多くの人が感動した『卒業式へ向かう学生』の写真 最高の結末が待っていた
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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2018年5月、卒業シーズンのアメリカで撮影された、ある学生の写真がSNSで注目を集めました。
写っているのはアラバマ州の高校生、コリー・パトリックくん。この日、卒業生が着るガウンをはおってバスで通学していた彼を、バスの運転手が撮影して自身のFacebookに投稿したのです。
たった1人で卒業式に向かう少年
アメリカの卒業式は、家族や友人たちが大勢お祝いにかけつけることが一般的です。
そんなアメリカで、早朝のバスに乗って1人で卒業式へと向かったコリーくん。それには理由がありました。
コリーくんは地元のテラント市立校に小学4年生から通っていました。しかし高校の最終学年の途中で、家族と共に20km以上離れた町に引っ越すことになったのです。
コリーくんの家族は車を持っていません。でも彼は長年一緒に過ごしてきた友人たちや先生と一緒に卒業したいという思いが強く、転校を拒否。その結果、彼は毎朝4時30分に起きてバスに乗り、通学することに決めます。
そして念願かなったコリーくんは、親しい仲間たちと一緒に卒業することができました。
少年を祝福する声が殺到 そしてサプライズが
バスの運転手がFacebookに投稿した写真には、コリーくんの卒業を祝福するコメントが殺到。たちまち多くの人にシェアされます。
するとその写真を見たコメディアンのリッキー・スマイリーさんがコリーくんの忍耐強さに感銘を受け、彼を自分がDJを務めるラジオ番組に招待。そこでビッグなサプライズを明かします。
リッキーさんはラジオ局の仲間と協力してお金を集め、コリーくんに車をプレゼントすることにしたのです!
リッキーさんと初めての自分の車を前に、ちょっぴり緊張している様子のコリーくん。現在は運転免許を取得するために勉強中だそう。
今後は奨学金を得て、大学へ進学することが決まっているということです。そのことからも彼はとても優秀な学生だということが分かります。
毎朝4時半に起きて通学することは決して簡単なことではなかったでしょう。しかし、人知れず努力する姿は誰かが見ていてくれるものです。
SNSと見知らぬ人たちの支援によって生まれた、素晴らしいストーリー。頑張り屋のコリーくんはきっとこの喜びを胸に、立派な大人に成長していくことでしょう!
[文・構成/grape編集部]