住人が引っ越した後の家で見つかったのは…「怒りが込み上げる」「かわいそうに」
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引っ越しをする時は、誰もが忘れずに大切なものをもっていくでしょう。
しかし、中には大切な『家族の一員』を置いていく人がいるようです。
アメリカのミズーリ州にある動物保護施設『ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス』に、「空き家に犬がいる」という通報がありました。
連絡をしてきたのは家主さんで、その家の住人は1週間ほど前に引っ越していました。
そして、信じられないことに、愛犬を連れていかなかったのです。
家主さんは、犬が置き去りにされていることを知らされておらず、1週間後に見つけました。
しかし、犬が怖くて家の中に入れなかったため、『ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス』に助けを求めたのです。
階段で生き延びていた犬
施設のスタッフのドナさんが家の中に入ると、まるで「助けて!」と叫ぶような鳴き声が聞こえてきました。
鍵のかかったドアを開けると階段があり、オス犬がいました。
ドナさんは犬を怖がらせないように、食べ物をあげながら少しずつ近付き、時間をかけてやっと捕まえました。
犬は怯えていて、混乱している様子。なぜ自分が飼い主に捨てられたのか、分からないのでしょう。
それでも犬は、ドナさんたちを信用しようとしていました。
そして、動物病院に到着すると、犬はすっかり心を開き、その場にいる全員にキスをしてきたそうです。とても人懐っこくて愛情深い性格だといいます。
フレオンと名付けられた犬は、保護されてから約1か月後に里親が決まりました!
フレオンのストーリーには「かわいそうに。心が痛むよ」「なぜこんなひどいことができるのか。怒りが込み上げる」「この犬に最高の未来が待っていますように」などの声が上がっています。
ドナさんに連れられて外へ出た後、フレオンは家のほうを振り返り、しばらく動こうとしませんでした。
おそらく「ここにいたら飼い主が戻って来るかもしれない」という希望をもっていたのでしょう。
階段にドッグフードと水が置いてあったため、フレオンは生き延びていました。しかし、家の中はとても暑く、かなりノドが渇いていたようでした。
もしあのまま誰にも見つからなかったら、いずれ食べ物と水はなくなり、フレオンの命も尽きていたと思われます。
どんな事情があろうと、ペットを置き去りにすることは無責任としかいいようがないでしょう。
本物の『家族』ができたフレオンが、これからは一生大切にされて過ごせることを願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]