「鑑賞予定の皆様へ」 新海誠監督最新作の映画が作品中身について『注意喚起』
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新海誠、代表作の聖地に訪れる ファンからは「懐かしい」「切なさが募る」の声アニメ映画監督の新海誠がXに公開した写真に4万件以上の『いいね』が寄せられ、話題となっています。「ちょっと久しぶりに通りました!」というひと言とともに写っていたのは、とある夜道の風景で…。

新海誠、突然の報告に12万『いいね』 「懐かしい!」「何度も訪れたくなります」2016年に全国公開され、社会現象を巻き起こしたアニメーション映画『君の名は。』。公開から約8年が経過した2024年12月現在も、作品に縁のある土地を訪れる、いわゆる『聖地巡礼』を行うファンは多いでしょう。『君の名は。』の生みの親である、新海誠監督がXに公開した1枚に、12万件を超える『いいね』が寄せられています!
2022年11月11日に公開される、新海誠監督の最新アニメ映画『すずめの戸締まり』。
日本各地に点在する廃墟を舞台に、災いのもととなる扉を1人の少女が閉めるため冒険に出かける物語です。
『君の名は。』『天気の子』など、数多くのヒット作品を手掛けた新海監督の最新作なだけあって、SNSでは公開前から注目を集めています。
『すずめの戸締まり』についての注意喚起
同年10月22日、『すずめの戸締まり』のTwitterアカウントは、鑑賞予定の人々に向けた『注意喚起』を明かしました。
注意喚起は、作品の中身を一部明らかにするもの。公開前に、予告以外で作品の中身について公式に明かすのは異例ともいえます。
それは、かつて大災害が起きた日本ならではの内容だったのです。
2011年3月に発生した、『東日本大震災』。
最大震度7の大きな揺れだけでなく、東北地方を中心に津波が襲うなど、『未曽有の災害』と呼ばれました。
『東日本大震災』の発生以降も、大きな地震が日本各地で起きています。
大きな揺れが起きると予想される際に、気象庁から『緊急地震速報』がテレビやスマートフォンなどに流れることも。
地震や『緊急地震速報』の音に恐怖心やトラウマとなった体験を思い出す人もいるため、『すずめの戸締まり』のTwitterアカウントは、あらかじめ鑑賞予定の人々に注意喚起を行ったのです。
同作品が発信した『注意喚起』は、大きな反響を呼びました。
・「知りたくなかった」という人もいるけど、実際に地震や『緊急地震速報』の音が苦手な人もいるから、これはむしろ親切な発表なんじゃないかな。
・この事前周知は助かります!教えていただきありがとうございます!
・これはいい注意喚起ですね。早く見に行きたいです!
過去、災害に遭った経験などで地震や、『緊急地震速報』の音が苦手だと感じる人は、一定数います。
そうした人たちに、『すずめの戸締まり』のスタッフは配慮したといえますね。
[文・構成/grape編集部]