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新海誠の出身大学は? 「居場所がなかった」学生時代について告白

By - grape編集部  公開:  更新:

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アニメーション映画監督、小説家の新海誠(しんかい・まこと)さん。

アニメーション映画『君の名は。』や『天気の子』など、数多くの大ヒット作を生み出しています。

そんな新海誠さんの出身大学や学生時代のエピソードなど、さまざまな情報をご紹介します!

新海誠の出身大学は?

新海誠さんは1996年3月に中央大学文学部を卒業しています。

2016年10月に多摩キャンパスにて開催された「中央大学『第25回ホームカミングデー』」では、作品上映会とトークショーを行い、アニメーションに対する自身の思いや、制作の裏側、映画産業に対する考え方などを語っていました。

Cニュース 中大で新海誠監督がトークショー ホームカミングデー 「天気の子」「君の名は。」

新海誠さんはイベント後にツイッターを更新し、「みなさま、ありがとうございました」と感謝をつづっていました。

新海誠の大学時代はどんな感じだった?

新海誠さんは、同じく中央大学出身で、拡張現実と訳されるARの第一人者として知られる川田十夢(かわだ・とむ)さんと対談し、自身の学生時代について語っています。

僕は自分が何者になるのか考えていました。

でも、探していたわけではないんです。

探していたら何処かにたどり着けたかもしれませんが、そもそも何をしていいか分からない状態だった。

だから、自分は何が好きで、何をやりたいか知りたかったんでしょうね。

なんとなく若くて、足元を見ずに遠くばかり見ていました。

大学で探せばいろんなことがあったはずなのに、大学は所属している場所として1つあるから、もう1つ遠い所で何か見つかるんじゃないかと思っていたんでしょう。

どこで探してもきっと何か見つかったと思いますが、僕は塾でアルバイトをしていたので、そこでの人間関係とか生徒との関わりの中で、自分にとって大切なことが見つかるんじゃないかと思っていたと思います。

大学生の頃とか全身がスポンジみたいなものだから、1つひとつのコミュニケーションが次の人間関係に繋がったし、
大学でぼんやり「居場所がないな」って感じていたことそのものも、卒業後に就職したゲーム会社でのチーム作りやその先の映画作りに繋がっていると思います。

就職活動時は「モノは作りたい」とぼんやりとした気持ちで、ゲーム会社もその1社しか受けませんでした。

頑張ろうとしている学生のお手本には、ならないかもしれないですね。

中央大学グローバル人材育成推進事業 ーより引用

どこかぼんやりとした学生生活を送っていたという新海誠さんですが、自分自身を見つめながら過ごしていたことが分かります。

対談の最後には学生たちに「今、やるべきこと」についてメッセージを送っています。

大学生向けのメッセージにならないかもしれないですけど、今、抱えている感情、例えば浮かれている気分でもいいし、逆に不安や焦りでも、その抱えている感情をなるべく強く感じて欲しいと思います。

その記憶を内部にとどめ続けて欲しいな。

学生時代に思っている気持ちは、十夢君だったら浮かれていたのかもしれないし、僕だったら焦っていたのかもしれないですけど、その先の人生に通奏低音のように響き続けると思うんです。

必要に駆られて、その感情から引っ張ってきて何かをやり始める。

仕事でも何でも。

それをモチベーションにする人もいると思うし、僕みたいにあの時の焦りを作品のモチーフにする人もいると思う。

今、自分を支配している感情を強く持ち続けて欲しいと思います。

それが色々なものの種になるはず。

よくないのは、それを漠然と無いもののように、やり過ごしてしまうことなんだろうなと思います。

不安があったとしても、その気持ちを流してしまうともったいないなと思います。

中央大学グローバル人材育成推進事業 ーより引用

新海誠ってどんな人?

1973年に長野県で生まれた新海誠さん。

中央大学に進学し、卒業後はゲーム会社に就職しますが5年後に退社します。

その後、自主アニメーション制作に取り組むように。

2002年にたった1人で完成させた短編『ほしのこえ』が劇場公開されると「すごい才能!」「逸材が現れた」とアニメ業界を騒がせました。

ほしのこえ 予告編 (The Voices of a Distant Star)

2004年には初の長編作品『雲のむこう、約束の場所』を発表し、『第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞』を受賞。

その後も『秒速5センチメートル』や『星を追う子ども』、『言の葉の庭』などの優れた作品をコンスタントに制作し発表しています。

「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)

新海誠『星を追う子ども』予告編映像

『言の葉の庭』 予告篇 “The Garden of Words” Trailer

そして、2016年に公開された『君の名は。』が空前の大ヒットを記録。同作は興行収入250億円を突破し、日本映画の歴代興行収入5位に輝いています。

「君の名は。」予告

新海誠の最新作が気になる!

新海誠さんが手がけるアニメーション映画の最新作『すずめの戸締まり』が2022年11月11日に公開されます。

『すずめの戸締まり』特報

STORY

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。

彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、
まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、
古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、
開いた扉は閉めなければいけないのだという。

―――星と、夕陽と、朝の空と。

迷い込んだその場所には、
すべての時間が溶けあったような、空があった―――

不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。

すずめの戸締まりオフィシャルサイト ーより引用

2022年7月には、俳優の原菜乃華さんがヒロイン・岩戸鈴芽役の声を務めることが発表され、話題になりました。

制作発表の段階から「早く見たい!」という声が殺到している同作。新海誠さんの活躍とともに見逃せませんね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
Cニュース 中大で新海誠監督がトークショー ホームカミングデー 「天気の子」「君の名は。」@shinkaimakoto中央大学グローバル人材育成推進事業ほしのこえ 予告編 (The Voices of a Distant Star)「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)新海誠『星を追う子ども』予告編映像『言の葉の庭』 予告篇 "The Garden of Words" Trailer「君の名は。」予告『すずめの戸締まり』特報【2022年11月11日(金)公開決定】すずめの戸締まりオフィシャルサイト@suzume_tojimari

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