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「水は通さないけど空気は通す、コレなあに?」ナゾナゾみたいな技術がスマホを防水に

By - grape編集部  公開:  更新:

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水はまったく通さないのに、空気だけは通す

まるで謎かけのようですが、実際にそんな不思議なものが存在しています。

それは一体どんなものなのか、実は身近なところでも活躍しているという革新的なテクノロジーをご紹介します。

1平方センチあたりに数億個の孔(あな)

魔法のような実験に使われたシートは、微細孔を持つTEMISH®

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紙ほどの厚さのシートには、なんと1平方センチあたりに数億個もの孔が開いています。一つの孔がどれほど小さいのか、想像すらできません。

孔は水分子よりも小さいので、シートを貼り付けて逆さまにしても中の水はこぼれないのです。

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しかし、水槽にビーカーを沈めて、ポンプで空気を送ると…驚くほど簡単に空気がシートを突き抜ける様子がわかります。これは孔が、水分子よりは小さく、空気よりは大きいために起こる現象。

あまりにも不思議な光景に、子どもも目が離せなくなってしまったようです。

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こんなにも凄いテクノロジーが一体どこに使われているのか、わかりますか?

実は、防水仕様のスマホやカメラ、お風呂の給湯パネルなど、意外と私たちの身近なところに使われているんです。ちょっと驚いてしまいますよね。

そっと寄り添い、優しく守る

さらにもう一つ、医療の現場でも使われている技術をご紹介します。

一見何の仕掛けもされていないように見える女性。

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スタッフが次々とスプレーで、顔に図形を描きこんでいきます。そんなに描きこんだら、後で落とすのが大変そうですが…。

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しかし、こちらにもある秘密が隠されていました。

いくらスプレーで落書きされても動じなかった理由。それは彼女の顔に、優肌パーミロール®Liteが貼り付けてあったから。

こちらの素材も水蒸気は通しますが、水は通さないため、落書きしても顔に塗料がうつることはありません。その性質を活かし、水や乾燥から傷を守るため医療の現場でよく使われているようです。

大変薄く、簡単にはがせて貼付中のかゆみも少ないため、患者さんの満足度向上にも貢献しているようです。

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日々進化を遂げていくテクノロジー。

今の技術を昔の人が見たら「魔法だ!」と驚いてしまうように、これから先、私たちも驚くような進歩を遂げていくのかもしれません。

革新的なテクノロジーを作り続けているNittoでは、他にも魔法のような技術が紹介されています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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