宮藤官九郎のドラマ・映画作品は? ラジオでも活躍
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- 出典
- 大人計画
宮藤官九郎(くどうかんくろう)さんは、役者や脚本家、ミュージシャンなどとして、幅広い才能を活かして活躍しています。
これまでのTVドラマや映画などの作品や、音楽活動を取り上げてご紹介します。
宮藤官九郎はドラマや映画などで数多くのヒット作品を生み出す
宮藤官九郎さんは役者としてだけでなく、脚本家として作品を手掛けており、数多くのヒット作品を生み出しました。ブレイクのきっかけになったのが、TVドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)。池袋を舞台に、いまどきの若者を豪快に描き人気を博しました。
その後も、実験的な手法で制作されたTVドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS系)や落語を題材にしたTVドラマ『タイガー&ドラゴン』(TBS系)とヒット作を飛ばし、人気脚本家への仲間入りを果たしました。特に『木更津キャッツアイ』はじわじわと人気が高まり、TVドラマだけでなく、映画が2本制作されています。
2013年に脚本を手掛けた連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK系)は大ヒット。劇中に出てくる言葉「じぇじぇじぇ」は流行語大賞になるなど、社会現象を巻き起こしました。
2017年のTVドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)も根強い人気です。ドラマ本編が終わった後もスピンオフドラマが作られ放送されました。また、この作品で宮藤官九郎さんは『第67回芸術選奨』の大臣賞を受賞しています。
宮藤官九郎のオリジナル脚本のNHK大河ドラマ『いだてん』とは?
宮藤官九郎さんが初めてNHKの大河ドラマに挑戦しました。それが『いだてん』です。昭和に行われた東京オリンピックを舞台に、オリジナルの脚本を宮藤官九郎さんが書き上げています。
明治以降の近現代を舞台とした大河ドラマは実に33年ぶりの放送。宮藤官九郎さんはNHKから大河ドラマのオファーがあった時に、正直日本の戦国時代や幕末などの歴史や人物に興味はなかったそうです。しかしスタッフから優しい言葉をかけられて、東京オリンピックを題材にすると考えました。
『いだてん』は大河ドラマでも珍しい2人の主人公が前後編で入れ替わるストーリー。日本初のオリンピック選手、金栗四三さんと、東京オリンピックを誘致した田畑政治さんの人生を描いています。
それぞれの登場人物の小さなエピソードが絡み合い、大きな流れになっていくというストーリーや、画面や会話に潜んでいる細かいネタや有名なエピソードなど、何度でも見たくなる宮藤官九郎さんの書く脚本に注目です。
『いだてん』の視聴率は低いものの評価は高い
『いだてん』は第22回で、歴代の大河ドラマでもっとも低い視聴率6.7%を記録してしまいました。第6回の放送で視聴率が1ケタに落ちてしまい、それから第28回まで23話連続して1ケタの視聴率となってしまいました。
しかしながら、インターネットを中心に、好意的なコメントが多く、ドラマの内容は高く評価されています。ドラマも後半に入り、ストーリーの展開が気になるところです。2020年の東京オリンピックが1年を切りオリンピックムードが盛り上がる中、今後の『いだてん』の展開に注目が集まっています。
宮藤官九郎は自身も所属するバンド『グループ魂』のMV監督を務める
宮藤官九郎さんが、『大人計画』の阿部サダヲさんらと一緒に活動しているパンクコントバンド、『グループ魂』。メンバーの一員として、ギターを担当するだけでなくミュージックビデオ(MV)の監督も務めています。
2018年9月に発売されたシングル『もうすっかり NO FUTURE!』では、日本ではあまり見ない『全編一人称視点』でミュージックビデオを作り上げました。宮藤官九郎さんがギターを演奏しながら、ロケ地をカメラマンと撮影するという内容です。
ミュージックビデオは移動しながら撮影されています。場面の転換が早く、映像にはネタが満載。スピード感ある楽曲と合っていて、グループ魂の魅力が満載です。
7人のメンバーのほかにも俳優の宍戸美和公さんや、私立恵比寿中学所属のアイドル、柏木ひなたさんもゲストとして出演。音楽を聴きながら画面に映るメンバーやネタを探すのも、違った楽しみかたになるでしょう。
宮藤官九郎はラジオのパーソナリティとしても活躍!
宮藤官九郎さんはラジオでも活躍中。ラジオ番組『ACTION』(TBSラジオ)の月曜パーソナリティとして全国のファンに声を届けています。宮藤官九郎さんはこれまで、深夜のラジオ番組を担当したことはありました。心のどこかでニュースやショッピングも入る日中のラジオ番組を担当してみたいという気持ちがあり、番組の話をもらった時には嬉しかったそうです。
宮藤官九郎さんがラジオを聴くきっかけになったのが中高生のころに放送されていた『ビートたけしのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)。宮藤官九郎さんはラジオをただ聴くだけでなく、ハガキを書いて投稿していたそうです。その習慣はいまでも続き、仕事中はラジオを流しているほど。
宮藤官九郎さんが心配しているのが、脚本を手掛けている『いだてん』の視聴率が月曜日に出るということです。ラジオの時間でどうテンションが立ち直るか、ドキュメンタリーな番組になりそうです。ラジオに出演するのも聴くのも救いになるという宮藤官九郎さん。どのような番組を作り上げていくのかこれからのアクションが期待されます。
宮藤官九郎の現在・これから
宮藤官九郎さんは脚本家として舞台『ウーマンリブvol.14「タイトル未定(新作)」』を準備中です。公演は2020年4〜5月末を予定しています。内容は未定ですが、大人計画の舞台として今後公開される公演情報に注目です。
また、俳優としては2019年7月後悔の映画『いちごの唄』にカメオ出演しています。いわれないと分からないくらい自然と役になりきっているので、映画を見ながら探してみましょう。
俳優、脚本家、映画監督、ミュージシャンなどさまざまな才能を発揮している宮藤官九郎さん。今後の活躍にも期待です。
宮藤官九郎 プロフィール
生年月日:1970年7月19日
出身地:宮城県
血液型:O型
身長:176.5㎝
所属事務所:大人計画
所属レーベル:ソニーミュージックエンターテインメント
劇団『大人計画』所属。俳優、脚本家、監督としてそのマルチな才能で活躍中。脚本の代表作はTVドラマ『あまちゃん』『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』映画『謝罪の王様』など。2019年のNHK大河ドラマ『いだてん』の脚本を務めている。『バンド『グループ魂』のメンバーとしてギターを担当。幅広い活動を行っている。
[文・構成/grape編集部]