【『アトムの童(こ)』最終回】ここが見どころ!アトムの童(こ)ロスなあなたに送る!名シーン3選
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ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。
2022年10月スタートのテレビドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。
毎週日曜の夜を賑わせていた『アトムの童(こ)』が2022年12月11日に、ついに最終回を迎えた。
何かに夢中になる人間の熱量はもの凄い。TBSの日曜劇場はそんな熱い『ものづくり』の精神を教えてくれるドラマだ。
また今回、作品のテーマとなった『ゲーム』は、大人から子供まで性別問わず楽しめるコンテンツであり、その可能性を大いに感じさせてくれるものとなった。
山崎賢人の熱いプレゼンと松下洸平の信頼のまなざし
最終回はSAGASの運命を決める株主総会から始まる。しかし、会場に向かう直前に警察が現れ、顧客データの不正使用の疑いで興津は任意同行となった。
興津がいないことにも動じず、マイクを取った那由他(山﨑賢人)が壇上に上がり、話し始める。
私が驚いたのは、最終話の30分間が株主総会に使われたことだ。だが、ここが最終回の見どころの全てだろう。
いつもと違うかっちりとしたスーツに身を包み、真剣な表情をした那由他がとても頼もしく思えた。
そして、どんな想いでゲームを作っているのか、どんな可能性を感じているのか、その熱量に改めてグッと心を揺さぶられたプレゼンであった。
感情で動く那由他と、冷静で論理的に行動する隼人。一見、対照的な二人がずっと通じ合っていたのは、このゲームに対する『想い』が同じだったからだと思う。
伊原を連れてきた隼人(松下洸平)のまなざしは、「那由他ならやってくれるよな」という託されたものを感じた。
たっぷり尺をもたせた株主総会だが、山﨑賢人と松下洸平の表情だけの演技でこのシーンがさらに濃いものとなったことを確信している。
改めて、山﨑賢人の顔立ちは美しすぎるし、松下洸平の真剣な顔はときめくものがある。そんな二人が本気の演技で魅せたシーンは、日曜劇場らしい素晴らしいものとなった。
『アトムの童(こ)』ロスなあなたへ送る!筆者が選ぶ名シーン3選
『アトムの童(こ)』が終わってしまい、ロスになっている方もいるのではないだろうか。
そんな方はぜひ、このコラムで筆者の選ぶ名シーンと共に『アトムの童(こ)』を振り返っていただきたい。
【名シーン1】第2話:ジョン・ドゥの友情を初めて見たシーン
SAGASで働いていた隼人に、那由他が6年越しに想いを打ち明けるシーン。
「馬鹿だなお前!俺がここにいるだろ!また一緒に作ればいい。癪(しゃく)だけどさ、俺、お前と一緒に作ってる時間が一番楽しいんだよ。」
「俺はもう一回、隼人と一緒に作りたい。お前じゃなきゃダメなんだよ!」
まるで恋人がヨリを戻すときかのようなグッとくる台詞…。もう一度、あのシーンを思い出したい方はぜひ第2話コラムを!
【『アトムの童(こ)』第2話】コラムへ
そして、さらにエモいのが最終回直前。同じように橋の上で、今度はSAGASへと行こうとする那由他を隼人が止めるという、第2話と構図が真逆になっていたのである。
最終回直前で第2話を思い出した瞬間であった。
【名シーン2】第5話:悪役顔に拍車がかかるオダギリジョー
ドラマ中盤で光っていたのは、悪役に徹していたオダギリジョーの演技。最も印象的なのは最後のシーンだろう。
獣のように吠える、オダギリジョーだった。まるで虎が威嚇するような表情はこれからの展開をワクワクとさせた。
【アトムの童(こ)第5話】コラムへ
しかし、ドラマが終盤に差し掛かるに連れ、興津の優しさと人間味を見せてくれたのは非常によかった。
最終回では那由他と作ったゲームがeスポーツの競技として正式採用され、晴れやかな終わりを迎えることができたことも、このドラマらしい素敵な締めくくりである。
【名シーン3】第6話:アトムの再スタートと華麗なタイトル回収
初回から『アトムの童(こ)』ってなんだろう?と疑問を抱かされ、気が付けば第6話まできていた時、那由他と隼人は新しく作ったゲームを売り、アトムの土地を再び取り返した。
一時は興津によってすべてを奪われたが、『ゲーム』という彼らの圧倒的な武器で取り返したところもジョン・ドゥのかっこいいところである。
そして自らの手で取り返した新生アトム玩具に海が名付けた社名。それが『アトムの童(こ)』であった。
ここから巻き返すぞ!そんなメラメラとした勢いを感じたシーンである。
もう一度、あのシーンを思い出したい方はぜひ第6話コラムをご覧ください!
【アトムの童(こ)第6話】コラムへ
以上『アトムの童(こ)』振り返り、名シーン3選でした!
ぜひ「このシーンも忘れられない!」という方は引用リツイートやコメントで教えていただけるとありがたいです。
アトムのメンバーの熱い想いを感じ、夢中になったこの3ヶ月間は私たち視聴者にとってもかけがえのない時間となりました。
今年の最後に素敵な作品に出会えたことに感謝します。
また、コラム連載に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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[文・構成/grape編集部]