許せない…!靴を噛んだだけで、隣家の犬に残酷な行為
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ある日、1本の電話を受けたタイの動物保護団体『Soi Dog Foundation(SDF)』。搬送されてきた犬の姿を見た医療スタッフは、大きなショックを受けます。
犬の名前はコーラ。左前足はかろうじてつながっていましたが、右前足は完全に切断されていました。
※Facebookのリンク先では、虐待直後の過激な画像を含みます。ご注意ください。
コーラは、おばあさんに飼われている生後8ヶ月の子犬。ある日、やんちゃな性格のコーラは隣人の敷地に侵入し、落ちていた靴を噛んでボロボロにしてしまいました。
その姿を見た隣人の男性は、激昂…。おばあさんは必死に謝罪し、弁償をすると話したそうです。
しかしその夜…男性はおばあさんの家に乗り込むと、刃物でコーラの両前足を切断したのです。
「誰かに、このことを言ってみろ!お前が飼っている他の2匹を殺してやる!」
あろうことか、男性はおばあさんにこう言い放ちました。
おばあさんが泣きながらSDFに相談すると、SDFは急きょ警察に通報。男性は連行されることになったのです。
手術を受け生死の境をさまよった後、なんとか一命をとりとめたコーラ。しかし、両前足を使って歩くことはできなくなってしまいました。
コーラの両前足を切断した男性は告訴された後、懲役1ヶ月を命じられましたが、裁判中「あれは事故だった」と言い張り犯行を認めなかったそうです。
その後、医療チームの努力の甲斐があり、コーラは少しずつ元気を取り戻していきました。体調が安定したと判断した獣医は、彼がまた歩けるようになるため義足を装着します。
義足を装着した彼は、尻尾を振って嬉しそうに走り出しました。人間のせいで足を失ったにも関わらず、コーラは笑顔で人間に駆け寄ったのです。
次に、SDF創設者のひとりであるジョン・ダリーさんは、コーラの新しい家族を探すことにします。事情があり、おばあさんはコーラを飼うことができなくなってしまったのです。
コーラの新しい家族は、すぐに見つかりました。それは、ジョンさんの奥さんであるギルさん。偶然にも、彼女も両足を切断し、義足になった過去がありました。
「私が彼のケージを開けた時、嬉しそうに尻尾を振りました。コーラは、本当に強く優しい犬です。
あんなに残酷な目に遭ったにも関わらず、私たち人間を好いてくれるだなんて…」
ダリーさん夫妻は、こう話します。そして「今後、コーラが悲しい思いをすることはない」とも…。
現在コーラは、ダリーさん夫妻や、同じく保護され家族として受け入れられた犬たちと暮らしています。みんなで一緒に、家の周囲にあるビーチを散歩するのが日課なのだそうです。
あまりにも残酷すぎる仕打ちを受けても、人間を信じ、愛してくれるコーラ。彼の生涯が、これから幸せで満ち溢れたものになることを信じています。