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尾美としのりが大物監督との因縁を明かす 大河ドラマ『おんな城主 直虎』など人気作に多数出演

By - grape編集部  公開:  更新:

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尾美としのり

尾美としのり(おみとしのり)さんは、子役の頃から芸能界で活躍している俳優です。

『日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞するなど、高い演技力が評判です。

ここでは、尾美としのりさんの出演作品や、因縁があるとされる大林宣彦(おおばやしのぶひこ)監督との仲についてなど、さまざまな情報をご紹介します。

尾美としのりは数々の作品に出演

尾美としのりさんは、1978年の映画『火の鳥』で子役としてデビューしました。

1982年の映画『転校生』では、主役に抜擢。1989年から放送されたテレビ時代劇『鬼平犯科帳』(フジテレビ系)にも登場し、木村忠吾役を演じました。

『鬼平犯科帳』はシリーズ化している人気作品で、尾美としのりさんは主要キャストの1人として出演しています。

2003年には、ドラマ『マンハッタンラブストーリー』(TBS系)に出演し、2005年にはドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)に志田未来(しだみらい)さん演じる和美の父親役として登場しました。

2006年には映画『それでもボクはやってない』で、公判立会検事の新崎孝三役を演じ、2010~2011年には連続テレビ小説『てっぱん』(NHK)に出演。

2012年の大河ドラマ『平清盛』(NHK)では、平維綱役を熱演します。

2013年には流行語を生んだ連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)で、主人公の父親役を見事に演じ切りました。

さらに、2016年にはドラマ『仰げば尊し』(TBS系)に、2018年には舞台『肉の海』に出演しています。

このように、芸歴が長い尾美としのりさんの出演作品は、数え切れないほどです。

尾美としのりは『おんな城主 直虎』にも出演

尾美としのりさんは、2017年に放送された大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)にも出演しました。

同作は戦国時代の井伊家の当主・井伊直虎を主人公にした物語。戦によって後継が次々と殺され、井伊家で1人だけ残された姫が、自身の名を『直虎』と名乗り、乱世に立ち向かう独特のストーリーが話題を呼びました。

主人公を柴咲コウ(しばさきこう)さんが演じ、尾美としのりさんは武将・榊原康政役に抜擢。榊原康政は徳川政権で『徳川四天王』の1人に数えられる人物で、剣術のみならず知略に長け、品格もあるとされている武将でした。

尾美としのりは『相棒』や『64(ロクヨン)』に出演していた

俳優としてさまざまな作品に出演している尾美としのりさんは、2013~2014年に放送された『相棒』(テレビ朝日系)のseason 12にゲスト出演しています。

尾美としのりさんが登場したのは第13話『右京さんの友達』。主人公・杉下右京が通う馴染みの紅茶店の店主・毒島幸一役を演じました。

毒島幸一は紅茶と愛犬にしか興味がなく、ほかは信用できないという変わり者です。また、冤罪とされる事件を杉下右京に伝え、事件に関わらせようとする第13話のキーパーソンでもありました。

尾美としのりさんはゲスト出演ながら、大人気ドラマである『相棒』でも高い演技力を見せ、視聴者を惹きつけたのです。

・『相棒』の尾美としのりの紅茶の話は何回見ても面白い。

・『相棒』の再放送、尾美としのりの回。タック入りのズボンがこれほど似合う俳優はいないと思わせるたたずまいと、にじみ出るジェントル。この回は本当に好きです。

さらに、2015年4~5月にかけて放送されたドラマ『64(ロクヨン)』(NHK)にも出演。『64(ロクヨン)』は、昭和64年に起きた未解決の誘拐殺人事件にフォーカスした物語で、横山秀夫さん原作の推理小説をドラマ化した作品です。

尾美としのりさんは同作に、主要人物の1人として登場。シリアスな演技をこなす尾美としのりさんに、視聴者からは絶賛の声が上がっています。

・『ロクヨン』の尾美としのりさんは、若い頃より今のほうが好き。いい歳の取り方をしてるなと思う。

・役者陣の演技がみんなよかったんだけど、特に段田安則と尾美としのりはすごすぎて2人の叫び声がまだ耳に残ってる。

尾美としのり、大物監督との因縁を明かす

尾美としのりさんは、1982年に公開された大林宣彦監督の映画『転校生』で主役に抜擢され、『第6回日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞しています。

さらに、1983年の映画『時をかける少女』や1985年の映画『さびしんぼう』など、大林宣彦監督の作品に次々と出演。大林宣彦監督の作品に欠かせない俳優でした。

しかし、尾美としのりさんは29歳の頃、マネージャーに対して「大林宣彦監督以外の作品にも出たい」という意向を話したそう。

尾美としのりさんはその意向を直接、大林宣彦監督に伝えたわけではありませんでした。

しかし、たまたま目にした雑誌で、大林宣彦監督が自分の作品から尾美としのりさんを卒業させることをうながしていることを知り、以降、2人は23年もの間、絶縁状態だったといいます。

大林宣彦監督と絶縁状態になってしまった尾美としのりさん。2019年4月19日放送のバラエティ番組『爆報!THEフライデー』(TBS系)に出演した際、大林宣彦監督との因縁について語りました。

この日、番組は大林宣彦監督にインタビュー。すると、当時、尾美としのりさんがマネージャーに話した内容が大林宣彦監督の耳に入っていたことが発覚します。

大林宣彦監督は「ほかの作品にも出たい」という尾美としのりさんの本音に落ち込んだそうですが、「ほかのところで頑張れよ」という意味を込めて、当時の雑誌のインタビューで『卒業宣言』をしたそうです。

大林宣彦監督の本音を聞くことができた尾美としのりさんは、涙を浮かべながら感謝の言葉を口にし、2人の因縁は無事解決しました。

尾美としのりの現在・これから

尾美としのりさんは、2019年3月に2夜連続で放送されたドラマ『名探偵・明智小五郎』(テレビ朝日系)に出演しました。

また、同年4月26日には出演映画『ピア~まちをつなぐもの~』が公開。さらに、同年4~6月まで放送されたドラマ『集団左遷!!』(TBS系)では、梅原尊役を演じました。

映画『ピア~まちをつなぐもの~』予告編

同年10月には、2006年に放送され、話題になったドラマ『結婚できない男』の続編『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)がスタートし、尾美としのりさんも引き続き出演しています。

さまざまな作品に抜擢され続けている尾美としのりさん。これからの活躍も期待しています。

尾美としのり プロフィール

生年月日:1965年12月7日
出身地:東京都
血液型:B型
身長:174cm
所属事務所:プランニング・メイ

1978年の映画『火の鳥』で子役デビュー。1982年の映画『転校生』では『第6回日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞。テレビ時代劇『鬼平犯科帳』(フジテレビ系)には、レギュラーとして出演する。2013年放送の連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)では、主人公の父親役を務めた。2017年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)での武将・榊原康政役の熱演も話題に。子役時代から出演した作品は数知れず、現在もドラマや映画への出演が続く俳優の1人。


[文・構成/grape編集部]

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出典
映画『ピア~まちをつなぐもの~』予告編プランニング・メイ

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