ボロボロになった『うまい棒』を手に悲しむ孫 祖父が、愛する孫のため立ち上がる!
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1979年に発売されてなお、幅広い世代から愛されている駄菓子の『うまい棒』。
これまでに60種類以上のフレーバーが展開されている同商品は、税別12円という衝撃の安さと安定のおいしさで、多くの人を笑顔にしてきました。
粉々に砕けた『うまい棒』を手に、悲しむ孫を見て?
サクッとした食感がクセになる『うまい棒』ですが、バッグの中やほかの荷物と入れた結果、開封前にボロボロになることもしばしばあります。
業務用アルミケースメーカーである、アクテック株式会社の男性社員も、そんな悲しい場面を目にした1人。
幼稚園に通う孫が、幼稚園のお楽しみ会でもらった『うまい棒』を食べようと、通園バッグから取り出すと、中身が粉々になっていたのです。
変わり果てた『うまい棒』を手に、悲しむ孫。ケース作りのプロである社員は、愛する孫のため立ち上がりました!
『うまい棒』の専用ケースを独自に製作
『うまい棒』の専用ケースを作ることを決心した社員。
『うまい棒』を入念に採寸し、アルミ板を加工して組み立てたり、錠前・蝶番を取り付けたりし、着々と作業を進めます。
クッション材で『うまい棒』を安全に保護、保管することができる、『うまい棒ケース』を作り上げたのです!
内装にベロア調素材を巻くことで高級感がプラスしたとあり、見た目もおしゃれですね。
『うまい棒ケース』は、高さ70cmから、あらゆる角度での落下試験も実施。
また、レーザー加工によって『うまい棒』のロゴが施された、素敵な仕上がりになっています。
SNSで拡散した結果、まさかの奇跡が
でき上がったケースを手に、「老若男女問わず同じ経験をしているはず」と考えた社員。
メルマガやSNSで情報を発信したところ、多くの人から共感を得たそうです。
人々の期待に応えるため、クラウドファンディングを思い立つ社員ですが、販売元である、お菓子メーカーの株式会社やおきん(以下、やおきん)に許可を取る必要がありました。
「勝手にこんなものを作って」と叱られるのではないかという不安と、「喜んでもらえるかもしれない」という期待が入り混じった心境で、やおきんの担当者に『うまい棒』ケースを見せることに。
すると、やおきんの担当者は「加工がすごくキレイ」などと『うまい棒ケース』を褒め、クラウドファンディングの開始はおろか、『公式グッズ』として製作できる契約を結ぶことになったのです!
孫想いの社員が起こした奇跡のストーリーに、SNSでは喜びの声が上がっています。
・『うまい棒』と孫への愛を感じます。素敵だなあ。
・面白すぎる!欲しい…。
・厳重すぎて、食べていた『うまい棒』を吹いてしまった。
『うまい棒ケース』は、クラウドファンディングサイト『GREEN FUNDING』にて、2023年6月14日から支援が開始されています。
目標の5万円に対し、同月15日18時時点での支援総額は…なんと約99万円!
社員の熱い想いに胸打たれた人や、純粋に『うまい棒ケース』が欲しい人が集まっているようです。
『うまい棒ケース』の存在によって、粉々になった『うまい棒』に嘆く人は、今後少なくなるのでしょう…!
[文・構成/grape編集部]