人間に虐待され、衰弱した小さな命。やがて子猫は微笑むように
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2015年4月26日、帰宅中のとあるカップルは思いがけない出会いを果たしました。
家の前に、怪我を負った一匹の子猫が…
横たわっていたのは、生後およそ一週間であろう子猫。目と口のまわりを出血していたうえ、目を開けることすらできない重体でした。
「怪我をしたから、お母さんに捨てられてしまったのかも…」
そう思った二人は、この子猫を家で保護することにしました。
すぐに動物病院へ連れて行こうとするも、運悪くその日は定休日。二人はひとまず、子猫の顔についた血を拭いてあげることに。
「お願い、明日までなんとか生き延びて…」
この子猫を『ペニー』と名付けた二人は、水を与えながら朝まで看病を続けました。
次の日、ペニーを動物病院で診てもらうと…
診察の結果、怪我の原因は『顔の右側を人間に強打された』ことだと判明。
「目が開くことができないうえに、とても充血しています。このままでは危ないかもしれません」
獣医にそう告げられ悲しみに暮れるも、二人は決して諦めませんでした。動物保護団体と獣医のアドバイスを元に、治療を施し続けました。
そして二人の愛を受けたペニーは、徐々に回復の兆しを見せ始めます。
3週間後、ついに目が開くようになったペニー
ほんの少しづつでしたが、ペニーは生きる力を取り戻していきました。
怪我のせいで、口の右端が上がった形になってしまったペニー。
しかし、二人は笑顔でこう言ったのです。
「まるでニヤッと笑っているようでイイ表情!なんて魅力的なんだ!」
確かに、笑っているように見えてかわいらしいですね!
徐々に元気を取り戻し、ミルクも飲めるように!
おそらく怪我を負った時に、右上の歯を失ってしまったペニー。しかし元気にご飯を食べたり、ミルクを飲んだりすることができるようになりました。
先輩猫の『エデン』とじゃれあう姿も
2匹は大の仲良しなんだとか。その姿は、まるで兄弟のようです。
そして現在、元気なおてんば猫に成長!
出会いから8ヶ月、今では丸々としたかわいらしい猫に!すっかりおてんばに育ち、毎日遊びまわっているようです。
カップルの大きな愛と優しさのおかげで、すっかり元気になったペニー。これからも家族とたくさん遊んで、幸せな人生を送ってね。