歌いながら仕事していたレジ係、動画がシェアされる　一夜にしてスターに！

名も無い一般市民がスターになるアメリカンドリーム。今までいくつもそのお話を聞いてきましたが、その中の一人に新たに加わった人物をご紹介します。

彼の名前はルーカス・ホリディさん。アメリカ・ミシガン州のディスカウントストア「ダラー・ゼネラル」でレジ係をしています。

彼はレジを打ちながら歌を歌うことで知られていて、その歌唱力は常連さんの間で評判になっていたそうです。

２０１６年１１月のある日、お客さんの１人、Nakia RobinsonさんがFacebookにホリデイさんが歌う姿を撮影した動画を投稿したところ、多くの人から「素晴らしい」という声があがり、拡散されました。それがこちらの動画です。

彼が歌っている曲はR&Bシンガー、マックスウェルの「Ascension」。投稿から５日あまりで再生回数５５万回を突破する人気となり、ホリディさんの元にアメリカABCテレビの朝の人気番組「グッド・モーニング・アメリカ」への出演依頼が！

ホリデイさんは中継の中で、バンド活動をしていることや、時々、お客さんに頼まれて歌うことがあることを話しました。

「働いていると、つらい時とかストレスを感じることもある。そんなとき、思い切って歌うんだ」とホリデイさん。

さらに、番組の中で司会者から「マックスウェルからメッセージが届いています」と嬉しい知らせが。何とマックスウェルの耳にも彼の評判が届いており、数日前からSNSなどでホリデイさんを探していたというのです。

録画された動画の中でマックスウェルが「キミの歌は見事だ。今度のデトロイトのライブに招待したいけど、来てくれるかな。キミはすごいよ。最高の声を持っている」と語ると、ホリデイさんは感激して思わず手を合わせました。

「シートベルトをしっかり締めて。キミの人生がたくさんの人を励ましてる」と、マックスウェルから素晴らしい言葉を贈られたホリデイさん。１１月１８日には実際にライブで共演し、彼は多くの観客を持ち前の美声で酔わせました。

これからの彼の活躍に期待したいですね！