猫は飼うべきではない 理由はこんなにもある By - grape編集部 公開:2017-06-08 更新:2017-06-21 猫 Share Post LINE はてな コメント かつて犬は、日本で最も人気のあるペットでした。いまは、空前の『猫ブーム』。 自治体に登録が必要な犬と違い、猫が実際に飼育されている頭数は明らかになっていません。猫用品の売れ行きなどから、すでに「飼育されている頭数は犬を超えているのではないか」と推測されています。 ですが、『猫を飼うべきではない理由』はたくさんあります。そのわけを、「基本的な理由」と「感情的な理由」に分けてご紹介します。 1.猫を飼うべきではない基本的な理由 想像以上に手がかかる 散歩が必要な犬に比べて世話がラクで、飼いやすいとされている猫。とはいえ、毎日の餌やり、飲み水の交換、トイレの掃除…想像以上に世話に時間がかかるでしょう。 猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげたり、スキンシップを取ったりすることも必要です。 時間的な余裕がない人は、猫を飼うべきではありません。 大事なものを壊される 基本的に、現在では猫は室内で飼うことが推奨されています。外への出入りを自由にさせている飼い主もいますが、近隣住民に迷惑がかかることがあり、何より猫にケガや事故の危険があります。 ペットの飼育が認められている住宅で、室内から出さずに飼うべきです。 猫は家の中で、自由奔放に動き回ります。棚に置いてあるものは、もれなく落とされます。大事な持ち物をかじられることもあるでしょう。 クローゼットの中に隠そうにも、猫は開け閉めの隙を見て忍び込み、中を荒らします。 「猫のしたことだから」と許してあげられない人は、猫を飼うべきではありません。 金銭的に負担がかかる 飼育にかかる金額は、犬に比べると猫のほうが安価です。トイレの砂やキャットフードなどの選択を安価なものにすれば、月に1匹5千円程度でも飼うことができます。 反面、高級なフードを食べて育った猫は、安価なものに比べて病気になりにくいともされています。 おもちゃや猫が休める場所などにお金をかけてあげると、ストレスが溜まりづらくなり、病気のリスクを減らせるでしょう。 万が一病気をして動物病院にかかると、人間のように健康保険のない猫は膨大な治療費が必要になります。 猫の幸せと健康のために、お金を惜しまず使うことができない人は、猫を飼うべきではありません。 2.猫を飼うべきではない、感情的な理由 外出しづらくなる 一般的に想像されている以上に、猫は寂しがりや。飼い主が外出しようとすると、引き留めようとしたり、寂しそうに鳴いたりします。 外出中、「寂しい思いをさせている」という罪悪感で苦しくなることも。 飼い主が帰宅した際には「寂しかったよー」と体をすりつけてお出迎えをしてくれます。その姿を見たら、ますます家を空けづらくなるでしょう。 そして猫は安眠を誘う存在。外出を阻むばかりか、人を寝床へといざないます。「猫と一緒にベッドにいたら、夕方まで寝てしまった!」と休日のたびに後悔するかもしれません。 猫を置いて外出する、強い気持ちがない人は猫を飼うべきではありません。 猫に監視され、上から見下ろされる 犬が人間を『主人』や『友達』と慕ってくれるのに対し、猫は『自分が一番』。自己中心的な考え方をしているといわれています。飼い主のことを『餌をくれる大きな猫』や『しもべ』などと思っているという説も。 家にいる間じゅう、猫は飼い主がどんな行動をしているのか常に監視しています。 飼い主に夢中なのか…と思いきや、気分が乗らないと、つれない態度をとられてしまいます。 「なんだ、かまってくれないのか…」とガッカリさせられます。しかし、ふと気づくと…キャットタワーや高い家具の上から飼い主を見下ろしている猫の姿が。 「ははぁ~! 私はあなたのしもべでございます」…そんな気持ちになれない人は、猫を飼うべきではありません。 感情が猫でいっぱいになる 猫と暮らしていると、日に何度も「可愛いな」と感じさせられます。もしも、人生のうちに「可愛い」と感じられる回数に限りがあるとしたら、そのほとんどを猫に充てることになってしまいます。 日々のストレスも、悲しみも、猫の可愛らしさに上書きされていくのです。 自分の感情を猫の可愛さに支配されたくない人は、猫を飼うべきではありません。 猫のにおいのトリコになる 猫はとてもきれい好き。ブラシのようにザラザラした舌で、しょっちゅう念入りに毛づくろいをしています。 ペットとして飼われている動物の中でも、においが少ないほうです。 とはいえ、体に近づいてかいでみると、香ばしいような独特のにおいがします。 そのにおいに病みつきになる飼い主も多くいます。猫の後頭部に頭をうずめて「くんくん」とかぐと、言葉にできない幸せが感じられます。 ただ、その様子は他人から見たら異様です。「猫のにおいをかいで気持ちよくなっている変な人」と思われたくない人は、猫を飼うべきではありません。 別れの時は必ずやってくる 医療の進歩や、フードの良質化などによって猫の平均寿命は長くなっている傾向にあります。 寿命は15年から20年ほど。中には25年生きる猫もいます。 ですが、人間と比べるととても短い命。別れの日がやってくることは避けられません。 毎日そばにいてくれた大事な家族を失う悲しみは計り知れません。終生責任をもって飼育し、別れを乗り越える自信がない人は、猫を飼うべきではありません。 猫と暮らす日々はかけがえのないもの 猫と暮らす日々は何よりもかけがえのないもの。その喜びは、実際に飼った人でないと感じることができません。 『猫を飼うべきではない理由』を知っても、その喜びを知りたい人は、猫を飼うべきです。 想像以上に素晴らしい毎日を、猫たちは与えてくれるはずです。 [文・構成/grape編集部] 「夕飯を作ろうと思ったら…」 立てなくなったワケに「爆笑」「意志を感じる」2匹の猫と暮らしている、飼い主(@kunyan_kainyan)さん。愛猫の1匹である、カイちゃんの写真に、12万件以上もの『いいね』が寄せられました。 マラソン大会でハプニング ランナーと一緒に走っているのは?「大笑いした」しれっと一緒に走ってる! マラソン大会に飛び入り参加した『ランナー』が? Share Post LINE はてな コメント
かつて犬は、日本で最も人気のあるペットでした。いまは、空前の『猫ブーム』。
自治体に登録が必要な犬と違い、猫が実際に飼育されている頭数は明らかになっていません。猫用品の売れ行きなどから、すでに「飼育されている頭数は犬を超えているのではないか」と推測されています。
ですが、『猫を飼うべきではない理由』はたくさんあります。そのわけを、「基本的な理由」と「感情的な理由」に分けてご紹介します。
1.猫を飼うべきではない基本的な理由
想像以上に手がかかる
散歩が必要な犬に比べて世話がラクで、飼いやすいとされている猫。とはいえ、毎日の餌やり、飲み水の交換、トイレの掃除…想像以上に世話に時間がかかるでしょう。
猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげたり、スキンシップを取ったりすることも必要です。
時間的な余裕がない人は、猫を飼うべきではありません。
大事なものを壊される
基本的に、現在では猫は室内で飼うことが推奨されています。外への出入りを自由にさせている飼い主もいますが、近隣住民に迷惑がかかることがあり、何より猫にケガや事故の危険があります。
ペットの飼育が認められている住宅で、室内から出さずに飼うべきです。
猫は家の中で、自由奔放に動き回ります。棚に置いてあるものは、もれなく落とされます。大事な持ち物をかじられることもあるでしょう。
クローゼットの中に隠そうにも、猫は開け閉めの隙を見て忍び込み、中を荒らします。
「猫のしたことだから」と許してあげられない人は、猫を飼うべきではありません。
金銭的に負担がかかる
飼育にかかる金額は、犬に比べると猫のほうが安価です。トイレの砂やキャットフードなどの選択を安価なものにすれば、月に1匹5千円程度でも飼うことができます。
反面、高級なフードを食べて育った猫は、安価なものに比べて病気になりにくいともされています。
おもちゃや猫が休める場所などにお金をかけてあげると、ストレスが溜まりづらくなり、病気のリスクを減らせるでしょう。
万が一病気をして動物病院にかかると、人間のように健康保険のない猫は膨大な治療費が必要になります。
猫の幸せと健康のために、お金を惜しまず使うことができない人は、猫を飼うべきではありません。
2.猫を飼うべきではない、感情的な理由
外出しづらくなる
一般的に想像されている以上に、猫は寂しがりや。飼い主が外出しようとすると、引き留めようとしたり、寂しそうに鳴いたりします。
外出中、「寂しい思いをさせている」という罪悪感で苦しくなることも。
飼い主が帰宅した際には「寂しかったよー」と体をすりつけてお出迎えをしてくれます。その姿を見たら、ますます家を空けづらくなるでしょう。
そして猫は安眠を誘う存在。外出を阻むばかりか、人を寝床へといざないます。「猫と一緒にベッドにいたら、夕方まで寝てしまった!」と休日のたびに後悔するかもしれません。
猫を置いて外出する、強い気持ちがない人は猫を飼うべきではありません。
猫に監視され、上から見下ろされる
犬が人間を『主人』や『友達』と慕ってくれるのに対し、猫は『自分が一番』。自己中心的な考え方をしているといわれています。飼い主のことを『餌をくれる大きな猫』や『しもべ』などと思っているという説も。
家にいる間じゅう、猫は飼い主がどんな行動をしているのか常に監視しています。
飼い主に夢中なのか…と思いきや、気分が乗らないと、つれない態度をとられてしまいます。
「なんだ、かまってくれないのか…」とガッカリさせられます。しかし、ふと気づくと…キャットタワーや高い家具の上から飼い主を見下ろしている猫の姿が。
「ははぁ~! 私はあなたのしもべでございます」…そんな気持ちになれない人は、猫を飼うべきではありません。
感情が猫でいっぱいになる
猫と暮らしていると、日に何度も「可愛いな」と感じさせられます。もしも、人生のうちに「可愛い」と感じられる回数に限りがあるとしたら、そのほとんどを猫に充てることになってしまいます。
日々のストレスも、悲しみも、猫の可愛らしさに上書きされていくのです。
自分の感情を猫の可愛さに支配されたくない人は、猫を飼うべきではありません。
猫のにおいのトリコになる
猫はとてもきれい好き。ブラシのようにザラザラした舌で、しょっちゅう念入りに毛づくろいをしています。
ペットとして飼われている動物の中でも、においが少ないほうです。
とはいえ、体に近づいてかいでみると、香ばしいような独特のにおいがします。
そのにおいに病みつきになる飼い主も多くいます。猫の後頭部に頭をうずめて「くんくん」とかぐと、言葉にできない幸せが感じられます。
ただ、その様子は他人から見たら異様です。「猫のにおいをかいで気持ちよくなっている変な人」と思われたくない人は、猫を飼うべきではありません。
別れの時は必ずやってくる
医療の進歩や、フードの良質化などによって猫の平均寿命は長くなっている傾向にあります。
寿命は15年から20年ほど。中には25年生きる猫もいます。
ですが、人間と比べるととても短い命。別れの日がやってくることは避けられません。
毎日そばにいてくれた大事な家族を失う悲しみは計り知れません。終生責任をもって飼育し、別れを乗り越える自信がない人は、猫を飼うべきではありません。
猫と暮らす日々はかけがえのないもの
猫と暮らす日々は何よりもかけがえのないもの。その喜びは、実際に飼った人でないと感じることができません。
『猫を飼うべきではない理由』を知っても、その喜びを知りたい人は、猫を飼うべきです。
想像以上に素晴らしい毎日を、猫たちは与えてくれるはずです。
[文・構成/grape編集部]