「さっきから気になっているのは…」 舞台挨拶中の佐藤二朗が、観客席を指さして?
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撮影:grape編集部

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2025年12月19日、史実に基づいた新解釈で、知っているようで知らない幕末を描いた、映画『新解釈・幕末伝』の上演がスタートしました。
同日、東京都千代田区有楽町にある映画館『TOHOシネマズ日比谷』にて、上演後の舞台挨拶に主演を務めた俳優のムロツヨシさん、佐藤二朗さんををはじめとした5人が登場。
「喜劇」だと言う同作に引けを取らないユーモラスな会話を繰り広げ、会場を笑い声で包みました。
そこで本記事では、舞台挨拶の様子をほぼ、全文レポートします!
ムロツヨシ、佐藤二朗らのボケ連発に観客爆笑
同作は、1800年代中期を舞台に、日本の未来を変えるべく立ち上がった坂本龍馬、西郷隆盛を主人公にした、これまで誰も想像し得なかった戦いと友情の物語。
『幕末のヒーロー』として知られる彼らを、数多くのコメディ映画を手掛けてきた、福田雄一監督がユーモアを交えた新解釈で描きました。
作中では、ムロさんが坂本龍馬、佐藤さんが西郷隆盛を演じています。2人は福田監督作品によく出演しているため、『福田組』とも称されていますよね。
舞台挨拶では、最初にムロさんと佐藤さんが登壇。
撮影:grape編集部
ムロさんは観客に向けて「みなさん、本日はお越しいただきましてありがとうございます。初日おめでとうございます。初日ありがとうございます」と感謝を伝えると、マイクを外し、大声で「ムロツヨシです!」と挨拶。
ドッと会場が湧きました。
その後、ムロさんと佐藤さんは会場を見渡しながら、このように語っています。
ムロ:
嬉しい嬉しい満席でございます。みなさんに見ていただけたということで、いかがだったでしょうか。
今日もみなさまの思い出に残るような、楽しい舞台挨拶にしてみせたいと思います。喜劇にしてみせたいと思います。
どうぞおつき合いください。よろしくお願いいたします。
撮影:grape編集部
佐藤:
どうもみなさん、佐藤二朗です。
今年は年の瀬にね、深く考えずに気を楽にして笑って、楽しめる作品があるということは、とてもいいことだと思っております。
今日はおつき合いください。
同作は、ムロさん自身が、新型コロナウイルス感染症流行による自粛期間中に考えたアイディアだったと言います。
そのため、無事に上演されたことに、ムロさんは特別な思いを抱いていたようですよ。
ムロ:
嬉しいですね。笑ってこちらを見てくれているというのと、最後のシーンが終わった後の、みなさんの反応が見られるのは初めてですので。
本当にいい顔をしてくださって、感謝しかありません。
嬉しいな~、満席。初日って来るんですね!
幕末という、笑いとは結びづけにくい時代が舞台の同作。新解釈により『喜劇』になったことについて、ムロさんは力強く語ってくれました。
ムロ:
願いたいです。悲劇よりも喜劇が勝つことを。喜劇が作れることを願っております。
着地点の見つからない問題がある中でも、喜劇を作れる時は作って、そこの上に希望は絶対に作れるんだ、希望はあるんだということを、言っていきたいと思う役者でございます。
お互いの『すごいところ』を語ると…
舞台挨拶では、ムロさんと佐藤さんが、撮影やプロモーションを通じて改めて感じた、お互いの『すごいところ』をそれぞれ語る場面もありました。
実は、「ご飯もそんなに行く仲ではない」という2人。プロモーションで一緒にいる時間が増え、このように感じたそうです。
ムロ:
お芝居以外で、ここまでご一緒することは初めてだったと思います。
カメラの前に立たせていただくとですね、恥ずかしいですが、呼吸が合うと言いますか…。やりたいことをお互い見抜いてくれて、見透かしてくれて、1つの形にしてくれる先輩でございます。
生意気ながらも横を走らせてもらいましたが、まとめますと頼りがいのある先輩でございます。追いかけがいのある背中でございます。
佐藤さんは、ムロさんが自粛期間中に『やりたいことリスト』を作り、その中に本作のネタがあったという話に触れます。
佐藤:
私なんかそんなこと一切考えていなかったので、ムロさんはやっぱり、日々考えているし。昔からそうです。
売れていない時から考えて、それを実現させる行動力もあって、実現力と言ったらいいのか、そこがムロさんの一番すごいところだと思う。
撮影:grape編集部
2人のお互いを尊敬しあう関係が、とても素敵ですよね。
しかし、これだけでは終わらないのが佐藤さん。流れるように観客席を指さすと、観客が手にしていたアイテムに言及します。
佐藤:
さっきから割と気になっているのは、あそこに『大好き、ムロ、二郎』って書いてあるけど、字が違うんだなぁ~。右側のつくりが、『月』ですから。
再び会場では笑いが巻き起こり、アットホームな空気が流れていました!
撮影:grape編集部