trend

ある赤ちゃんに連帯を示す人たち 片目を隠した写真の理由に胸が張り裂ける

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

出典:@amer_almohibany

世界中のSNSで、片目を隠した人たちの写真が投稿され始めました。

それらの写真には『#SolidarityWithKarim(カリムへの連帯)』という、シリアに住むカリム・アブドラくんという赤ちゃんへの結びつきの心を示すハッシュタグがつけられています。

カリムくんはシリア政府軍の包囲下で空爆に遭い、左目を失い頭がい骨を損傷するという重傷を負いました。さらに一緒にいた母親は亡くなってしまったのです。

シリアの現状を世界中の人たちに知らせるために

そんなカリムくんの姿を見て心を痛めたシリアのフリーランス・ジャーナリスト、アミル・アルモヒバニーさんが、カリムくんの写真と、左手で自分の片目を隠した写真をTwitterに投稿。シリアの子どもたちの現状を世界に知らせるため、自分と同じく片目を隠した写真をSNSに投稿するよう呼びかけました。

こうしてキャンペーン『#SolidarityWithKarim(カリムへの連帯)』は始まったのです。

一般市民や活動家らが参加し始めたこのキャンペーンは瞬く間に世界規模に広まり、国連安全保障理事会に出席中のイギリスのマシュー・ライクロフト国連大使も自分の写真をTwitterに投稿。

「我々は東グータの空爆と包囲戦の終結を見なくてはならない」とつぶやき、カリムくんへの連帯を表明しました。

カリムくんの痛々しい写真は、まだ言葉が話せない年齢である彼の声を代弁するかのごとく、多くの人たちの心に響いています。

いまこの瞬間もシリアでは多くの人たちが命の危険にさらされています。このキャンペーンによってシリアの平和を願う人たちの祈りが通じ、シリアに1日も早く平和な生活が戻ることを願います。


[文・構成/grape編集部]

出典
@amer_almohibany@maitelsadany@maanaljizzani@Ahmad430Raqqa@MatthewRycroft1

Share Post LINE はてな コメント

page
top