンスです。 父が遺した手紙には『冤罪』の文字があり…。事件の真相に迫る時、現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していきます。 同月31日22時から放送される第2話を前に、主演を務めている俳優の広瀬すずさんにインタビューをしました。 画像を見る(全16枚) 広瀬すず、1話では泣かないことを意識 俳優キャリア12年目にして、本格サスペンスドラマで初主演を務める広瀬さん。演じる上で意識していることや、印象に残っているシーンなどを聞きました。 ――原作を読んでどのように感じましたか。 私、3巻まで読んだところで止まっていたのですが、みんなが話題に出すので、どんな展開になっているのか気になってきて、読んでしまえと先日撮影の合間にすぐに6巻全て読みました。そこで思った以上に登場人物の鋭い目つきに、どんどん怪しさを覚えました。 そして、原作の心麦の目がとても印象的だなと感じていて、スマホで原作を読んでいたので、いいなと思ったところはいつでも見返せるようにしています。 犯人については、キャスト陣も知らないようで、撮影現場では、俳優の磯村勇斗さんが演じている週刊誌の記者・神井孝が疑われているのだとか。 原作は、同月現在も女性漫画誌『Kiss』で連載中で、2025年春に刊行予定の7巻で完結と告知されています。 ――心麦を演じるにあたって意識していることはありますか。 後半につれて変えていこうと思っているのですが、監督からちょっと子どもっぽくやってほしいというリクエストをもらいました。松山ケンイチさんが演じる松風義輝さんも独特ですが、心麦もつかみどころがない感じがありますよね。心の奥底で考えていることは人に言わず、これと決めたことについては言葉にして貫こうとする。 それこそ1話では泣かないことを意識していました。人の目があるところでは泣かずに、泣きそうになったら自分に「泣くな、泣くな」と言い聞かせているところは印象的でした。こうと決めたことに真っすぐ突き進んでいく強さを出そうとすると、子どもっぽさが薄れてしまうので、そのあんばいは難しいですし、雰囲気を大切にしています。 広瀬さんが演じる心麦は、早くに母を亡くし、元警察官の父と2人きりで慎ましく生きてきた大学生です。 「1話では泣かないことを意識していた」と、役へのこだわりを語った広瀬さん。 子供らしさもありながら、大学生である塩梅に気を付けているそうです。 ――心麦はいつもウエストポーチをつけていますよね。 心麦はバッグを2個持ちして、ウエストポーチにはパッと出せるものを入れています。 最初はスマホを入れようと思っていたのですが、急いでいるときに出したり入れたりすることが大変でなかなか使えていなくて…、中にはメモ帳や小さい財布が入っています。先日、使ってみたので、ぜひ楽しみにしていてください(笑)。 共演者たちの間でもすぐに犯人考察が… ――印象に残っているシーンはありますか。 成田(凌)くん演じる遠藤友哉のシーンには全く関わっていないですし、何も知らない状態で撮影しているので、「こんなふうに撮っていたんだ」と驚きました。 2話では友哉のつらい過去が明かされるのですが、心麦と友哉が重なる部分があって、友哉を見て「似ている人を見つけた」という感覚になりました。それに心情だけでなく、動きがシンクロする場面も出てきます。 ――撮影の合間の過ごし方は、どのようにしていますか。 わりと各々で過ごしていることが多いですね。それぞれ知っている情報量が違うので、ほど良い距離感を保っている印象です。ガッツリとしゃべってしまうとすぐに犯人考察を始めてしまうので(笑)。 ただ、先日映画でも共演した、赤沢京子を演じている西田尚美さんとはお会いするたびに、いろいろとお話をさせてもらったり、バラエティ番組に出演した際の感想を伝えてくださる共演者の方もいて、『大晦日オールスター体育祭』の放送後は、撮影が始まる前からその日の撮影が終わるまで話題に上がっていました。 2024年12月31日に約7時間にわたって放送された特別番組『大晦日オールスター体育祭』(TBS系)には、俳優の松山ケンイチさんや磯村さんが出演していました。 ドラマの撮影以外の話題でも盛り上がっている現場は、きっと緊張感がありつつもリラックスした雰囲気なのでしょう。 広瀬すず「裏切られる瞬間って…」 信じる時に大切にしていることとは ――本作は『信じる』ことがキーポイントですが、広瀬さん自身が何かを信じる時に特に大切にしていることはありますか? その場で信じられると思ったら、わりと即決することが多いです。信じられなくなったり、裏切られる瞬間って、直前で何かしらの違和感を覚えるじゃないですか。 それは、人に対してもそうですし、環境や物に対しても直感でいきます。しかもその直感がわりと当たっていることが多いタイプで。その「これいける」「いけない」みたいな直感が信じる基準になっているかもしれません。 ――飲食店の口コミとかも信じますか? します。そこまで言うならみたいなテンションで、一度は行ってみますね。占いも疑り深くならずに、わりと信じているかもしれません。そこで出た結果に誘導してもらうみたいな感覚で、選択の一つとして、考え方としてすごく好きです。 広瀬さんのプライベートも垣間見えたインタビュー。最後に、第2話の見どころを教えてもらいました。 2話は友哉のつらい過去が見えて、心麦と春生さんの親子とはまた違った親子愛があって。そこにも心麦と重なる部分があって、いい意味でモヤモヤするので、視聴者の皆さんにどう伝わるのかすごく気になります。 ぜひ友哉を見守ってあげてほしいですね。そして、心麦も春生さんと本当の親子なのか葛藤する回になっているので、そういったところも注目してほしいです。 grapeでは、ドラマ好きのインフルエンサー、かなさんがドラマコラムを連載中です。 1話のレビューでは、生硬で真っ直ぐな広瀬さんの瞳に注目していました。 ドラマと一緒に、コラムも読んで楽しんでみてくださいね。 広瀬すずの『生硬で真っ直ぐに私たちを射る目』 ドラマファンが見る『クジャクのダンス、誰が見た?』初回 『クジャクのダンス、誰が見た?』は、TVerで最新話を無料配信中。動画配信サービス『U-NEXT』『Netflix』では、最新話まで全話配信中です。 この記事の画像(全16枚) [文・構成/grape編集部] 三谷幸喜は打ち上げに行かない、なぜなら… 「理由を聞いて納得」「感心した」打ち上げが嫌いですぐに帰る三谷幸喜さん。その理由に納得の声が上がりました。 舞台観劇中にずっと喋る客に苦言を呈した須賀健太、その内容に「マジでその通り」舞台観劇中にずっと喋る客に苦言を呈した俳優の須賀健太さん。その内容に反響が上がっています。 Share Post LINE はてな コメント
2025年1月24日から放送が始まったテレビドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)。
漫画家の浅見理都さんの同名漫画を原作に、クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘・山下心麦(やました・こむぎ)が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンスです。
父が遺した手紙には『冤罪』の文字があり…。事件の真相に迫る時、現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していきます。
同月31日22時から放送される第2話を前に、主演を務めている俳優の広瀬すずさんにインタビューをしました。
広瀬すず、1話では泣かないことを意識
俳優キャリア12年目にして、本格サスペンスドラマで初主演を務める広瀬さん。演じる上で意識していることや、印象に残っているシーンなどを聞きました。
――原作を読んでどのように感じましたか。
私、3巻まで読んだところで止まっていたのですが、みんなが話題に出すので、どんな展開になっているのか気になってきて、読んでしまえと先日撮影の合間にすぐに6巻全て読みました。そこで思った以上に登場人物の鋭い目つきに、どんどん怪しさを覚えました。
そして、原作の心麦の目がとても印象的だなと感じていて、スマホで原作を読んでいたので、いいなと思ったところはいつでも見返せるようにしています。
犯人については、キャスト陣も知らないようで、撮影現場では、俳優の磯村勇斗さんが演じている週刊誌の記者・神井孝が疑われているのだとか。
原作は、同月現在も女性漫画誌『Kiss』で連載中で、2025年春に刊行予定の7巻で完結と告知されています。
――心麦を演じるにあたって意識していることはありますか。
後半につれて変えていこうと思っているのですが、監督からちょっと子どもっぽくやってほしいというリクエストをもらいました。松山ケンイチさんが演じる松風義輝さんも独特ですが、心麦もつかみどころがない感じがありますよね。心の奥底で考えていることは人に言わず、これと決めたことについては言葉にして貫こうとする。
それこそ1話では泣かないことを意識していました。人の目があるところでは泣かずに、泣きそうになったら自分に「泣くな、泣くな」と言い聞かせているところは印象的でした。こうと決めたことに真っすぐ突き進んでいく強さを出そうとすると、子どもっぽさが薄れてしまうので、そのあんばいは難しいですし、雰囲気を大切にしています。
広瀬さんが演じる心麦は、早くに母を亡くし、元警察官の父と2人きりで慎ましく生きてきた大学生です。
「1話では泣かないことを意識していた」と、役へのこだわりを語った広瀬さん。
子供らしさもありながら、大学生である塩梅に気を付けているそうです。
――心麦はいつもウエストポーチをつけていますよね。
心麦はバッグを2個持ちして、ウエストポーチにはパッと出せるものを入れています。
最初はスマホを入れようと思っていたのですが、急いでいるときに出したり入れたりすることが大変でなかなか使えていなくて…、中にはメモ帳や小さい財布が入っています。先日、使ってみたので、ぜひ楽しみにしていてください(笑)。
共演者たちの間でもすぐに犯人考察が…
――印象に残っているシーンはありますか。
成田(凌)くん演じる遠藤友哉のシーンには全く関わっていないですし、何も知らない状態で撮影しているので、「こんなふうに撮っていたんだ」と驚きました。
2話では友哉のつらい過去が明かされるのですが、心麦と友哉が重なる部分があって、友哉を見て「似ている人を見つけた」という感覚になりました。それに心情だけでなく、動きがシンクロする場面も出てきます。
――撮影の合間の過ごし方は、どのようにしていますか。
わりと各々で過ごしていることが多いですね。それぞれ知っている情報量が違うので、ほど良い距離感を保っている印象です。ガッツリとしゃべってしまうとすぐに犯人考察を始めてしまうので(笑)。
ただ、先日映画でも共演した、赤沢京子を演じている西田尚美さんとはお会いするたびに、いろいろとお話をさせてもらったり、バラエティ番組に出演した際の感想を伝えてくださる共演者の方もいて、『大晦日オールスター体育祭』の放送後は、撮影が始まる前からその日の撮影が終わるまで話題に上がっていました。
2024年12月31日に約7時間にわたって放送された特別番組『大晦日オールスター体育祭』(TBS系)には、俳優の松山ケンイチさんや磯村さんが出演していました。
ドラマの撮影以外の話題でも盛り上がっている現場は、きっと緊張感がありつつもリラックスした雰囲気なのでしょう。
広瀬すず「裏切られる瞬間って…」 信じる時に大切にしていることとは
――本作は『信じる』ことがキーポイントですが、広瀬さん自身が何かを信じる時に特に大切にしていることはありますか?
その場で信じられると思ったら、わりと即決することが多いです。信じられなくなったり、裏切られる瞬間って、直前で何かしらの違和感を覚えるじゃないですか。
それは、人に対してもそうですし、環境や物に対しても直感でいきます。しかもその直感がわりと当たっていることが多いタイプで。その「これいける」「いけない」みたいな直感が信じる基準になっているかもしれません。
――飲食店の口コミとかも信じますか?
します。そこまで言うならみたいなテンションで、一度は行ってみますね。占いも疑り深くならずに、わりと信じているかもしれません。そこで出た結果に誘導してもらうみたいな感覚で、選択の一つとして、考え方としてすごく好きです。
広瀬さんのプライベートも垣間見えたインタビュー。最後に、第2話の見どころを教えてもらいました。
2話は友哉のつらい過去が見えて、心麦と春生さんの親子とはまた違った親子愛があって。そこにも心麦と重なる部分があって、いい意味でモヤモヤするので、視聴者の皆さんにどう伝わるのかすごく気になります。
ぜひ友哉を見守ってあげてほしいですね。そして、心麦も春生さんと本当の親子なのか葛藤する回になっているので、そういったところも注目してほしいです。
grapeでは、ドラマ好きのインフルエンサー、かなさんがドラマコラムを連載中です。
1話のレビューでは、生硬で真っ直ぐな広瀬さんの瞳に注目していました。
ドラマと一緒に、コラムも読んで楽しんでみてくださいね。
広瀬すずの『生硬で真っ直ぐに私たちを射る目』 ドラマファンが見る『クジャクのダンス、誰が見た?』初回
『クジャクのダンス、誰が見た?』は、TVerで最新話を無料配信中。動画配信サービス『U-NEXT』『Netflix』では、最新話まで全話配信中です。
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[文・構成/grape編集部]