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毒蝮三太夫の過激なネタが面白い! ラジオ番組や書籍『シルバー川柳』シリーズも大人気

By - grape編集部  公開:  更新:

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ラジオパーソナリティやタレントなど、多方面で活躍する毒蝮三太夫(どくまむしさんだゆう)さん。出演する番組では、昔から変わらぬ毒舌トークで人々を魅きつけています。

ここでは毒蝮三太夫さんの長年愛されるラジオの長寿番組や過激な毒舌ネタなどを中心にご紹介します。

毒蝮三太夫はラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』を長年放送

毒蝮三太夫さんは、1969年10月から始まったラジオ番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』(TBSラジオ)のパーソナリティとして活躍しています。

現在も同番組の放送が続いており、放送開始からすでに50年を超えて愛されている長寿番組です。

『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』は、2018年3月いっぱいでラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(TBSラジオ)に別れを告げました。

そして2018年4月からはラジオ番組『金曜たまむすび』(TBSラジオ)の枠に移動し、週1回の放送となり、毎週金曜日2時頃からコーナーが始まります。

毒蝮三太夫さんがラジオ番組内で訪れる場所は、番組内のHPなどで募集しており、居酒屋や直売所、銭湯、工場など毎週違う地点から中継しています。

中継地は毎週ラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)のHPで1週間前ぐらいまでに予告されていますので、生の毒蝮三太夫さんを見たい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

毒蝮三太夫のミュージックプレゼント スクリーンショットより

毒蝮三太夫の過激なネタが面白い

ラジオ番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』は、テレビでいったら批判が殺到するかもしれない、そんな彼の毒舌な過激ネタが魅力の1つです。

まず『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』は50年以上やっている長寿番組ということもあり、これまで中継地に採用された場所はなんと1万か所以上。さらにその中継を目的に訪れた人は、約60万人にものぼるといいます。

何が一体人々を惹きつけるのか、それはやはり若い頃から変わらぬ毒蝮三太夫さんの毒舌の過激ネタです。

高齢者に対する「じじぃ、ばばぁ」は序の口で、下手をすると「きたねぇばばぁ」、社長なら「給料あげろ!」、車椅子を押す人には「よろけて転ばすんじゃねぇぞ」などといい放ちます。

以上のように言葉だけで見ると、昨今のネット社会ではすぐにでも炎上してしまいそうなものばかり。では、なぜ毒蝮三太夫さんの毒舌や過激なネタが面白いと評価され、人々が集まるのかというと、それは人々の話したいという欲求を汲んでいるからです。

毒蝮三太夫さんは、番組内で自分が年配者や車椅子の人、言葉が不自由な人にまでマイクを向ける理由を『NIKKEI STYLE』のインタビューで次のように語っています。

普段、話を聞いてもらえない人が話す、そういう「非日常」を提供するから、この番組が喜んでもらえているんだよ。

NIKKEI STYLE ーより引用

毒蝮三太夫の書籍『シルバー川柳』シリーズが面白いと話題に

毒蝮三太夫さんは、これまでに『シルバー川柳特別編』シリーズをいくつか出版しています。

2014年に『シルバー川柳特別編ババァ川柳』、2015年に『シルバー川柳特別編ジジィ川柳』、2016年には『シルバー川柳特別編ババァ川柳女の花道編』を出版しました。

シルバー川柳特別編 ババァ川柳

シルバー川柳特別編 ババァ川柳

毒蝮 三太夫, みやぎシルバーネット, 河出書房新社編集部
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シルバー川柳特別編 ババァ川柳 女の花道編

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これは60歳から90歳までのお年寄りが読んだ人気シリーズ『シルバー川柳』の特別編です。『シルバー川柳』から選りすぐりの作品をピックアップし、そこに毒蝮三太夫さんの毒舌ひと言コメント付きというのが基本スタイルの作品となっています。

書籍のサイン会では熱烈なファンが集まり、恒例の「ジジィ、ババァ」などの毒舌トークを連発したものとなりました。

毒蝮三太夫はNHKを出禁になった過去が

毒蝮三太夫さんは、現在NHKで介護番組のレギュラーを持っています。しかし、かつてはNHKを出禁になっていたことをご存知でしょうか。

出禁というとかなりヤバいことをしたのかと感じてしまいますが、毒蝮三太夫さんがそうなった理由はなんと芸名のせい。

なでも、『蝮(まむし)』という漢字が芸名で使われているせいで、過去に10年以上出禁となっていたことがありました。

芸名の漢字1つだけで…という印象も受けますが、こういったケースは稀なものではありません。かつてNHKの番組に出るために、芸名を変えるきっかけとなった例もあります。

たとえば、槍魔栗三助(やりまくりさんすけ)から改名した生瀬勝久(なませかつひさ)さんや、紅満子(くれないまんこ)から改名した紅壱子(くれないいちこ)さんなど。

毒蝮三太夫さんは結果的に芸名は変えていませんが、時代が流れ、出禁は解除され、現在ではNHK側から声がかかるようになりました。

毒蝮三太夫さんは、これまでに朝ドラに出演経験もあるほか、現在では福祉情報番組『ハートネットTV』(NHK)に出演中です。『ハートネットTV』では『介護百人一首』のコーナーを担当しています。

毒蝮三太夫の現在・これから

2018年10月に『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』は放送開始50年を迎えました。同番組を始め、テレビ・講演会など第一線でまだまだ活躍中の毒蝮三太夫さんは、すでに年齢が80歳を超えています。

そんな彼には理想の人生の終わり方があるといいます。

泣いて生まれて、笑顔で死んでいきたいね。それで周りの人が泣いてくれる、周りが惜しんでくれるような、そんな人生。理想だよ。

読むらじる。 ーより引用

ただ昨日よりも今日のラジオが楽しいと語るなど、元気いっぱいのご様子の毒蝮三太夫さん。今後も無理のない程度で、その毒舌トークを長く聞かせてもらいたいです。

毒蝮三太夫 プロフィール

生年月日:1936年3月31日
出身地:東京都
血液型:O型
所属事務所:まむしプロダクション

12歳の時の舞台デビューを皮切りに、学生時代にいくつかの映画に出演。当初は本名の石井伊吉(いしいいよし)のまま芸能活動をする。しかし、演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)に出演した際に共演した立川談志(たちかわだんし)の案で、1967年に現在の芸名・毒蝮三太夫に改名。本業は俳優だが、タレントとしてテレビやラジオなどでも活躍。


[文・構成/grape編集部]

出典
NIKKEI STYLE毒蝮三太夫のミュージックプレゼント読むらじる。

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