山火事の現場で消防隊員が迷い犬を保護 その後、無事に飼い主と再会する
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2020年7月31日、アメリカ・カリフォルニア州のリバーサイド郡で大規模な山火事『アップルファイア』が発生しました。
火事は発生から8日後も燃え続けていて、消防隊員による懸命な消火活動が行われています。
その『アップルファイア』の火災現場で、消防隊員が1匹の迷い犬を発見しました。
隊員たちは疲れ切ったように見えるその犬を保護して、水と、自分が食べるつもりだったサンドイッチをあげたそうです。
映像を見るとすぐ近くで火の手が上がっているのが確認できます。犬はきっと怖かったことでしょう。
この後、犬は隊員に抱きかかえられて山を下り、動物保護施設に預けられました。そして無事に飼い主と再会することができました!
海外メディア『NBC Los Angeles』によると、この犬はバックという名前で、山火事が発生中に野生のコヨーテを追いかけて行ったまま、帰ってこなかったのだそう。
コヨーテは集団で犬を襲うことがあるため、飼い主のグレッグさんは「バックは死んでしまったかもしれない」と心配していたといいます。
グレッグさんとバックの再会の瞬間がこちらです。
大規模な山火事が起きると、逃げ遅れたペットや野生動物が犠牲になることは珍しくありません。
おそらくバックはコヨーテを追いかけているうちに道に迷って、家に戻れなくなってしまったのでしょう。
広大な火災現場でバックが偶然、消防隊員に出会えたことは幸運だったといえます。
またバックを見つけて保護した隊員たちには称賛と感謝の声が多く寄せられています。
コヨーテの危険や火の手を逃れたバックが、無事にグレッグさんのもとに帰れて本当によかったですね。
[文・構成/grape編集部]