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海援隊の『贈る言葉』は卒業ソングじゃなかった!? その誕生秘話が甘酸っぱい

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:(C)ORICON NewS inc.

暮れなずむ街の 光と影の中

1979年のリリース以来、卒業式の定番曲としてよく歌われていた、海援隊の『贈る言葉

最近は少なくなってきていますが、まだ卒業式で使われることがあるようです。

名曲が受け継がれているのかなと思うと、なんだか嬉しい気持ちになりますね。

金八先生の主題歌

贈る言葉は大人気ドラマ「3年B組金八先生」の第1シリーズの主題歌でした。

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出典:Amazon

3年B組金八先生の最終回は39.9%という高視聴率をたたき出し、武田さん扮する金八先生が生徒一人一人に手紙を読むシーンは、多くの人の心を打ちました。

贈る言葉のレコードは100万枚を売り上げる大ヒット。1980年の第22回日本レコード大賞では、作詩賞を受賞しています。

それ以来、贈る言葉は卒業式の定番ソングとして、多くの卒業生たちに親しまれてきました。

そんな贈る言葉ですが、実は卒業ソングでないことをご存知ですか?この曲には、武田鉄矢さんの甘くて苦い気持ちが込められているのです。

みじめな思い出が美しい歌詞に

2013年、武田さんが東京・渋谷区の代々木ゼミナールで特別講義を行った時のこと。

武田さんは受験生約100人の前で、贈る言葉の誕生秘話を明かしました。実は贈る言葉は、武田さんの苦い失恋の思い出から生まれたものだったのです。

大好きだった女性との別れを、苦笑いを浮かべながらこう語っています。

天神という博多の繁華街で、恋した女性に求めすぎちゃってね。女性からの別れの言葉は『大きい声、出すよ』でした。ほとんど刑事事件ですよね

産経ニュース ーより引用

その人が去っていく後ろ姿をじっと見つめた。何十年かたつと、みじめな思い出が美しい歌詞になっていました。人生とは、そういう味わい深い物語であります。

産経ニュース ーより引用

大好きな人との別れに、惨めな思いをしたその経験が、こんなにも心に刺さる深い歌詞になっているんですね。

この誕生秘話を知って改めて聴くと、武田さんの当時の気持ちがよくわかると共に、人生の味わい深さを感じられます。

悲しみや寂しさ、しかしそれだけではない情緒あふれる歌詞。贈る言葉、情景を浮かべながら改めて聴いてみてくださいね。

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出典
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