世界で最も稼ぐYouTuberは、年収25億円の小学1年生!?
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ニッポン放送で「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターなどを務め、現在はBayFMでITコメンテーターとしても出演中の土屋夏彦が、最近のIT・科学・経済のニュースを独自の目線で切り取ります。
世界で最も稼ぐYouTuberは、年収25億円の小学1年生!?
2018年12月、ビジネス専門誌『フォーブス』がまとめる『世界でもっとも稼ぐYouTuberランキング』が発表されて、みごと2018年度の1位に選ばれたのはなんとアメリカに住むライアン君7歳だそうです。
選ばれたライアン君のYouTubeチャンネル『ライアンのおもちゃレビュー(Ryan ToysReview)』は、いわゆる『アンボクシング(unboxing)』と呼ばれる、おもちゃなどの商品を開封してレビューする動画です。
ライアン君の楽しそうなおもちゃの解説が大人気となり、いまでは1730万人の登録者数もさることながら、そのほとんどが小学生で、また累計再生回数も260億回を上回っているというからその影響力の凄さが分かります。
ライアン君がYouTuberを始めたのは2015年(3年前)で、「ほかの子がやっているように自分もやってみたい」というライアン君のために、ご両親がアカウントを設置したのがきっかけ。いまや、ライアン君に取り上げてもらいたいというおもちゃメーカーが殺到。
その人気は、アメリカの巨大スーパーマーケットチェーンのウォールマートが『Ryan’s World(ライアンズワールド)』というライアン君のおもちゃシリーズを発売しているほどです。
そして動画配信による広告収入はなんと、今年の6月1日までの1年間で推定2200万ドル(約25億円)にもおよぶということで、大人のYouTuberたちを差し置いて、見事『世界でもっとも稼ぐYouTuber』ランキング1位になったというわけなんです。(昨年は8位)
2018年度の『フォーブス』がまとめた『世界でもっとも稼ぐYouTuber』ランキングのベストテンを見てみましょう。
稼いだ金額は2017年6月1日~2018年6月1日の推定収入で、各種税金やエージェント、マネージャー、弁護士の費用は差し引かれていないということです。
ちなみに今年2位だったジェイク・ポール氏は、お兄さんのローガン・ポール氏とともに有名なアメリカ合衆国オハイオ州生まれのインターネット・セレブリティ兄弟の弟。もちろんお兄さん・ローガン・ポール氏も今年のランキングで10位にランクインしています。
ウィキペディアによれば、ジェイクは1997年生まれの現在21歳。10歳のころから動画サイトVineでコメディ動画を配信して人気を博し、そこからディズニー・チャンネルのコメディドラマに抜擢されて俳優としてデビューも果たしています。VineがクローズしてからはYoutubeでチャンネルを持ち、兄ローガン(23歳)とともにいまや10年以上の動画配信キャリアを持つベテランYouTuber。
ちなみに昨年2017年には投資家の援助を受けて動画配信会社を立ち上げ、人気YouTuberをマネージメントする『Team 10』という芸能事務所まで始めました。そこでさまざまなアクシデントが起き、スキャンダルに見舞われます。それでも、その真相を語る動画を次々投稿することでさらに配信数は増しています。
ちなみに彼らも16歳以下の子どもが中心の動画ですが、そんなお騒がせ動画で稼ぐジェイクやローガンを尻目に1位の座を不動のものにした『ライアンのおもちゃレビュー』に拍手を贈りたいと思います。ヴァーチャルYouTuberも人気のさなか、リアルなYouTuberの世界も来年はさらに話題が絶えなさそうですね。
[文・構成/土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。