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家族にもシェアしたい! 更年期の知っておくべきポイント

By - grape編集部  公開:  更新:

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女性の閉経前後の5年間は更年期※1と呼ばれ、ホルモンバランスが変化する時期です。

個人差はあるものの、40~50代で迎える人が多く、この期間は身体と精神にさまざまな症状が表れます。

どんな症状がある?更年期に入ったら…

女性の健康推進の必要性と課題について考える、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー 〜⼼とからだの話をはじめよう in Mar.2025』が、2025年3月7日より配信。

『女性の健康週間(3月1~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催された、同イベントでは、女性の心と身体の健康に寄り添う医療ヘルスケアの専門家とゲストが、さまざまなテーマに関する悩みとその解消法について話し合いました!

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本セッションのテーマは『みんな気になる、女性の更年期!リアル相談3選』。

神奈川県藤沢市の『藤沢女性のクリニックもんま』で院長を務める門間美佳先生登壇のもと、島田彩夏アナウンサーがゲストとして参加しました。MCは谷岡慎一アナウンサーが務めています。

同月現在、50歳の島田アナ。ちょうど更年期と重なることが多い世代です。

最近、疲れを早く感じるなど、以前よりも踏ん張りが効かなくなっているのだとか。

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写真左から、門間美佳医師、島田彩夏アナ、谷岡慎一アナ

本セッションでは、門間先生が現場でよく聞かれる『リアル相談3選』を紹介しながら、更年期について学んでいきます。

更年期を迎え、心身に何かしらの不調が出た時には、どのように向き合えばよいのでしょうか。

そもそも更年期とは?症状が起こる理由

1つ目のリアル相談は『子供やパートナー(男性目線)から「更年期では?」といわれてショックです…どうすればいい?』というもの。

門間先生の回答は『自分で判断せず、まずは病院で正しい判断をしてもらうことが大切!』でした。

更年期に入ると、顔がほてる※2、汗をかきやすくなる、イライラ※3する、不安感がある、眠りが浅くなる、疲れがとれにくい、動悸がする、手が痛くなるなど、さまざまな症状が表れることがあります。

島田アナは手の強張りや、肩や首の凝り、頭がピリピリするといった症状を感じていましたが、「ストレスのせいかも?」と別の体調不良を疑っていたようです。

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更年期症状は、女性ホルモンである『エストロゲン』が減少することによって引き起こされるものです。

門間先生によれば、『エストロゲン』が減少すると、脳が卵巣に『エストロゲンを出せ!』と刺激を送るようになるのだとか。その割合が高くなると、更年期に入り、さまざまな症状が起こり得るのだといいます。

ほてりや発汗、眠りが浅くなるといった症状は、誰でも起こる普通のことなので、日常生活に支障がなければ、問題はありませんが、治療をすることもできるようです。

『エストロゲン』が減少することで、老化が早くなったり、ほかの病気を引き起こしたりする可能性もあるとのことなので、つらさを感じている人は、放っておかずに婦人科に相談するとよいでしょう

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寝つきが悪いことにも悩んでいたという島田アナ。

門間先生の話を聞き、不眠も更年期によるものなのだと確信が持てたようです。

また、島田アナは夫と2人の息子に、自身の症状をシェアしているといいます。

更年期と向き合うには、自分だけでなく、家族や周囲の人たちにも、症状を理解してもらうことが大切

もしも身近な人が更年期と思われる症状に悩んでいたら、相手の気持ちに寄り添って「体調悪いんじゃない?」など、マイルドな聞き方から入るとよいでしょう。

どんな治療法がある?

2つ目のリアル相談は、『現在40代後半で採血をしたら女性ホルモンは出ていました。「まだ更年期じゃない」といわれましたが、ほてりや不眠などの症状がつらい』というものでした。

門間先生の回答は『症状に応じた治療法を選択しましょう!』です。

閉経する直前の女性ホルモンの変化がもっとも急であり、ホルモンが確認できても症状がつらい、というのはよくあることなのだとか。

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婦人科で受けられる治療法は大きく『ホルモン補充療法(HRT)※4』『漢方※5』『プラセンタ』『サプリメント』の4つです。

『HRT』の中にも、飲み薬、貼り薬、塗り薬などの種類があり、ほかの治療法と併用することも可能。

患者の症状や困り具合に合わせて、オーダーメイドで提案していくといいます。

実は、すべて受けたことがあります…

門間先生の話を聞いた島田アナはこのように発言。

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まさに、リアル相談と同じような悩みを抱えていて、婦人科を訪れたことがあるといい、こんなにも選択肢があることに驚いたようです。

島田アナは、さまざまな治療法を試し、自分に合ったものを選んでいるのだとか。

門間先生は「しょうがないとあきらめずに、もっと楽に生活できる方法があるので、困っているならばぜひ相談してほしい」と話していました。

このイライラは更年期…?

3つ目のリアル相談は『単純にイライラしているだけなのか、更年期なのかが分からない』という悩み。

門間先生の回答は『手軽にできるセルフチェックで確認してみましょう!』です。

更年期のタイミングである50歳前後は、職場の中での地位や立場があったり、地域の中でも担う役割が大きくなっていたりすることが多い世代。

家庭においても、子供の思春期や、親の介護などと重なりやすく、環境の変化がストレスを与えている可能性もあるでしょう。

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更年期をいきいき過ごすための情報サイト『エンジョイエイジング』では、10項目ある更年期特有の症状の度合いに答えるだけで、更年期の指数を客観的にチェックすることができるといいます。

100点満点で、点数が高いほど更年期症状の度合いが高いといえる中、島田アナの更年期指数は35点。『普段の生活習慣や運動などに気を付けて、もし気になることがあれば医療機関に相談』というレベルでした。

自分に合った治療法を選び、実行しているからこそ、この水準をキープできているのでしょう。

更年期度チェックの項目
※症状の程度を『無』『弱』『中』『強』から選択

①:顔がほてる
②:汗をかきやすい
③:腰や手足が冷えやすい
④:息切れ、動悸がする
⑤:寝つきが悪い、眠りが浅い
⑥:怒りやすく、イライラする
⑦:くよくよしたり、憂うつになる
⑧:頭痛、めまい、吐き気がよくある
⑨:疲れやすい
⑩:肩こり、腰痛、手足の痛みがある

前述の通り、さまざまな症状があるぶん、治療法も幅広い更年期。

門間先生は「病気というよりは、QOL(生活の質)を上げるという目的で、その人にあった治療法を提案していく」といいます。

どのくらい費用がかかるの…?

医療機関に相談するとなった時、費用が気になる人は多いでしょう。

病院に頼らず、自身で食事を見直したり、市販薬を使ったりしている人もいる中、実際にかかる費用はどうなのでしょうか。

40~59歳の女性を対象とした更年期に関する調査によると、医療機関を受診した患者の1か月の費用(受診料や薬剤費)は、平均で3622.1円。自分で対処した人の1か月の費用は、平均で4638.9円と、意外にも医療機関を受診したほうが、費用がかからなかったという結果があります。

医療機関や症状にはよりますが、心身の不調が更年期によるものだと診断された場合、治療にかかる費用は健康保険の適用範囲内であることが多いそうです。

自身の体調や症状に合わせて、医療機関を上手に活用するとよいかもしれませんね。

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トークセッションを受け「男性側から、妻や職場の女性にできるサポートはあるか?」と質問した谷岡アナ。

門間先生は「知っておくことが大事」として、先ほどのチェック項目などから更年期の症状を知り、理解することが重要だと回答しました。

島田アナも「分かってくれているだけでも嬉しくなる」とコメント。男性も女性も関係なく、更年期について知っておくことは大切といえそうです。

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「自分が元気でいることが、家族や社会の元気にもつながる」と話してくれた門間先生。

女性の中には、家族を優先して、自分のことを後回しにしてしまいがちな人もいるでしょう。

一度立ち止まって、ゆっくりと自分の時間を作ってみるとよいかもしれませんよ!

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・日本ナットウキナーゼ協会 『JNKAマークを取得した確かな品質の商品を厳選してお届け』
・久光製薬株式会社 『マンガでわかる これってもしかして、更年期!?』
・富士製薬工業株式会社 『女性のための健康支援アプリ「LiLuLa(リルラ)」付箋・チラシ』、『カラダCAMPUS』、『ご存じですか?更年期との上手なつきあい方。』
・ロート製薬株式会社 『セルアライブ PQQ配合サプリメントN』

応募期間は2025年3月7日~4月30日です。

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※1 更年期 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
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