まるで犬の助産師 飼い主の自宅出産を優しく見守るコーギーに感動
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生命の誕生は尊いものです。その特別な瞬間を記録するべく、最近は出産の様子をプロのカメラマンに依頼して撮影する人も増えています。
そんな出産の様子を写した、ある家族の写真が話題になっています。
アメリカのテキサス州でフォトグラファーをしているクリスティンさんは、ブルックさんという女性の出産写真を2度撮影することになりました。最初の依頼の時、ブルックさんは2人目の赤ちゃんを妊娠中でした。
自宅で出産したブルックさんのそばには彼女の夫や子どもと共に、大切な家族のメンバーがいたといいます。
それはオスのコーギー、『ライダー』です。
海外メディア『Mothering』によると、ライダーはブルックさんが陣痛に苦しんでいる時、ずっと彼女のそばで見守っていたのだそう。そして赤ちゃんの誕生を見届けた後、残念ながらライダーは天国へと旅立ってしまいます。
飼い主の出産を見守るコーギー
その後、ブルックさんは3人目の赤ちゃんを妊娠。この時も彼女のそばには見守ってくれる家族がいました。
それはライダーが亡きあと、新しい家族として迎えたコーギーの『レンジャー』。
3人目の出産写真の撮影も依頼されたクリスティンさんは、ブルックさんのそばから離れようとしないレンジャーの存在に気が付きます。それはまさに、過去にライダーがしていたことと同じだったのです。
そしてブルックさんは、無事に女の子を出産。
生まれたばかりの赤ちゃんのそばにもやはり、温かい目で見守るレンジャーの姿がありました。
クリスティンさんはこれらの写真をFacebookに投稿。すると『妹』の誕生を見守ったレンジャーに称賛のコメントがたくさん寄せられました。
・我が家のコーギーは私が陣痛の時、パニックになってたわよ。
・写真を見てこんなに泣いたことないわ。これこそ私たちが犬を飼うべき見本ね。
・生まれた妹を見る目は、誇らしげなお兄ちゃんの顔ね!
ブルックさんが陣痛で苦しんでいる時も、出産の痛みに耐えている時も、レンジャーは彼女の顔を舐めたりしながらずっとそばに寄り添っていたのだそう。
緊張感が漂う状況でも、まるで「僕がいるから大丈夫だよ」というように、驚くほど落ち着いていたということです。きっと彼女を安心させてあげたかったのでしょうね。
新しい命の誕生に立ち会った、2匹の優しいコーギー。ブルックさんと家族にとって、この素敵な写真は一生の宝物になることでしょう。
[文・構成/grape編集部]